hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

技術

2007-01-02 23:51:13 | sax関係
今朝は四時に起床し、無事初詣を済ませた。
その後、今日もやはり練習していた。

指を速く動かすには、まず意識がその速さに追いついていなければならず、またアドレナリンが必須なのだが、最近ではより具体的に考えるようになってきた。

指は握る力と開く力、つまりキーを押さえ、放す力と速度が同じように整える必要があり、私はキーを放す側に意識をしながら指を動かしている。
また今日は特に左手の手の形に気をつけて練習した。

左手は全ての指を使用し、特に親指の位置、サイドキーを押さえる角度を整えることで、自分の持っているポテンシャルを引き出すことができる。
具体的には、個々の楽器、キーの形状ごとに微妙に違うので、最も動かしやすい形を自身で探し出すほかない。

あとは音スムーズに連結させるために、指使いや手の動かし方をそれぞれ工夫する必要もある。
シ♭(ラ#)、の指使いは複数あるので、やはりご自身で適切な指使いをその都度考える必要がある。


技術練習の一貫として「リズム練習」と称する、リズムを様々に変化させる練習方法があるが、私はリズム練習は行なったことがないし、自分にとって意味のないものだと思っている。
難しいパッセージを練習する際、ゆっくりから練習していくのはもちろんなのだが、その際、指や手の運び方に気をつけて、そのパッセージに対し、もっとも効率の良い動きや角度を考えるのだ。
身体の弊害を取り除いていけば、自然に指も動くようになるし、転んだりよれたりしなくなる。

「リズム練習」はあくまで私自身にとって必要ないと感じてはいるが、人それぞれの考え方の違いがあるので、一概には無意味であるとは言い切れない。