hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

年をまたいで

2010-12-31 19:08:43 | 日常
大晦日も元旦ものびのび楽器を吹けるのがとてもうれしい。

今年は二度も海外に出かけたこともあり、ふり返ってここに書いておきたいのだが、今はこの合宿に専念したい。

来年の大きなイベントは5/9(月)東京文化会館小ホールにて3年ぶりに私のリサイタルをさせていただけることになった。
イベールやチェレプニン、デザンクロ、パスカルなど、私が今一番取り組みたい作品を選んだ。

また、合宿中のこのアンサンブルの定期演奏会にも出演することになり、リヴィエの「弦楽のための交響曲第三番」という貴重な作品を演奏することになっている。

天気が

2010-12-31 09:03:51 | 日常
昨日の午後にはアンサンブルの会のメンバーが揃い、合宿が本格的にスタートした。

来年6月に行う定期演奏会の曲目を中心に練習を行った。

写真は先日写した河口湖駅前から望む富士山。
天気が良くて暖かそうに見えるが気温は4℃前後だった。

引き続き

2010-12-30 20:56:28 | 日常
昨日はさんすいさんを離れて近所の別の合宿の宿へ。



いつもお世話になっている「サクソフォンアンサンブルの会」の合宿に参加。
実を言うとこのアンサンブルの合宿は今日からだったのだが、私が一足早くこちらに来ているということで、メンバー数名が前入りしてくださり、一緒に四重奏や六重奏などのアンサンブルをして一日楽しんだ。



その後はつつましながらも、またまた忘年会を兼ねた宴会へ。



特に写真にある7本のワインの真ん中にある「黒ワイン」が独特の香りと味でとてもおいしかった。



合宿は元日まで続く。

色紙

2010-12-29 11:15:05 | 日常
今朝方、雨から雪に変わり宿の前の坂がツルツルで車を出せるか心配だったが、日が明るくなり路面の氷が溶けて事無きを得た。

今日はさんすいさんを離れて別の宿へ。

写真は恒例となっている色紙。
今年は絵の上手な生徒さんのおかげで派手な色紙に仕上がった。



飾られたたくさんの色紙の中には、我々の前回の合宿の色紙もあった。



朝食もたっぷりいただき、少し練習して次の宿へと向かう。


独り合宿

2010-12-28 22:29:34 | 日常
合宿は終了し三々五々に解散したが、私だけこの宿に残った。

今夜はこの宿に独り、夕食も独りだった。
とは言え凄いボリュームで、とても美味しかった。

合宿スケジュール

2010-12-28 21:33:45 | 日常
今回の野原門下合宿は一泊二日の日程で無事に終えることができた。

今回のスケジュールを書きとめておきたい。

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一日目(27(月))
12:00~ ほうとう不動(河口湖駅前)に全員集合し食事。

14:00~ 原、野原さんの個人レッスン、みどりさんとのピアノ合わせを生徒さんがローテーションしながら受講。

18:00~ 夕食

19:30~ 四重奏を3組つくり、30分ずつ合わせ。

21:00 練習終了
以後入浴、買い出し、打ち上げと忘年会。
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二日目(28(火))
8:00~ 朝食

9:00~ 練習開始

10:00~ ロバのエチュードを使用し、レッスン形式で現代奏法レクチャー

11:00~ 生徒さん発表会(ソロ)

12:00~ 昼食

13:00~ 四重奏発表会

14時頃 合宿終了
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短かったが、充実した合宿だった。

写真はソロの発表会で、トリを飾った山下くん。

メロディーサックス

2010-12-26 09:51:28 | sax関係
昨日はアクタスでレッスン。

終了後は御茶ノ水に行き、閉店前の下倉楽器にお邪魔した。

前々からお店にBuescher社製のC管メロディーサックスが入ってきたとのお知らせをいただいており、それを特別に拝見、試奏させていただいた。





銀メッキのサテン仕上げ、ベル内側は金メッキ、製作年代は1920~30年頃だそうで、状態はとても良くオーバーホールを施してある。
試奏にはテナー用のリードを使用した。

音は全体的に柔らかく、音色もまさにアルトとテナーの中間といったところだった。
キーの操作性も良かったが、やはり古い楽器なので現代の楽器とまったく同じようには吹けなかった。

