hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

アンサンブルコンテスト一日目

2007-01-13 20:17:25 | 日常
今日は東京都中学校アンサンブルコンテスト審査を行なってきた。
編成別にまとめているため、今日は金管四重奏、金管五重奏ばかりを聴いた。

金管楽器はとてもアナログな楽器なのだと、一日中聴いて感じた。
音程をつくりだすことや、そもそもその音に行き着くことも容易ではない。

そして、そもそも発音体は唇なので、決して金属的な音が出るわけではなく、楽器から出てくる音は声と同じで、個性的だということもわかった。

木管楽器と比べ、構造はとてもシンプル。
楽器を操り、良い演奏ができるかどうかは自分の技術と音感次第。
器楽奏者として至極当然のことではあるが、サックスばかりやっていると、そんなこと忘れそうになるときがあるのだ。

とても上手な学校が演奏したあとには、聴いていた他の学校の生徒たちがどよめき、感動した様子がこちらにも伝わってきた。
同年代の良き演奏は、何よりも大きな刺激になったことだと思う。

明日はサックスばかりの日になるそうだ。