日曜日の朝、パリの北駅の目の前の宿から出発し、今回の長かったヨーロッパ滞在を終えていよいよ帰国へ。
写真はパリの北駅から。
このヨーロッパの風景もしばしお別れ。
電車で向かい、空港に到着して降りたところで井上ハルカさんにばったり会って驚いてしまった。
彼女もこの夏休みで一時帰国し、来月末に大阪と愛媛でリサイタルを行うそうだ。
空港では最近厳しくなった荷物預け入れの重量制限にも悠々とパスし、座席を決めて出国審査。
ゲート前でコーヒーを飲んだら、程なく搭乗時間になり搭乗ゲートへ。
入口で受付の男性にパスポートと航空券を渡し、男性が搭乗券のバーコードを読み取らせた際、「ピーッ」というエラー音が鳴り、もう一度読みとらせても同様にエラー音が。
その瞬間、私はダブルブッキングなのではとピンときた。
案の定、男性は慣れた手つきでその場で新しいチケットを発行し、「メルシー」とだけ言ってそれを私に渡してくれたが、座席が52Aから18Kに変更されており、搭乗してみたらプレミアムエコノミーの席だった。
シートや足元が広々としていて、最後の最後で本当にラッキーな思いをした。
日本には日付が本日に変わり朝6時に羽田空港に到着。
コングレス、ギャップ、ミュールの墓と、今回の旅ではたくさんの方にご協力いただき、また楽しいフェットに参加させていただいたり、お酒に付き合ってくださった方には、本当に厚く御礼申し上げる次第だ。
写真はパリの北駅から。
このヨーロッパの風景もしばしお別れ。
電車で向かい、空港に到着して降りたところで井上ハルカさんにばったり会って驚いてしまった。
彼女もこの夏休みで一時帰国し、来月末に大阪と愛媛でリサイタルを行うそうだ。
空港では最近厳しくなった荷物預け入れの重量制限にも悠々とパスし、座席を決めて出国審査。
ゲート前でコーヒーを飲んだら、程なく搭乗時間になり搭乗ゲートへ。
入口で受付の男性にパスポートと航空券を渡し、男性が搭乗券のバーコードを読み取らせた際、「ピーッ」というエラー音が鳴り、もう一度読みとらせても同様にエラー音が。
その瞬間、私はダブルブッキングなのではとピンときた。
案の定、男性は慣れた手つきでその場で新しいチケットを発行し、「メルシー」とだけ言ってそれを私に渡してくれたが、座席が52Aから18Kに変更されており、搭乗してみたらプレミアムエコノミーの席だった。
シートや足元が広々としていて、最後の最後で本当にラッキーな思いをした。
日本には日付が本日に変わり朝6時に羽田空港に到着。
コングレス、ギャップ、ミュールの墓と、今回の旅ではたくさんの方にご協力いただき、また楽しいフェットに参加させていただいたり、お酒に付き合ってくださった方には、本当に厚く御礼申し上げる次第だ。
今日はマルセイユを発ち、13時半の列車でパリへ。
その前に、マルセイユを何も見ていなかったので、朝から出かけてマルセイユ観光に興じた。
何も計画していなかったのだが、とにもかくにも、マルセイユと言えば先ずは皆とだろうと思い、旧港"Vieux port"へ。
カフェに入り地図を広げ、どうしようかと考えたが、マルセイユのシンボル「良き母(Bonne Mère)」を間近で見てみたいと思い立ち、良き母のバジリカ聖堂に向かった。
大変な激坂を上り、やっとの思いで到着した聖堂は、マルセイユを一望できる、得も言われぬ風景を見ることができた。
その後はTGVに乗り込みパリへ。
パリではお土産を買ったり、帰国の準備をする予定だったが、パリ在住の知人から思いがけずホームパーティーのお誘いを受け、私としては滅多にない機会なので、図々しくもお邪魔させていただき、フランス滞在最後の夜を楽しんだ。
写真はFacebookにアップロードした。
その前に、マルセイユを何も見ていなかったので、朝から出かけてマルセイユ観光に興じた。
何も計画していなかったのだが、とにもかくにも、マルセイユと言えば先ずは皆とだろうと思い、旧港"Vieux port"へ。
カフェに入り地図を広げ、どうしようかと考えたが、マルセイユのシンボル「良き母(Bonne Mère)」を間近で見てみたいと思い立ち、良き母のバジリカ聖堂に向かった。
大変な激坂を上り、やっとの思いで到着した聖堂は、マルセイユを一望できる、得も言われぬ風景を見ることができた。
その後はTGVに乗り込みパリへ。
パリではお土産を買ったり、帰国の準備をする予定だったが、パリ在住の知人から思いがけずホームパーティーのお誘いを受け、私としては滅多にない機会なので、図々しくもお邪魔させていただき、フランス滞在最後の夜を楽しんだ。
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今日はマルセイユより東のサナリー=シュル=メールへ。
