hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

事務仕事

2007-02-28 22:19:34 | 日常
今日もお休みだったが、午前中からメールを打ったり車検の準備などを行う。

そろそろ初めての車検を迎えることになるのだが、引越ししてから車検証の住所変更をしていなかったことに最近になって気がついたのだ。
慣れないことなので、書類をそろえたりと準備だけで嫌になってくる。
私は昔から嫌なことを強いられると眠くなるならいがあるようで、今日は一日中ずっと眠かった。

書類の準備をまだ残しつつも夕方から練習。
明日は合わせがあるので、今日中に形にしなくてはならない。

休日

2007-02-27 22:28:50 | 日常
今日は自宅レッスンがありつつも、洗足と尚美の今年度のレッスンは終了したので、平日はほとんど休日気分だ。
とはいえ、ダラダラするわけには行かず、週末には本番を控えている。
尚美の体験入学で30分ほど演奏するのだ。

東京ミュージック&メディアアーツ尚美
体験入学&学校説明会


日時:3月4日(日)
体験入学は10:30~だが、私の演奏は13:00~


ピアノ:原田恭子
曲目
M.ラヴェル:ソナチネ
G.ピエルネ:カンツォネッタ
J.イベール:室内小協奏曲


今日はほとんどその練習を行ったが、どれもとても難しい。
体験入学にいらした方はもちろん、尚美の学生も聴くことができると思う。

アクタス2

2007-02-26 23:27:02 | 日常
昨日に引き続き、今日もアクタスへ。
ここのスタッフの皆さんはとても親切で居心地が良い。

そういえば我々にとってアクタスといえば言わずと知れた楽器屋さんなのだが、実は同名の家具屋さんがあり、世間一般的にはそちらの方が有名。
このブログを立ち上げたばかりの頃、このアクタスがらみで、うちにもよく家具屋からトラックバックされたものだったが、最近は落ち着いている。

今日はテナーサックスの選定とマウスピースA17、S15の選定、その後レッスンを行なった。

レッスンしながら久しぶりにA28でリードを3半にして使ってみた。
かなりきついが、私にはこのセッティングが合っているような気がする。

アクタス

2007-02-25 22:05:13 | 日常
今日は朝からアクタスへ。
実は今年初めてのアクタスだった。

14時までレッスンを行い、少し空いて16時から6階のホールで貝沼くんの演奏会を聴いた。
今月はたくさんの演奏会に足を運び、また洗足、尚美の実技試験も相まって、本当にたくさんのサックスを聴いたような気がする。

今日はサックス作品の王道を慎ましく演奏していたように思う。
デザンクロ、ゴトコフスキー等、否応無くアクロバティックになってしまう作品でも、しっかり自分の歌にして表現していたのはさすがだ。
これからも小さくまとまらず、どんどん活躍してほしいと願っている。

帰宅後、少し練習。
この数日悩んでいたリードの選択だが、今日になり3半に決めようかと気持ちが動き始めた。

飲み会

2007-02-24 23:11:45 | 日常
今日は自宅ではなく洗足で練習した。
レッスン室で独りで練習していると、自宅とは違い学生のように集中できる。

最近リードを3と3半を行ったり着たりしながら使用しているが、マウスピースならともかくリードはどちらかに決めてしまいたい。
しかしリードだけは相変わらず優柔不断になってしまう。

私の決断を渋らせている原因は吹き心地と音色のバランスなのだ。
3では吹き心地がよくコントロールしやすいが音色が鋭くなりやすい。
3半ではパワーが必要だが音色は良い。

もう少し時間がかかりそうだ。

夜は学生たちと溝の口に繰り出した。
今年卒業する学生たちが飲み会に誘ってくれたのだ。
思えば今年初めてお酒を飲んだ。
久しぶりだったので、中ジョッキ2杯ですっかり酔っ払ってしまったが、卒業生たちも交え、楽しく過ごせた。

リガチャー

2007-02-23 22:03:20 | 掲示板問答
"質問なのですが・・・ " 投稿者:SAX大好き
始めまして。高校一年生でアルトサックスを吹いています。私が、原先生にお伺いしたいことは「バンドレンのリガチャーのオプティマムの良さ・特徴・3つのプレートの違いと特徴」についてです。このホームページの原先生のプロフールの中に先生がオプティマムをご使用になっているのを見て先生にお聞きしたいと思いました。私は、現在BGのリガチャーを使っています。ですが、他のリガチャーも使って見たくなりました。そこでバンドレンのオプティマムを購入しようと考えています。先生のご意見をお待ちしております。よろしくお願いします。
No.2157 2007/02/09(Fri) 23:06:03


