hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

東京音大1年生室内楽2019年度 第4回

2019-04-30 04:53:00 | 東京音大
*****************************
授業メモ
 
・音域を固定した音階
・分散和音(逆行、長調)
・倍音練習
Exercices d'Intonation (Jean-Marie Londeix)
*****************************
 
 
アンサンブルするためには一人ひとりの技術が大事だと考えて、今回は全員アルトを持ってきてもらって、基礎練習の考え方と実践を行った。

賑わいの中に

2019-04-29 06:21:00 | 日常
リハーサルのために出かけようと外に出ると、周辺は休日の賑わいが甚だしく、駅に着くまで人混みに揉まれて時間がかかり、電車内もいつもと違って家族連れが多く賑わっていた。
 
 
 
 
私の隣の席に、足が下まで届いていない小学校低学年くらいの女の子が静かに座っていて、周りの賑わいに反してとても大人びているなと思いつつも、その子からイチゴポッキーの香りがして、とても可愛らしく思えた一幕だった。

強弱に

2019-04-28 05:51:00 | 日常
ダイナミクスの幅を広げることはとても大事で、それは単に息だけの問題ではなく、その息に見合った奏法とのバランスが取れていないと音を保つ事ができない。
 
 
 
 
単にフォルテといっても高音域、低音域なのか、左手の音域、右手の音域なのか、オクターヴ上か下か等、それぞれに合わせた柔軟な奏法が求められるだろう。

指づかい

2019-04-27 07:10:00 | 日常
中学、高校などの吹奏楽から楽器を始めて、その活動の中でしか練習してこなかった人が専門的に勉強を進めていくと、ある時点で伸び悩むことが多く、そこからは練習の量だけではなく、質も大事になってくる。
 
 
 
いくつかのヒントの一つとしてあげられることは「指づかい」で、それは難しいパッセージを効率よくすることや、音程や音色を整える用法あって、一つの音に1つの指づかいだけではない。
 
 
 
「替え指」という言葉があるが、ただ指づかいに良し悪しやメインとサブの様な関係は無く、状況に応じて適切な指づかいを選ぶ知識と技術が大事で、それは練習だけしていても身に付かず、観察することや考えることが必要だろう。

ソプラノのリード

2019-04-26 07:20:00 | 日常
リードによって音色や音程の癖が大きく変わり、新しいリードは音色がみずみずしくてコントロールしやすく、使い込んだ古いリードの場合、物によっては他には得難い音を出せることがあるが、音色の幅が狭く、音程の癖(特に高音域が高くなる)が甚だしくなる。
 
 
さらにセルマーの場合は低音域の裏返る度合いも変わるのではないだろうか。

学内演奏会

2019-04-25 05:01:00 | 東京音大
東京音大サクソフォンクラスの学内演奏会が行われ、我々教員も最後の曲で共演した。
 
 
 
 
 
 
この催しは新入生歓迎会も兼ねており、その趣向がとても良いなと感心してしまった。

尚美授業2019年度(第2回)

2019-04-24 06:14:00 | 尚美
*****************************
授業メモ
 
・視聴録音: Henri Tomasi: Concerto (原博巳、堤俊作、尚美オーケストラ)
Arpèges: 逆打ち(長調)
*****************************
 
 
私がディプロマ1年生の頃の録音を聴いてもらった。
 
 
授業で自分自身の録音を聴くのは珍しいが、この作品に取り組んだ当時、難しい曲にも関わらずオーケストラメンバーの後輩たちが私のためにと一生懸命練習してくれたこと、尚美にいらしたばかりの堤先生が熱心に、そして親身になって取り組んでくださったことなど、色々な思い出を話して、今の学生たちにも何か活かして欲しいと思った。

東京音大1年生室内楽2019年度 第3回

2019-04-23 05:16:00 | 東京音大
*****************************
授業メモ
 
Albéniz: Sevilla 2回目
Bolzoni: Minuetto 2回目
Vellones: Valse chromatique 2回目, Cavalier andalous 2回目
*****************************
 
 
 
 
 
 
 
編曲作品2つは今回でひとまず終了。
 
 
「半音階的ワルツ」は、まるでラヴェルの「高貴で感傷的なワルツ」と「ラ・ヴァルス」を合わせてコンパクトにまとめ上げたような、フランス的でお洒落な作品だが、聴いた印象とは裏腹に大変難しいので、さらに持ち越しとなった。
 
 
 
 
次回は内容を変更して、全員アルトを持ってきてもらうことにした。

リードも

2019-04-22 06:10:00 | 日常
多古町の演奏会でいただいた花束が3週間経ってもまだ綺麗に保っている。
 
 
 
先日SNSから、花は人の気持ちに応えてくれるというコメントをいただき、私もそういうことを言える人になりたいと思ったのと、もしかしたら我々はリードに対しても同じことが言えるのではないかという気もしてきた。

3か所で

2019-04-21 06:39:00 | 日常
3つの学校に伺った。
 
 
 
午前中は合奏指導で、ハーモニーディレクターの使い方くらい覚えなければと反省した。
 
 
 
 
 
午後は洗足でレッスン、夕方からは東京音大で合わせだった。
 
 
 
 
トイレで誰かが忘れて行ったものに驚いた。

尚美授業2019年度(第1回)

2019-04-17 05:22:00 | 尚美
*****************************
授業メモ
 
・自己紹介
・音域を固定した音階1
*****************************
 
月曜日の午前中は東京音大池袋キャンパスで、午後から尚美で授業とレッスン。
 
 
 
入口に演奏会のチラシが貼られていた。
 
 
 
 
年度始めは教室やレッスン室の調整があるので、来週以降に変更する可能性もあるが、あまりの部屋の奥行きに驚いた。

東京音大1年生室内楽2019年度 第2回

2019-04-16 07:10:00 | 東京音大
*****************************
授業メモ
 
Albéniz: Sevilla
Bolzoni: Minuetto
Vellones: Valse chromatique, Cavalier andalous
*****************************
 
 
 
 
 
パートを決めて楽譜を用意してもらい、配置やチューニングの説明をして、まずは室内楽を体験して慣れることを目的として、初見でもなんとか通せるくらいの小品を色々演奏してもらって、まずまずのスタートを切れたように思う。
 
 
 
 
色々な楽譜の中に、卒業生の置き土産を見つけた。