2年前に行ったときには電車だったが、今回はマルセイユからレンタカーを借りて向かった。
電車なら40分程で、車でも1時間くらいで行けると思うのだが、今日の私はカーナビの操作に20分、大都会マルセイユを抜け出すのに1時間かかり、到着に3時間近くかかってしまった。
ヨーロッパで一般的なマニュアルシフトは問題なかったが、やはり左ハンドル、右側通行に慣れず、交差点を曲がった際に逆走しそうになったのが1回、左右の車幅の感覚がわからず高速道路のチケットに手が届かなかったのが2回、右折の際にワイパーを動かしてしまったのは数えきれないが、事故をおこさずに帰ってこれて本当によかった。
サナリーでは、まず墓地に行き、マルセル・ミュールのお墓を探した。
少し前に、アレクサンドル・スーヤー氏にどの墓地に埋葬されているのか調べていただき、その墓地の中で端から順々に見て探してついに見つけた。
見つけた瞬間、驚いたのと同時に、自分自身のサックス人生が走馬灯のように思いだしてきて、しばらくの間動けなくなってしまった。
お花でも用意すれば良かったのだが、少し探して見つけたお花屋さんも閉まっていたのが残念だった。
サナリーには墓地が2つあり、1つは一般の墓地で、もう一つは一般の墓地と19世紀以前のお墓が祀られており、ミュールのお墓もそちらのある。
その後はサナリーの海岸と市街地に行ってみた。
そこには海水浴場があり、バカンスで来ている家族がたくさんいて楽しんでいた。
しばらく散歩した後、マルセイユ方向に向かって車を走らせて、次に行きたかったが、やはり港町のカシ(Cassis)というところで、ちょうどサナリーとマルセイユの通り道にある。
サナリーからの距離は30キロ程で、海沿いの国道をゆっくり走って行こうかと思ったのだが、やはり日本と一緒でバカンス中の観光地は人が殺到し、海岸線が大渋滞だったので結局、高速道路で向かったのだが、カシの海の近くの駐車場がどこも満車で停めることができず、結局そこから国道でマルセイユまで帰ってきた。
写真はFacebookにアップロードした。
2年前に行ったときには電車だったが、今回はマルセイユからレンタカーを借りて向かった。
電車なら40分程で、車でも1時間くらいで行けると思うのだが、今日の私はカーナビの操作に20分、大都会マルセイユを抜け出すのに1時間かかり、到着に3時間近くかかってしまった。
ヨーロッパで一般的なマニュアルシフトは問題なかったが、やはり左ハンドル、右側通行に慣れず、交差点を曲がった際に逆走しそうになったのが1回、左右の車幅の感覚がわからず高速道路のチケットに手が届かなかったのが2回、右折の際にワイパーを動かしてしまったのは数えきれないが、事故をおこさずに帰ってこれて本当によかった。
サナリーでは、まず墓地に行き、マルセル・ミュールのお墓を探した。
少し前に、アレクサンドル・スーヤー氏にどの墓地に埋葬されているのか調べていただき、その墓地の中で端から順々に見て探してついに見つけた。
見つけた瞬間、驚いたのと同時に、自分自身のサックス人生が走馬灯のように思いだしてきて、しばらくの間動けなくなってしまった。
お花でも用意すれば良かったのだが、少し探して見つけたお花屋さんも閉まっていたのが残念だった。
サナリーには墓地が2つあり、1つは一般の墓地で、もう一つは一般の墓地と19世紀以前のお墓が祀られており、ミュールのお墓もそちらのある。
その後はサナリーの海岸と市街地に行ってみた。
そこには海水浴場があり、バカンスで来ている家族がたくさんいて楽しんでいた。
しばらく散歩した後、マルセイユ方向に向かって車を走らせて、次に行きたかったが、やはり港町のカシ(Cassis)というところで、ちょうどサナリーとマルセイユの通り道にある。
サナリーからの距離は30キロ程で、海沿いの国道をゆっくり走って行こうかと思ったのだが、やはり日本と一緒でバカンス中の観光地は人が殺到し、海岸線が大渋滞だったので結局、高速道路で向かったのだが、カシの海の近くの駐車場がどこも満車で停めることができず、結局そこから国道でマルセイユまで帰ってきた。
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昨晩、荷造りをして今朝、宿をチェックアウト。
コンセルヴァトワールに寄り、ふみえさんや先生方にあいさつした。
これだけ長く充実した講習会だったので、とても寂しい気持になったが、今回学んだことをこれからしっかり活かしていきたいと思う。
ギャップ駅から列車に乗り、3時間ほどで次の目的地のマルセイユへ。
宿は駅のすぐそばだったが、まだチェックインの時間ではなかったので、荷物を置かせてもらい、またすぐにマルセイユから電車に乗り込んでアルルへ観光しに出かけた。
