今日はアクタスでバリトン・サックスの選定を行なってきた。
吹き慣れない楽器なだけに、個体差がわかるかどうか心配だったが、結果的には吹き慣れていないが故に個体差には敏感だった。
楽器、マウスピース(購入者のご要望で「D」を選定)をあっという間に選定。
今日は楽器選定のポイントを大まかに箇条書きにしてみた。
なお私の手順どおりに並べている。
楽器本体
・全体の吹き心地。
・キーの押さえやすさ。
・音程の癖(開放の音、高音域など)
一番高価な部分だが、その後の調整やメンテナンスでどうにでもなる部分。
しかしネックと同様に、メッキやラッカー、また金属の状態から先天的に音抜けが良かったり悪かったりする。
その後、吹き込んでいけば、金属そのものが奏者の癖に合わせて良く響くように分子レベルで変化していくそうだ。
その変化が「音抜け」なのではないだろうか。
ネック
・音色(倍音の出やすさ)
・抵抗
音色に大きくかかわる部分。
ここだけ金メッキや純銀など、仕上げを変えてみるのも面白い。
マウスピース
・真ん中の「ド」を中心に、さらっと音階を吹き、その吹き心地を確認。
息の入りやすさ、抵抗の度合いなど確認。
・音色(ネックよりも直接的に感じる)
マウスピース選びのポイントは一つのマウスピースを長時間吹かないこと。
なぜなら自分自身がマウスピースに歩み寄ってしまうからだ。
合わないと感じるマウスピースは息を入れた瞬間にわかる。
リガチャー
・装着感、フィット感。
・中音域を中心にタンギングする。
・音の立ち上がり、音色。
リガチャーはリードの振動にかかわるものだが、振動してしまえばどれも大差なく、振動し始め、つまり音の立ち上がりに大きく影響する。
そのためにはタンギングしてみると個体差がわかりやすい。
以上。
その後、この機会に便乗して、選定したバリトン・サックスを少し拝借し自分自身の為にマウスピースを選定した。
今までバリトンだけ6Rを使用していたのだが、以前からバンドレンが欲しかったので、B35を出してもらった。
B35は初めて試したが、アルトやテナーと同じように音が出たので驚いた。
今までバリトンだけ吹き心地が違うと感じていたのは、マウスピースのメーカーが違った為だったのだ。
ソプラノからバリトンまでマウスピースのメーカーを揃えると、奏法が一貫したものになるのかもしれない。
引き続きオプティマムリガチャー(GP)も選定。
これもソプラノからテナーまで使用しているが、このリガチャーのプレッシャープレートはソプラノでもテナーでも一貫したサイズなのに対し、バリトンのそれは第1プレート(縦波)だけ形が違っていた。
またプレッシャープレートにも個体差があることに気がついた。
同じ第1プレートでもそれぞれに少しずつ反応が違う。
これを1枚ずつ試していたらずいぶん時間が経ってしまった。
パリのバンドレン本社ではリガチャーの選定などさせてもらえない。
日本ではたとえリガチャーでも選定させていただけることが大変ありがたい。
また私はバリトン・サックスを持っていないので、吹いていてマウスピースだけでなく、楽器も欲しくなってしまった。
ここ数年、私はバソンの作品に興味があり、またこの音域にとても興味があるのだ。
12/23,24のサクソフォーン・フェスティバルでは洗足教員アンサンブルでバリトンを吹くが、これから少しずつレパートリーを作っていきたいと思ったひとときだった。
吹き慣れない楽器なだけに、個体差がわかるかどうか心配だったが、結果的には吹き慣れていないが故に個体差には敏感だった。
楽器、マウスピース(購入者のご要望で「D」を選定)をあっという間に選定。
今日は楽器選定のポイントを大まかに箇条書きにしてみた。
なお私の手順どおりに並べている。
楽器本体
・全体の吹き心地。
・キーの押さえやすさ。
・音程の癖(開放の音、高音域など)
一番高価な部分だが、その後の調整やメンテナンスでどうにでもなる部分。
しかしネックと同様に、メッキやラッカー、また金属の状態から先天的に音抜けが良かったり悪かったりする。
その後、吹き込んでいけば、金属そのものが奏者の癖に合わせて良く響くように分子レベルで変化していくそうだ。
その変化が「音抜け」なのではないだろうか。
ネック
・音色(倍音の出やすさ)
・抵抗
音色に大きくかかわる部分。
ここだけ金メッキや純銀など、仕上げを変えてみるのも面白い。
マウスピース
・真ん中の「ド」を中心に、さらっと音階を吹き、その吹き心地を確認。
息の入りやすさ、抵抗の度合いなど確認。
・音色(ネックよりも直接的に感じる)
マウスピース選びのポイントは一つのマウスピースを長時間吹かないこと。
なぜなら自分自身がマウスピースに歩み寄ってしまうからだ。
合わないと感じるマウスピースは息を入れた瞬間にわかる。
リガチャー
・装着感、フィット感。
・中音域を中心にタンギングする。
・音の立ち上がり、音色。
リガチャーはリードの振動にかかわるものだが、振動してしまえばどれも大差なく、振動し始め、つまり音の立ち上がりに大きく影響する。
そのためにはタンギングしてみると個体差がわかりやすい。
以上。
その後、この機会に便乗して、選定したバリトン・サックスを少し拝借し自分自身の為にマウスピースを選定した。
今までバリトンだけ6Rを使用していたのだが、以前からバンドレンが欲しかったので、B35を出してもらった。
B35は初めて試したが、アルトやテナーと同じように音が出たので驚いた。
今までバリトンだけ吹き心地が違うと感じていたのは、マウスピースのメーカーが違った為だったのだ。
ソプラノからバリトンまでマウスピースのメーカーを揃えると、奏法が一貫したものになるのかもしれない。
引き続きオプティマムリガチャー(GP)も選定。
これもソプラノからテナーまで使用しているが、このリガチャーのプレッシャープレートはソプラノでもテナーでも一貫したサイズなのに対し、バリトンのそれは第1プレート(縦波)だけ形が違っていた。
またプレッシャープレートにも個体差があることに気がついた。
同じ第1プレートでもそれぞれに少しずつ反応が違う。
これを1枚ずつ試していたらずいぶん時間が経ってしまった。
パリのバンドレン本社ではリガチャーの選定などさせてもらえない。
日本ではたとえリガチャーでも選定させていただけることが大変ありがたい。
また私はバリトン・サックスを持っていないので、吹いていてマウスピースだけでなく、楽器も欲しくなってしまった。
ここ数年、私はバソンの作品に興味があり、またこの音域にとても興味があるのだ。
12/23,24のサクソフォーン・フェスティバルでは洗足教員アンサンブルでバリトンを吹くが、これから少しずつレパートリーを作っていきたいと思ったひとときだった。