hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

洗足高校授業2011年度(第14回)

2011-09-30 23:52:33 | 洗足
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授業メモ
・視聴CD:Pierre-Max Dubois: Concerto (sax: 佐藤渉)
・3度の平行音階(16分音符):C,a,F,d,G,e
・De la Justesse d'Intonation (J.M.Londeix):3ページ目まで
・L.Blément: 20 Études Mélodiques No.5
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今日は洗足通常レッスンの日だった。
木曜日の藝大レッスンは来週からということもあり、今日は余力たっぷりで朝から高校の授業、レッスンファンファーレバンドの練習、レッスンとフル活動してもまだ余力が残っているほどだった。

写真は授業が始まる前の談笑のひととき。

戦い

2011-09-28 19:52:06 | 洗足
今日は洗足高校音楽科の前期実技試験だった。

昨年から音楽科は生徒募集停止となり、2、3年生のみで、管楽器はふた学年合わせても十数名となってしまった。

生徒達にとっては成績に関わるだけではなく、11月の音楽科定期演奏会への選抜、また3年生は大学への推薦にも関わる大事な試験だった。

改めて一人ひとりの演奏を聴いたが、音楽科なので毎週のレッスンを中心に演奏系の授業や楽典、ソルフェージュ、音楽史等、音楽の授業が豊富なので、皆高校生かと見紛う程のレベルの高さだったが、とは言えやはり高校生なので、その取り組みには温度差があるようにも感じてしまった。

多感な時期でもあるので、皆やはり大なり小なり色々な不安や悩みと戦っているのかもしれない。

私も高校生だった頃は、勉強や生活に対して自暴自棄に陥っていた。
今になってふり返ると、もっと勉強しておけば良かったとは思うのだが、やはり当時は限られた世界の中で戦っていたっけと思い出した。

写真は洗足の中庭のベーグル屋さんの前で。

史跡めぐり

2011-09-27 18:14:31 | 尚美
今日も尚美に行き、クラリネットの試験を聴いた。
クラリネットの先生に伊藤圭先生、大浦先生がいらしていたが、人数が足りなかったので波多江先生と私が助っ人として参加。
初めての経験だった。

ウェーバーをたくさん聴いて、クラリネットの学生は改めてサックスとは違ったメソードで学んでると感じた。

古典的なレパートリーから始めて行くのは当たり前のことだが、そういえば私も鎌倉で育った幼少の頃、毎年の遠足は当たり前のように鎌倉の神社仏閣を巡る史跡めぐりだったことを思い出し、今でこそ興味津々だが、あの頃は退屈していたなと思い出しながら聴いていた。

今日もやっぱり難しいなと感じた一日だった。

フェルマータ

2011-09-26 22:24:27 | 尚美
今日は尚美の実技試験だった。

皆、暗譜で緊張しつつも一生懸命演奏していた。
独奏曲を初めて披露する一年生も多かったのではと思うが、とは言え例年と比べてレベルがずいぶん上がったように感じた。

最近の私は時間があまり無い中で、学生がちゃんと考え及ぶ前に、技術的なことや手段ばかりをレッスンで話してしまっているような気がする。

技術的なことは音を出している時が大事かもしれないが、音楽や芸術的なことは、むしろ音を出していない余白だったり、音をのばしている時が大事といえるかもしれない。

例えばフェルマータは「長くのばす」のではなく「止まる」ということで、基本的にはそれまでのエネルギーの大きさに比例して長さが決まる。
終えるためのフェルマータだったり、次に進むためのフェルマータだったり、フレーズがフェルマータに向かっていたり、フェルマータがフレーズを迎えていたり。

難しいなと感じた一日だった。

バリオで

2011-09-24 21:57:33 | 尚美
今日は洗足で補講をした後、尚美へ。

バリオホールで行われていたバンドの練習に参加した。
尚美の学生たちとシエナウインドオーケストラのメンバーが数名加わったバンドで、天野正道さんの作品を演奏させていただく。