アルルには2年前にも来たことがあったが、十分に見ることができなかったので、今回再び行ってみたいと思い立った次第だ。
到着後、駅からまずタクシーに乗り込んで、まず市街地からかなり遠いところにあるゴッホのかけ橋へ。
到着してもタクシーには5分程待ってもらって、ひとしきり写真を取った後には、今度はアリスカンへ。
そこからはタクシーを降りて徒歩で移動。
アリスカンには前回も行っているが、やはりサックス吹きだからなのか、また見てみたくなり行ってきた。
前回訪れた時と同じ印象で、さわやかな並木道の先に廃墟となった教会があり、不気味な印象を受ける。
そこから街中を見ながらゴッホ広場へ。
カフェで休憩し、ゆっくり歩きながら駅に戻りマルセイユに戻ってきた。
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コンセルヴァトワールに寄り、ふみえさんや先生方にあいさつした。
これだけ長く充実した講習会だったので、とても寂しい気持になったが、今回学んだことをこれからしっかり活かしていきたいと思う。
ギャップ駅から列車に乗り、3時間ほどで次の目的地のマルセイユへ。
宿は駅のすぐそばだったが、まだチェックインの時間ではなかったので、荷物を置かせてもらい、またすぐにマルセイユから電車に乗り込んでアルルへ観光しに出かけた。
アルルには2年前にも来たことがあったが、十分に見ることができなかったので、今回再び行ってみたいと思い立った次第だ。
到着後、駅からまずタクシーに乗り込んで、まず市街地からかなり遠いところにあるゴッホのかけ橋へ。
到着してもタクシーには5分程待ってもらって、ひとしきり写真を取った後には、今度はアリスカンへ。
そこからはタクシーを降りて徒歩で移動。
アリスカンには前回も行っているが、やはりサックス吹きだからなのか、また見てみたくなり行ってきた。
前回訪れた時と同じ印象で、さわやかな並木道の先に廃墟となった教会があり、不気味な印象を受ける。
そこから街中を見ながらゴッホ広場へ。
カフェで休憩し、ゆっくり歩きながら駅に戻りマルセイユに戻ってきた。
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今日は再びドゥラングル先生のレッスンを聴講。
6名の受講生を拝聴したが、テクニック、メカニック、作品の音楽的な背景や表現方法など、総合的に色々なアイディアに満ちたレッスンだった。
連日レッスンや演奏会続きなのに、本当にお元気で頭が下がる。
昼食を挟んで午後はアンサンブルの練習、その後はアンサンブルの全体練習を行い、そして今日と明日の夜は受講生たちによる演奏会で、今日は皆でバスに乗り込み、ギャップからバスで40分程のところにあるサン=ジャン=サン=ニコラという山荘のような会場で行われた。
地元の方にたくさんお越しいただき、受講生たちが四重奏や五重奏、サウンド・ペインティングやラージアンサンブルを披露した。
終演後は会場内で、軽食と飲み物がでて、わずかな時間の打ち上げ。
こちらの演奏会ではこのようなスタイルが一般的で、立食でお客様との交流ができるようになっている。
ギャップの講習会は金曜日まで続くのだが、私は明日の朝発ってしまうので、今日がギャップの最後の夜だった。
明朝、コンセルヴァトワールに顔を出すつもりだが、会場の違うムルクッシュ先生、ヴィルトゥ先生とはおそらく今日でお別れなので、ご挨拶して帰りのバスに乗り込んだ。
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6名の受講生を拝聴したが、テクニック、メカニック、作品の音楽的な背景や表現方法など、総合的に色々なアイディアに満ちたレッスンだった。
連日レッスンや演奏会続きなのに、本当にお元気で頭が下がる。
昼食を挟んで午後はアンサンブルの練習、その後はアンサンブルの全体練習を行い、そして今日と明日の夜は受講生たちによる演奏会で、今日は皆でバスに乗り込み、ギャップからバスで40分程のところにあるサン=ジャン=サン=ニコラという山荘のような会場で行われた。
地元の方にたくさんお越しいただき、受講生たちが四重奏や五重奏、サウンド・ペインティングやラージアンサンブルを披露した。
終演後は会場内で、軽食と飲み物がでて、わずかな時間の打ち上げ。
こちらの演奏会ではこのようなスタイルが一般的で、立食でお客様との交流ができるようになっている。
ギャップの講習会は金曜日まで続くのだが、私は明日の朝発ってしまうので、今日がギャップの最後の夜だった。
明朝、コンセルヴァトワールに顔を出すつもりだが、会場の違うムルクッシュ先生、ヴィルトゥ先生とはおそらく今日でお別れなので、ご挨拶して帰りのバスに乗り込んだ。
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今日は平野先生のレッスンを聴講した。