私のアルトと。


テナー、アルトと共に。(テナーは売り物でキズ防止テープが貼ってある。)


その後は下倉楽器の中島さん、石川さんと久しぶりに飲み屋へと繰り出した。

ミサ

2010-12-25 10:40:18 | 日常
昨日の午前中は特に用事がなかったので、ゆっくり寝ていようと思っていたが、フェスティバルの興奮なのか疲労が溜まり過ぎているためか、いつもの早朝に目覚めてしまい、午前中は買い物や衣装のクリーニングなどに出かけた。

お昼過ぎから洗足にて冬期講習会レッスンを。
昨日の受講生は一人だけだったので早めに終了。
その後は前から見たいと思っていた横浜美術館の「ドガ展」に。



私は10月末にドガ作品のほとんどを所有しているパリのオルセー美術館に行ったが、その時はすでに横浜へ持ち出した後で見ることができなかったのだ。

ポスターにもなっている代表作「エトワール」をはじめとするパステル画は輸送に耐えない繊細な代物なのだそうで、今回のために輸送用の特別な箱を用意して日本に初上陸したのだそうだ。
この大回顧展は今月末までで、短い時間ではあったが本物を見ることができて嬉しかった。

美術館前の広場にはクリスマスのためのオブジェとして地面にたくさんのキャンドルが並べられていた。



夜は鎌倉の教会に行き夜半ミサに参加した。

「クリスマス」の語源は「Christ's Mass」でありキリストのミサである。
本来はキリストの降誕を祝うためのお祭りで、日本では友人やカップルと過ごすイベントとなっているが、キリスト教の国々では家で家族と過ごすのが一般的なのだそうだ。




教会入口ではみどり児誕生をあらわした人形が置かれていた。


ミサの中では讃美歌を歌い、答唱をとなえたりした。
最後の聖体拝領では、クリスチャンならば聖体(パン、ウエハースのようなもの)をいただくことができるが、私はそうではないので司祭からの祝福だけを受けて帰ってきた。

昨日のフェスティバル(二日目)

2010-12-24 23:18:26 | sax関係
私は実行委員として大石将紀くんと共に小ホールのステージ係りを仰せつかっていたが、昨日は別の方に変わってもらえることになり、私はゆっくり会場入りさせていただいた。

お昼過ぎから「協奏曲の夕べ」のゲネプロ。
写真は西本淳さんのデュクリュック。



この曲は第一、第二楽章では楽譜の指定速度がとても遅く、私の場合はピアノと演奏する際、3割増しくらい速く演奏しているが、この大編成のオーケストラなら指定の速度でも色彩感がしっかり出て良いのではと感じた。

私のゲネプロの直前には小ホールにてジェローム・ラランの本番があり、ステージ袖で少しだけ拝聴した。



久保禎作品は初めて聴いたが、独特の和声と色彩感、また長いアドリブがとても興味深く、ジェロームの熱い演奏と会う度に進化している音色とがあいまって圧巻の演奏で、また共演者の富山里紗さんとのアンサンブルも見事だった。
ちなみに左下に写り込んでいる人は影アナの安井寛絵さん。

次の写真は小ホールのステージ袖。



私の代わりに細川紘希くんが働いてくださっていた。
写真だけ見ると皆さんお疲れのように見えるが、実際にはそんな疲れも出さず和気あいあいと進めていた。

ジェロームの演奏を最後まで聴くことができず、いそいそと大ホールに戻り私のゲネプロへ。
トマジを全部通した後、速度変化や指揮者の振り方の確認のみ行って無事に終了。

そのあとは外に飛び出し、プロムナードコンサートを少しだけ拝聴。
写真はラ・メールの皆さん。



メンバーはすべて洗足の卒業生で、和やかで息のピッタリ合った演奏で、聴いていて楽しかった。

その後はリード、マウスピース選びを行い、数日前の記事にも書いた4つのマウスピースの中からゲネプロでは最も新しいものを使用したが、本番では結局2番目に古いものを使用することにした。