ハイグレード試験

2011-09-22 23:50:02 | 尚美
尚美ではいよいよ実技試験が始まった。

今日はバリオホールに於いて、ハイグレード試験が行われ、ハープ1名、サックス3名、ユーフォニウム1名、トランペット1名、計6名の学生の演奏を聴いた。

すべて4年生だったが、数年前はラクールのエチュードを一生懸命練習していた学生たちが、今では後輩から憧れられる本当に頼もしい先輩になっていて私も嬉しかった。

全員サッカー

2011-09-21 21:41:33 | 日常
今日は台風15号上陸の影響で、予定していたフェスティバル実行委員会の会合も明日に延期となった。

思いがけず出かける用事も無くなったので久しぶりに自宅で練習。
次の本番に向けて新しい曲に取り組んでいる。

終盤のアルペジオが美しい曲だが、ムルティフォニーが激しく右手親指も運指に参戦。
ファゴットほどの忙しさではないと思うが、そのような動きを想定していない楽器なので、やはり難しい。

まるでキーパーが前線に躍り出て点を取りに行くような気分で、全員サッカーで臨んでいきたい。

かっとばし

2011-09-20 23:34:41 | 日常
今日は尚美で補講。
実技試験前最後のレッスンだった。

ピアニストにもお越しくださり、皆緊張しつつもがんばって演奏していた。

学校に来る前、郵便局に寄ろうと思い、東京ドームシティ郵便局へ。
ここはローソンと共に共同出店している珍しい郵便局だ。

そのローソンとの境界線あたりに、更にお箸の出店が出ていた。


そこで売られていたお箸に「折れたバットからリサイクルしてつくられた箸」というものがあり、とても興味をそそられて見ていたところ、「今ならお名前を入れますよ。」と声をかけてくださり思わず購入してしまった。


各球団のロゴや箸の長さ等、種類も豊富で、元々この出店は兵左衛門の箸専門店「にほんぼう」というお店なのだそうだ。

うさぎうさぎ

2011-09-19 21:53:08 | 日常
今年は卯年の年男だからなのか、方々からウサギにちなんだいただきものが多い。

写真は先日、楽器選定をした生徒さんからいただいた自由が丘「蜂の家」の和生菓子「うさぎうさぎ」。

前姿。


しっとりとした生地にはさつまいもを使用しており、中はなめらかな小豆あん。

後姿。

凝ったので

2011-09-18 21:10:09 | 日常
自宅で練習中、左肩と首に痛みを伴ったコリにに襲われたため、夜になって急遽近くの温泉へ。

今年4月にオープンした横須賀の湯楽の里に来るのはもう3度目なので、今度行く時には回数券を買おうかと思っている。

パブリック施設も充実していて、そこで目にとまったのがマッサージコーナー。
私としては珍しく人の手をかりてほぐしていただくことにした。

案の定、「コリがひどい」といわれたが、これはおそらく職業病だろう。
この数日、ずっと譜読みもしていたので、目から来るコリもきっとあると思う。

チラシが

2011-09-17 23:55:30 | 日常
先日、藝大の階段の踊り場に貼られていたチラシ。

最近のチラシはA4サイズが主流の中で、B5サイズはとても新鮮で、写真やデザインにも力がある。
大城先生はこのリサイタルを第一弾として、今後色々な活動を展開していきたいと考えているそうで、とても楽しみだ。

院試

2011-09-16 23:50:08 | 藝大
今日は藝大大学院修士課程入試の実技の日だった。

サックスは第2ホールで、試験曲は課題曲にイベールの小協奏曲、それと自由曲を一曲という内容だった。

おそらく毎年同じように続けられているものなのだが、私にとっては初めての経験で、独特の雰囲気に必要以上に神経を使い(その割には採点する以外、何もしなかったが)とても疲れてしまった。

これからの日本サックス界を担う学生たちに何をどの様に導いて行けば良いのか。
これまでにも決して考えていなかったわけではないが、これからもその重責を背負っていることを肝に銘じておかなければ。