日本人同士でも人のレッスンを聴講する機会は稀少なので、楽しみでもあったが、その期待を裏切らず、もっともユニークなレッスンを展開していた。
昼食を挟んで午後のアンサンブルのレッスンはムルクッシュ先生のグループを聴講。
こちらも興味深い内容で、ただ先生が受講生に指示を出すのではなく、受講生たちで意見を言い合うスタイルで、この方法は私も取り入れようと思った。
その後は昨日同様にセルマーの製品説明会が行われ、さらにその後は有志でコンクールが行われ、4名の受講生がそれぞれデザンクロ、ドビュッシー、クロノス、セクエンツァVIIbを演奏していて、どの受講生も素晴らしい演奏だった。
夕食の後、21時からドゥラングル先生の演奏会が行われた。
--
~クロード・ドビュッシー生誕150年に際して~
曲目:
F.デクリュック: ソナタ嬰ハ調
C.ドビュッシー: ラプソディー
牧神の午後への前奏曲
シリンクス~レ・カン先生との即興~
プルミエ・ラプソディー
M.ラヴェル: ソナチネ
~アンコール~
C.ドビュッシー: 月の光
--
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日本人同士でも人のレッスンを聴講する機会は稀少なので、楽しみでもあったが、その期待を裏切らず、もっともユニークなレッスンを展開していた。
昼食を挟んで午後のアンサンブルのレッスンはムルクッシュ先生のグループを聴講。
こちらも興味深い内容で、ただ先生が受講生に指示を出すのではなく、受講生たちで意見を言い合うスタイルで、この方法は私も取り入れようと思った。
その後は昨日同様にセルマーの製品説明会が行われ、さらにその後は有志でコンクールが行われ、4名の受講生がそれぞれデザンクロ、ドビュッシー、クロノス、セクエンツァVIIbを演奏していて、どの受講生も素晴らしい演奏だった。
夕食の後、21時からドゥラングル先生の演奏会が行われた。
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~クロード・ドビュッシー生誕150年に際して~
曲目:
F.デクリュック: ソナタ嬰ハ調
C.ドビュッシー: ラプソディー
牧神の午後への前奏曲
シリンクス~レ・カン先生との即興~
プルミエ・ラプソディー
M.ラヴェル: ソナチネ
~アンコール~
C.ドビュッシー: 月の光
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月曜日の今日はいつも通りのレッスンから始まった。
毎日午前中8:45から12:45まで各先生に6名ずつレッスンが行われるので、単純に1レッスンあたり40分ずつということになる。
今日はクリスティアン・ヴィルトゥ先生のレッスンを聴講。
先生方は受講生に合わせてフランス語、英語はもちろん、更に他の言語を話せることが多いのだが、ヴィルトゥ先生はドイツ語も話していて驚いた。
ちなみにゴーティエ先生はフランス語を、ダヴィッド先生もスペイン語を話していた。
ヴィルトゥ先生は奏法に対して細かく触れることは少なく、作品の大局的な話しをしながらヴィブラート、イントネーション、フレージングを中心にレッスンを進め、ムルクッシュ先生と同じようにサックスで伴奏を吹いてくださる場面が多かった。
レッスン中、本当に良く吹いてお手本を示して下さるのだが、その音色と上品な歌い方は筆舌に尽くし難いものだった。
実は前々からこのヴィルトゥ先生と共演できればと夢見ているのだが、今回は間近で演奏を聴けて本当に良かった。
昼食をはさんで午後はアンサンブルの練習。
今日はヴァンサン・レ・カン先生のサウンド・ペインティングを聴講した。
その後は先週のバンドーレンに続き、セルマーの製品紹介と販売会が行われた。
マウスピースのモデル紹介や楽器の製造工程をプロジェクターを使用して説明してくださった。
私も久しぶりにセルマーのマウスピースを吹きたかったので楽器を持って参加した。
その後18時半から演奏会。
今日はいつもの教会ではなく、中心地の外れにある「プロヴィデンス(摂理)」と呼ばれている教会の野外ステージで、先生方全員によるアンサンブル演奏会が行われた。
--
曲目:
J.S.バッハ: モテット「主に向かいて新しき歌を歌え Singet dem Herrn ein neues Lied」BWV 225
長尾淳: 八重奏曲より第一楽章
G.コネッソン: テクノ・パレード
M.ラヴェル: マ・メール・ロワ
Ph.ポルトジョワ: パリ・ブーケ
~先生アンサンブルによるサウンド・ペインティング~
A.マルケアス: 歯車のように
H.ベルリオーズ: 舞踏会(幻想交響曲より第二楽章)