トマジはオーケストラもとても難しいことを強いられる作品だが、本当に素晴らしい演奏で、私も楽しみながら演奏することができた。

協奏曲の夕べの後にはフェスオケの演奏、更にその後には大合奏へと続き、そこでは私も客席側から共演させていただいた。

このような譜面台を設えてくださった。


大合奏の様子。
手前に写っているのは尚美ディプロマの日下部くん。
彼と一緒に楽譜を見て演奏した。


すべての演目が無事に終了し、イルミネーションを見ながら打ち上げへ。


実行委員長からのあいさつ。


今回のフェスティバルの成功は貝沼くんの気遣いの賜物だと思う。

最後に岩代太郎作品を演奏なさった雲井雅人さんと。



今回、私の出番と近かったこともあり、リハーサル、ゲネプロ、本番と全て聴かせていただいたが、素晴らしい作品であったとともに雲井さんの音も驚異的だった。
とりわけサイドキーで取った中音域など、本当にサックスの音なのかと疑うほど。

今回は特に貴重な機会をいただき、またたくさんの方々とお話しすることができて、充実したとても楽しいフェスティバルだった。

コンチェルトで

2010-12-23 23:54:24 | 日常
今日はフェスティバル二日目で、私は「コンチェルトの夕べ」でトマジの演奏を仰せつかり、演奏した。

久しぶりに緊張した本番だったが、指揮者、コンサートマスター始め、周りの方々に支えられながら無事に演奏することができた。

写真は演奏終了直後の舞台袖で。
コンサートマスター、私、指揮者の海老原さんと。

ラージで

2010-12-22 22:55:16 | 日常
今日はフェスティバル一日目。

二日間開催になってから、今日のような平日に開催するというのは実は初めてのことだった。

したがって、例年開催されているコンテンツの中で、平日に行うことが可能なものが今日開催された。

私は昨年に引き続き、尚美のラージアンサンブルを指揮した。

写真は本番直前のリハーサル室にて。
撮影はソプラノで乗ってくださった中村均一先生。



本番を無事に終えて、楽器を積み込んで三々五々に。
私は実行委員を仰せつかっており、今日は小ホールのステマネを行った。
小ホールに向かう途中、リハ室前に待機していた藝大生の写真も撮った。
彼らは来年2/22に東京文化会館で演奏会を行うそうで、これから実技試験等も行いながら準備していくのだろう。



小ホールの催しは18時半に終了。
サックス四重奏の作品を弦楽四重奏で行ったり、シュミット、ダンディをヴィオラで、ヒンデミットをアルトホルンで演奏する企画や、ライブエレクトロニクスのレクチャーコンサートは袖で聴いていてとても楽しかった。

19時からは大ホールでハッピーサックスコンサートを行っていたが、私は楽屋のモニターを見ながら自分の練習をさせていただいた。

全ての催しが終了した後には実行委員が集まり反省会。
また明日。


明日から

2010-12-21 22:45:24 | 日常
明日からいよいよフェスティバルが始まる。

今日はまず午前中から二日目の「協奏曲の夕べの」ための東フィルさんと合わせを行った。
場所は東京オペラシティー小ホールにて。
写真は実行委員長の貝沼くんと岩城太郎作品の練習中の風景。



午後は尚美に行き今年最後のレッスン。
夜になると文京シビック大ホールで行われる尚美オケ第九演奏会に先立ち、ディプロマの学生たちがサックスアンサンブルでプレ・ロビーコンサートを行い、私もレッスンを中断してそれだけを聴きに行った。





再び学校に戻ると、駐車場で明日のための楽器積み込みを待つ学生たちが寒さに凍えていたので思わず写真を撮ってしまった。



明日からの準備を済ませて、今年最後の尚美を後にした。
写真は今日の帰り通った東京ドーム前から。


尚美授業2010年度(第24回)

2010-12-20 23:08:49 | 尚美
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授業メモ
1,2限
本2 ベーシックトレーニング
・視聴CD: Pierre Max Dubois: Concerto(Eugene Rousseau)
・アンサンブルにおける特殊管(音階、エチュード)

7限
本1~総4 室内楽
・ラージアンサンブル練習(コンベンション)
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今年最後の授業だったが、季節の変わり目で風邪が流行りだしたようで、体調を崩し欠席する学生もちらほらと。

フェスティバルが明後日に迫り、夜はその練習を行ったが、ディプロマの学生や中村先生も入ってくださり仕上がりは上々。
あとは私がしっかり指揮できるかどうかかもしれない。

写真は夕暮れ時の学校の入口の前から。