hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

下唇の巻き込み

2007-01-19 22:01:42 | sax関係
今日は洗足で高校の授業と副科の補講。
高校生は28日に定期演奏会を控え、そのパート練習を行なった。
バッハのカンタータやフラッシング・ウィンズなど、古今の名曲を吹奏楽で演奏するそうだ。


昨日の続きになるが、練習していて気がついたことがもう一つある。
それは、下唇の巻き込む加減で、実は私は極端に巻き込みが浅い。

おそらく学生の頃、あぶら取り紙を5回折って使用していたためで、少し厚手だった分、巻き込みを浅くして対応していたのだと思う。
今では、あぶら取り紙を4回折って使用していて、標準的な巻き込みにしようと試みていたのだが、唇が痛くなったり、音が不安定になったりしていたのだ。

あぶら取り紙は4回折りの方が、息の入り具合、倍音の加減などがちょうど良く、これを変えずに、巻き込む加減で対応しようとしていたのだが、結局巻き込む加減も今までどおりにするのが一番良かった。

結果的にやや音が鋭くなったような感じになったが、コントロールしやすく、何より下唇の痛みが無くなった。

今では息のスピードだけでリードを振動させている感じ。

奏法は試行錯誤しながら、少しずつ変えているが、根本的な部分は変わらない。
逆に言えば、外的な変化に対し、根本的な部分を変えないために、表面的な部分を少しずつ変えているのかもしれない。

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