C.ドビュッシー: 民謡の主題によるスコットランド行進曲
--
野外なので、たまに吹く強風に楽譜が譜面台ごと飛ばされてしまったり、隣の大きな病院からヘリコプターが3度も離着陸してその騒音で演奏どころではなくなったりと、ハプニングも多かったが、それでも実力者揃いの先生方の演奏に、たくさんのお客様も大喜びだった。
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毎日午前中8:45から12:45まで各先生に6名ずつレッスンが行われるので、単純に1レッスンあたり40分ずつということになる。
今日はクリスティアン・ヴィルトゥ先生のレッスンを聴講。
先生方は受講生に合わせてフランス語、英語はもちろん、更に他の言語を話せることが多いのだが、ヴィルトゥ先生はドイツ語も話していて驚いた。
ちなみにゴーティエ先生はフランス語を、ダヴィッド先生もスペイン語を話していた。
ヴィルトゥ先生は奏法に対して細かく触れることは少なく、作品の大局的な話しをしながらヴィブラート、イントネーション、フレージングを中心にレッスンを進め、ムルクッシュ先生と同じようにサックスで伴奏を吹いてくださる場面が多かった。
レッスン中、本当に良く吹いてお手本を示して下さるのだが、その音色と上品な歌い方は筆舌に尽くし難いものだった。
実は前々からこのヴィルトゥ先生と共演できればと夢見ているのだが、今回は間近で演奏を聴けて本当に良かった。
昼食をはさんで午後はアンサンブルの練習。
今日はヴァンサン・レ・カン先生のサウンド・ペインティングを聴講した。
その後は先週のバンドーレンに続き、セルマーの製品紹介と販売会が行われた。
マウスピースのモデル紹介や楽器の製造工程をプロジェクターを使用して説明してくださった。
私も久しぶりにセルマーのマウスピースを吹きたかったので楽器を持って参加した。
その後18時半から演奏会。
今日はいつもの教会ではなく、中心地の外れにある「プロヴィデンス(摂理)」と呼ばれている教会の野外ステージで、先生方全員によるアンサンブル演奏会が行われた。
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曲目:
J.S.バッハ: モテット「主に向かいて新しき歌を歌え Singet dem Herrn ein neues Lied」BWV 225
長尾淳: 八重奏曲より第一楽章
G.コネッソン: テクノ・パレード
M.ラヴェル: マ・メール・ロワ
Ph.ポルトジョワ: パリ・ブーケ
~先生アンサンブルによるサウンド・ペインティング~
A.マルケアス: 歯車のように
H.ベルリオーズ: 舞踏会(幻想交響曲より第二楽章)
C.ドビュッシー: 民謡の主題によるスコットランド行進曲
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野外なので、たまに吹く強風に楽譜が譜面台ごと飛ばされてしまったり、隣の大きな病院からヘリコプターが3度も離着陸してその騒音で演奏どころではなくなったりと、ハプニングも多かったが、それでも実力者揃いの先生方の演奏に、たくさんのお客様も大喜びだった。
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日曜日はレッスンお休みで、遅い朝食をいただいた後、みんなでピクニックに出かけた。
午前10時、宿舎からバスに乗り込み約1時間、ギャップから北東に直線距離で約25キロに位置するオルシエール・メルレット(Orcières Merlette)という山に行った。
そこは、標高約2700メートルという穏やかな山で、冬はスキーリゾートとして、夏はハイキング、パラグライダー、スキーのコースを利用して自転車のダウンヒルなどが行われている。
私は今日、こんなに標高の高い所に行くとは思っておらず、Tシャツにハーフパンツといういでたちで集合場所に来てしまったのだが、それを見かねた受講生のYoyoくんがジャケットを貸してくれてとてもありがたかった。
麓でバスを降り、そこからリフトで上り、そこからさらに歩いて登って小さな湖のある場所で昼食。
しばしその湖で過ごして下山。
ヨーロッパの山々を見てマイナスイオンをたっぷり吸ってリフレッシュすることができた。
17時頃ギャップに戻り、夕食の後、21時から平野先生の演奏会が行われた。
照明を落としてからの即興、自身のCDを流しながら、集中力ある演奏に引き込まれた。
写真はFacebookにアップロードした。
午前10時、宿舎からバスに乗り込み約1時間、ギャップから北東に直線距離で約25キロに位置するオルシエール・メルレット(Orcières Merlette)という山に行った。