2003年、パリのバンドレン社に伺った際に、ソプラノとアルトのオプティマムリガチャーをいただいたのをきっかけにして、それ以来、私はオプティマムリガチャーを使っている。
私がこのリガチャーを使用する一番の理由は機能性で、リードを簡単かつしっかり固定できるのが気に入っている。
3種類のプレートが付いてくるのもおもしろく、使い始めて間もない頃は会場の音響状態やソロ、アンサンブル、協奏曲など用途によって3つのプレートを使い分けていたが、今となっては縦波のプレートのみになっている。

当然リガチャーはリードをマウスピースに固定させるものだが、素材や形状により吹き心地が大きく変わる。
特にリードが振動し始める瞬間、すなわち音の立ち上がりに大きく影響するのだ。

このリガチャーに限らず、楽器店などで様々なリガチャーを試奏することが可能だと思うので、この音の立ち上がりに注意しながら比較してみると良いだろう。
私はタンギングをしながらリガチャーの個性を確認している。

3つのプレートそれぞれの特徴。(独断と偏見による)
プレート1(縦波):リードの繊維に沿って圧力をかけるので、良くも悪くも自然な状態。リードの良い部分も悪い部分も出てくる。

プレート2(横波):リードがしっかり固定される。リード本来の振動が少し妨げられ、こじんまりした響きになる。ややリードに横波の跡がつく。

プレート3(4点):横波とは対照的に、リードがリガチャーの干渉を受けず最大限に振動する。リードや吹き方によっては鋭い音色になることもある。しっかりリードに4点の跡がついてしまう。

尚美実技試験

2007-02-22 22:39:03 | 尚美
今日も尚美の実技試験。
尚美の実技試験はグレード制になっており、10グレードから1グレードまで初級から上級まで幅広く対応している。
試験の類は今日で全て終わり一安心。

帰宅したら花粉の影響なのか再び鼻水が止まらなくなった。
お風呂に入っても相変わらずなところを見ると、おそらく花粉症が引き金となり、軽い自律神経失調症を起こしているのではないか思われる。
子供の頃はぜんそくをわずらっていて、似たようなことはよくあったので、その名残だと思う。

一晩寝れば大丈夫だと思うが、試験が終わって気が抜けて風邪などひかぬよう気をつけなければならない。


尚美卒業試験

2007-02-21 22:08:56 | 尚美
今日は尚美アカデミー学科の卒業試験がバリオホールで開催された。
今年の卒業生は知らない人ばかりかと思っていたら、よく練習館で顔を合わせる学生たちだった。

尚美の試験はなぜか暗譜が義務付けられており、卒業生五人は多少キズを負いながらも立派に吹ききっていた。
これから自分の居場所を探してがんばって欲しいと思った一日だった。

洗足sax研演奏会

2007-02-20 23:53:01 | 日常
今日は洗足サクソフォーン研究会定期演奏会へ。
ソロ、アンサンブルから100人以上のラージアンサンブルまで、約3時間半の演奏会だった。
同じような催しを一昨日藝大でも聴いたが、今日は教え子たちの演奏を聴きながら、また考えることの多い演奏会だった。

特にソロを吹いた四年生松本さんの美しい音と歌、大沢くんのテクニックには圧巻だった。
もちろん二人とも一年生の頃から知っていて、今日改めて聴かせてもらって、これほどの成長ぶりを感慨深く感じたのだ。

一昨日の藝大のときにも思ったことだが、これだけ熱意を持って演奏に取り組んでいる学生たち、もしくはせめて音大を首席で卒業するような人たちには、演奏で不自由なく食っていけるような社会になれば良いのにと切に思うのだ。

終演後すぐに帰るつもりが、先生方のお誘いを受けて打ち上げに参加。
皆思い思いに打ちあがり、またいろんな人たちと話をして楽しく過ごした。

アンブシュア

2007-02-19 22:01:43 | 掲示板問答
"アンブシュア" 投稿者:1
私はアルトサックスを5年している者です。大学二年生です。将来はプレイヤーになりたいと思っています。ずっと悩んでいるのですが、アンブシュアがどうも固定されず、特にpの音を出す時(その他においても)、音が震えて安定しません(涙)原因は唇の振えなんですが、研究しても一向に治る気配がありません。ついている先生には唇を閉めたり噛んだりするのではなく、息を送るところを狭くするイメージと言われていて、意味はわかるのですが、実践すると逆にひどくなるばかりで、良くなりません。本当に困っていて、これが治ればかなり安定していい演奏が望めるんですが・・・。基本中の基本かもしれませんが、ずっと苦戦しています。。何か改善方法・アドバイス等教えて頂けるとすごく助かります。
No.2160 2007/02/16(Fri) 23:27:54


噛み過ぎは良くないが、噛まないのも良くない。
柔らか過ぎてコシのないリードも震える原因になる。
あとはくわえる深さ、下唇の巻き込み加減、梅干しのしわの有無など。(梅干しのしわは、逆につくった方が安定する人もいる。)