そこは、標高約2700メートルという穏やかな山で、冬はスキーリゾートとして、夏はハイキング、パラグライダー、スキーのコースを利用して自転車のダウンヒルなどが行われている。
私は今日、こんなに標高の高い所に行くとは思っておらず、Tシャツにハーフパンツといういでたちで集合場所に来てしまったのだが、それを見かねた受講生のYoyoくんがジャケットを貸してくれてとてもありがたかった。
麓でバスを降り、そこからリフトで上り、そこからさらに歩いて登って小さな湖のある場所で昼食。
しばしその湖で過ごして下山。
ヨーロッパの山々を見てマイナスイオンをたっぷり吸ってリフレッシュすることができた。
17時頃ギャップに戻り、夕食の後、21時から平野先生の演奏会が行われた。
照明を落としてからの即興、自身のCDを流しながら、集中力ある演奏に引き込まれた。
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午前中はダニエル・ゴーティエ先生のレッスンを聴講した。
ゴーティエ先生は私のことなど知らないだろうと思い、伺う前から失礼のないようにご挨拶しようと準備して、レッスン部屋に入り挨拶すると、とても気さくにお話ししてくださり、なんと私が受けていたディナンのコンクールを聴いてくださっていたそうで驚いてしまった。
その時の私の演奏をとても良く覚えていてくださり、特に二次予選で演奏したパスカルのソナチネがとても良かったと言われ、うれしかった。
ゴーティエ先生のレッスンは音楽的な見地から奏法を考察していき、音楽の流れに乗ること、そのためにしなければならないことをというスタンスで様々なアプローチをしていた。
とにかく息やフレーズの流れや方向に言及する場面が多く、しかし常にバイタリティーに溢れ、笑顔を絶やさず終始楽しくレッスンを進めていた。
午後はヴァンサン・ダヴィッド先生の受け持つラージアンサンブルの練習を聴講。
ダヴィッド先生は本職の指揮者としてもやって行けるのではと思うほど、素早く的確なディクションをして受講生を引っ張っていた。
その後はゴーティエ先生率いるアリアージュクインテットメンバーによるマスタークラスが行われ、カルテット、クインテット合わせて5団体が受講した。
アンサンブルの基本的なセオリーや曲のスタイルのことなど、メンバー一人ひとりが丁寧にご指導されていた。
夕食をはさんで夜はそのアリアージュクインテットの演奏会。
真夏の夜の夢序曲、シェラザード等を演奏し、フランスのスタイルとは違った音色と、高いアンサンブル技術を聴いて、涙が出そうなほどに感動的な演奏会だった。
写真はFacebookにアップロードした。
ゴーティエ先生は私のことなど知らないだろうと思い、伺う前から失礼のないようにご挨拶しようと準備して、レッスン部屋に入り挨拶すると、とても気さくにお話ししてくださり、なんと私が受けていたディナンのコンクールを聴いてくださっていたそうで驚いてしまった。
その時の私の演奏をとても良く覚えていてくださり、特に二次予選で演奏したパスカルのソナチネがとても良かったと言われ、うれしかった。
ゴーティエ先生のレッスンは音楽的な見地から奏法を考察していき、音楽の流れに乗ること、そのためにしなければならないことをというスタンスで様々なアプローチをしていた。
とにかく息やフレーズの流れや方向に言及する場面が多く、しかし常にバイタリティーに溢れ、笑顔を絶やさず終始楽しくレッスンを進めていた。
午後はヴァンサン・ダヴィッド先生の受け持つラージアンサンブルの練習を聴講。
ダヴィッド先生は本職の指揮者としてもやって行けるのではと思うほど、素早く的確なディクションをして受講生を引っ張っていた。
その後はゴーティエ先生率いるアリアージュクインテットメンバーによるマスタークラスが行われ、カルテット、クインテット合わせて5団体が受講した。
アンサンブルの基本的なセオリーや曲のスタイルのことなど、メンバー一人ひとりが丁寧にご指導されていた。
夕食をはさんで夜はそのアリアージュクインテットの演奏会。
真夏の夜の夢序曲、シェラザード等を演奏し、フランスのスタイルとは違った音色と、高いアンサンブル技術を聴いて、涙が出そうなほどに感動的な演奏会だった。
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今日はウィーン音楽院教授ラーシュ・メルクシュ先生のレッスンを聴講。
メルクシュ先生のレッスンはサックスを吹いたり歌ったりピアノを弾いたりと、奏法、テクニック、音楽についてと、総合的に色々な視点からレッスンしていて、受講生も緊張が和らいで伸び伸びと演奏しているのが印象的だった。
受講生の演奏に対してのコメントや対応の仕方など、私も同感する部分が多数あり、私自身が思い描く理想のレッスンを展開されていた。
午後はアンサンブルの練習、その後はドゥラングル先生のマスタークラスがあり、3名受講。
一人目は若干15歳の受講生でデクリュックのソナタの第一、第二楽章を、二人目と三人目は交代でドビュッシーのラプソディーを受講。
作品の背景から切り込み、3名ともテクニックには問題なかったが、表現の起伏が少なく、そのあたりを要所要所で奏法をレクチャーしながらレッスンが行われた。
夜はヴァンサン・ダヴィッド先生、シリル・レーン先生による演奏会。
ドイツ音楽を集めて、バッハのフルートソナタ第三番、ヒンデミットのヴィオラソナタ、シューマンのヴァイオリンソナタ第一番、ブラームスのクラリネットソナタ第一番を演奏、言うまでもなく大喝采の演奏会だった。
また写真はFacebookにアップロードした。
メルクシュ先生のレッスンはサックスを吹いたり歌ったりピアノを弾いたりと、奏法、テクニック、音楽についてと、総合的に色々な視点からレッスンしていて、受講生も緊張が和らいで伸び伸びと演奏しているのが印象的だった。
受講生の演奏に対してのコメントや対応の仕方など、私も同感する部分が多数あり、私自身が思い描く理想のレッスンを展開されていた。
午後はアンサンブルの練習、その後はドゥラングル先生のマスタークラスがあり、3名受講。
一人目は若干15歳の受講生でデクリュックのソナタの第一、第二楽章を、二人目と三人目は交代でドビュッシーのラプソディーを受講。
作品の背景から切り込み、3名ともテクニックには問題なかったが、表現の起伏が少なく、そのあたりを要所要所で奏法をレクチャーしながらレッスンが行われた。
夜はヴァンサン・ダヴィッド先生、シリル・レーン先生による演奏会。
ドイツ音楽を集めて、バッハのフルートソナタ第三番、ヒンデミットのヴィオラソナタ、シューマンのヴァイオリンソナタ第一番、ブラームスのクラリネットソナタ第一番を演奏、言うまでもなく大喝采の演奏会だった。
また写真はFacebookにアップロードした。
今回のギャップ参加者は54名。
すべての日程の午前中は個人レッスンになっている。
今日はヴァンサン・ダヴィッド先生のレッスンを聴講。
彼はとにかく吹いて喋って生徒を彼自身の世界に引き込んでいくような印象を受けた。
午後はアンサンブルの練習、そして昨日に引き続きバンドーレンの販売会。
今日はドゥラングル先生も来て、わずかな時間ではあったが、バンドーレンのマウスピースとリードについてのワークショップが行われた。
18時半から即興のヴァンサン・レ・カン先生の演奏会。
ソプラノとテナーを用いたジャズと即興の演奏会で、神秘的で、またリラックスして楽しんで聴くことができた。
その後はドゥラングル先生がその昔、このギャップでコンクールを受けた時にお世話になったホストファミリーの邸宅に参加者全員でお邪魔しバーベキューを行った。
お開きになった後、講師の先生方が邸宅内に招かれて手作りの果実酒やハーブ酒等を振る舞って下さった。
聴講生の私も招かれてしまい、恐縮してしまったが、和やかで楽しい時を過ごした。
またたくさんの写真を撮ったので、Facebookにアップロードした。
すべての日程の午前中は個人レッスンになっている。
今日はヴァンサン・ダヴィッド先生のレッスンを聴講。
彼はとにかく吹いて喋って生徒を彼自身の世界に引き込んでいくような印象を受けた。
午後はアンサンブルの練習、そして昨日に引き続きバンドーレンの販売会。
今日はドゥラングル先生も来て、わずかな時間ではあったが、バンドーレンのマウスピースとリードについてのワークショップが行われた。
18時半から即興のヴァンサン・レ・カン先生の演奏会。
ソプラノとテナーを用いたジャズと即興の演奏会で、神秘的で、またリラックスして楽しんで聴くことができた。
その後はドゥラングル先生がその昔、このギャップでコンクールを受けた時にお世話になったホストファミリーの邸宅に参加者全員でお邪魔しバーベキューを行った。
お開きになった後、講師の先生方が邸宅内に招かれて手作りの果実酒やハーブ酒等を振る舞って下さった。
聴講生の私も招かれてしまい、恐縮してしまったが、和やかで楽しい時を過ごした。
またたくさんの写真を撮ったので、Facebookにアップロードした。
私は2日目の昨日から参加したので、今日は3日目。
連日たくさんの写真を撮り、このブログに公開してもご覧いただくのに手間がかかるので、写真だけFacebookにアップロードさせていただいた。
Facebookをご覧いただけない方はこちらからご覧いただきたい。
またPicasaにも同じ写真をアップロードしている。
今日の午前中はドゥラングル先生のレッスンを聴講、昼食後の午後はアンサンブルの練習とバンドーレンの製品紹介と試奏、販売会が行われ、先生方は各々の演奏会に備えて練習、私もホテルでゆっくり過ごした。