またアンブシュアにとらわれすぎて、無意識に息が貧弱になっていることもある。
小さい音を吹くときも、おなかを意識して息を入れることが大切。

ひとまずコシのあるリードを選び、噛み合わせが変わらないよう(顎が前後左右に動かないよう気をつけて)自然を保ち、しっかり噛んで吹いてみると良いかもしれない。

申し述べておくが、あくまで上記は絶対的に正しいことではなく、骨格、噛み合わせ、出したい音のイメージに個人差があるように、個々人にどのようなアンブシュアが良いのかバランスを整える必要がある。

もう一つ、メンタルも重要だ。
そもそも震えやノイズを完璧に取り去ることなど不可能なのだ。
人間業である以上、完璧な直線や円を描くことはできない訳で、そのいびつさの加減に個性や魅力が出てくるのだと思う。
いらないものを排除するのではなく、バランス良く、上手に付き合っていくことを考えるべきだろう。

ステージマナー

2007-02-18 22:23:31 | 日常
今日は藝大の演奏会へ。

例年川口リリアで学生だけで行われているのだが、今回は藝大主催ということで、奏楽堂で先生方を交え行われた。
先生御三方が勢揃いするのはとても珍しいことだと思うが、藝大の先生は御三方ともどういう訳かとてもカッコいい。

今日は先生方の演奏も聴くことができ、特に冨岡先生のドビュッシーは印象深いものだった。

ところで冨岡先生のステージマナーは完璧だと思う。
ステージ上での脱力した立ち姿、歩く速度、振る舞い、目線にまったく無駄がなく、他の先生も学生たちも素晴らしいが、段違いに華がある。
実は昨年のコングレスでドゥラングル氏に対しても同じように感じたのだが、これまで培った経験はもちろんだが、それよりもそれは持って生まれた才なのではないかと思う。

私も藝大別科の学生の頃、アンサンブルやソロを吹かせていただき、私としては珍しく朝まで打ち上げしたりと、とても盛り上がり楽しかった思い出があるが、今日の出演者の皆さんは、先生方と共に楽しく打ち上げしていることと思う。

2007-02-17 22:10:39 | sax関係
練習する際、鏡で自分の吹いている姿をよく見る。
洗足の各レッスン室に鏡がついているし、自宅の練習部屋にもついている。
姿勢や吹き込む角度、演奏しているときの動き、さらには指の押さえ方や運び方、外から見えるアンブシュアの状態など確認できる。

漠然と抱えている奏法の問題や違和感など、意外に表出していることも多いで、確認することは大事だと思う。

洗足学園高等学校音楽科

2007-02-16 22:10:02 | 日常
今日は洗足で高校の授業と高校生の副科レッスン。
「演奏法」という授業で、主に奏法の基礎を考えながら実習していたわけだが、最近になりようやく軌道に乗ってきたと感じていたのに、今日が今年度最後の授業ということだった。
とはいえ来年度も同じ生徒たちと引き続き授業を進めていく予定なので、さらに新しいシラバスを考えたいと思う。

副科はピアノ科の生徒で、中学生の頃は吹奏楽部でオーボエを吹いていたらしい。
来週には副科も試験があり、ヘンデルのヴァイオリンソナタ第六番を演奏する。
休符がほとんど無く難しいのだが、春からサックスを始めて、なんとか吹けるようになってきて安心。
試験ではベストな演奏ができることを祈っている。

大学は実技試験が終わり、レッスン棟がとても静かになった。

洗足実技試験(2年生)

2007-02-15 21:47:35 | 日常
洗足は今日でサックスの実技試験最終日。2年生45人の演奏を聴いた。
朝10時に始まり、終了したのは20時頃。
大変だったが、終わってみるとすがすがしい。
学生たちは今回の反省をいかし、また明日から練習に勤しんでほしいと思う。

今日、鉛筆の持ち方を変えて審査に臨んだのだが、その影響なのか疲れがまったく残らなかった。
実は今まで間違えた持ち方をしていたのを、正しい持ち方に変えただけなのだが、しかしそれだけで腰が自然に伸びて、長時間座っていてもまったく苦にならなかったのだ。
もっと早く気がつくべきだった。
それより何より鉛筆と箸の持ち方は正しくしたいものだ。

洗足実技試験(1年生)

2007-02-14 21:48:30 | 日常
今日は洗足1年生の実技試験だった。
一人病欠したものの、37人が洗足一年目の「おさらい」を行なった。

私が通っていた尚美では、楽曲を演奏する試験が前期と後期で一回ずつあり、ちなみに私が尚美の1年生の頃、前期はラプソディー(ヴェローヌ)とプレリュード、カデンツと終曲(デザンクロ)。
後期はワルツ形式によるカプリス(ボノー)、ソナタ(リュエフ)と2曲ずつ演奏した。
なぜ2曲ずつだったのかは後日にでも機会があれば説明するが、準備がとても大変だった。

明日は2年生の試験。
今日より人数が多いが、今日と同様に初めて会う学生が多いので楽しみでもある。