18時半からウィーンのコンセルヴァトワールで教えているラーシュ・メルクシュ先生の演奏会で、ピアノ、アコーディオンとの共演でフレスコヴァルディー、クープラン、メンデルスゾーン、現代作品を、楽器もソプラノ、アルト、バリトンと、本当に守備範囲の広く、また技術も奏法も音楽性もバランス良く優れた奏者で、最後まで飽きさせることのない素晴らしい演奏会だった。
連日たくさんの写真を撮り、このブログに公開してもご覧いただくのに手間がかかるので、写真だけFacebookにアップロードさせていただいた。
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またPicasaにも同じ写真をアップロードしている。
2012年7月19日Gap3日目 |
今日の午前中はドゥラングル先生のレッスンを聴講、昼食後の午後はアンサンブルの練習とバンドーレンの製品紹介と試奏、販売会が行われ、先生方は各々の演奏会に備えて練習、私もホテルでゆっくり過ごした。
18時半からウィーンのコンセルヴァトワールで教えているラーシュ・メルクシュ先生の演奏会で、ピアノ、アコーディオンとの共演でフレスコヴァルディー、クープラン、メンデルスゾーン、現代作品を、楽器もソプラノ、アルト、バリトンと、本当に守備範囲の広く、また技術も奏法も音楽性もバランス良く優れた奏者で、最後まで飽きさせることのない素晴らしい演奏会だった。
今日は早朝に起床し、リヨン駅からTGVに乗り込む。
朝のリヨン駅も景観こそ美しいが、ゴミなどの匂いが少しきついのがやはりパリだ。
掲示板で出発ホームを確認。
自分自身で日付印字(バリデーション)して乗車。
この列車はアヴィニョン行きとグルノーブル行きが一緒になっていて、20両以上の編成になっていた。
3時間ほどでグルノーブルに到着し、乗り換え。
乗り換え時間が1時間半もあったので、駅前のレストランで時間を潰した。
グルノーブルから在来線に乗り、ギャップに向かうのだが、1~2時間に一本の本数な上に一両編成、しかも私が乗った車両はボーイスカウト満載だった。
車窓。
停車する駅も山の中の静かな無人駅が多かった。
グルノーブルから2時間ほどでギャップに到着。
アルプス山脈。
一両編成の車両。
ギャップ駅。
今日からギャップの講習会に聴講生として参加する。
講習会は昨日から始まっていたのだが、私は一日遅れの参加となった。
駅のすぐ近くにコンセルヴァトワールがあり、そこに行って講習会の係りの人にあいさつし、関係書類をいただいて早速会場へ。
ちょうど午後の部が始まったばかりのようで、即興を教えているヴァンサン・レ・カン氏による即興とサウンド・ペインティングの講習を行っていた。
会場の教会。
スコットランドでの寒さとは打って変わって、とても日差しが強く暑かった。
南仏の雰囲気が漂う街並みだと思った。
朝のリヨン駅も景観こそ美しいが、ゴミなどの匂いが少しきついのがやはりパリだ。
掲示板で出発ホームを確認。
自分自身で日付印字(バリデーション)して乗車。
この列車はアヴィニョン行きとグルノーブル行きが一緒になっていて、20両以上の編成になっていた。
3時間ほどでグルノーブルに到着し、乗り換え。
乗り換え時間が1時間半もあったので、駅前のレストランで時間を潰した。
グルノーブルから在来線に乗り、ギャップに向かうのだが、1~2時間に一本の本数な上に一両編成、しかも私が乗った車両はボーイスカウト満載だった。
車窓。
停車する駅も山の中の静かな無人駅が多かった。
グルノーブルから2時間ほどでギャップに到着。
アルプス山脈。
一両編成の車両。
ギャップ駅。
今日からギャップの講習会に聴講生として参加する。
講習会は昨日から始まっていたのだが、私は一日遅れの参加となった。
駅のすぐ近くにコンセルヴァトワールがあり、そこに行って講習会の係りの人にあいさつし、関係書類をいただいて早速会場へ。
ちょうど午後の部が始まったばかりのようで、即興を教えているヴァンサン・レ・カン氏による即興とサウンド・ペインティングの講習を行っていた。
会場の教会。
スコットランドでの寒さとは打って変わって、とても日差しが強く暑かった。
南仏の雰囲気が漂う街並みだと思った。
朝、セント・アンドリュースを発ちエジンバラ空港からパリに。
明日の移動の都合でリヨン駅の目の前のホテルに宿泊。
ホテルのWi-Fiが悪いのか、私のPCが悪いのかわからないが、ネットにつなぐことができないので、とりあえず携帯から更新。
明日の移動の都合でリヨン駅の目の前のホテルに宿泊。
ホテルのWi-Fiが悪いのか、私のPCが悪いのかわからないが、ネットにつなぐことができないので、とりあえず携帯から更新。