hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

南京三日目

2019-07-31 07:13:00 | 日常
ゆっくりと午後にチェックアウトして、夜の便で南京空港から台湾へ。



初めての中国滞在、その間、これまで使っていたこのブログ、SNSはおろか、gmailまでもが規制されていた。



それでも裏技のようなものがあるそうだが、そういうものには手を出さずに、なすがままに過ごしていてたら、この国の生活が少しわかったような気がした。



翌日から台北での講習会が始まる。

南京 二日目

2019-07-30 01:13:00 | 日常
ホテルに10時に集合して、施設内にある大きなコンサートホールへ。

ゲネプロして13時から演奏会本番。


沢山のお客様にお越しいただいて、とても楽しかった。


聴いてくださったお客様やスタッフの方々から「CDは持ってきてないの?」ときかれ、もう在庫がないと答えるとがっかりとしていて、申し訳ない気持ちだった。


終演後、沢山の方々から一緒に写真を求められて、南京の人たちは日本人を好まない人が多いかと思っていたが、演奏会に来てくださったお客様はそんな事はなく、楽しんでくださったようで一安心だった。

南京 一日目

2019-07-29 01:09:00 | 日常
台北から中国の南京へ向かい、夜に到着してホテルにチェックインした。


翌朝7時半にホテルでピックアップしてもらい、南京で開催しているサクソフォンフェスティバルの会場へ。


午前中はマスタークラスをし、午後は翌日の演奏会のリハーサル。


演奏会では講師それぞれの演奏に加えて、最後は一緒に五重奏を演奏する。

空路で

2019-07-28 01:06:00 | 日常

成田空港から、まずは台湾の桃園空港へ。



次の乗り継ぎの時間が4時間以上あったが、この空港はとても大きく、買い物をしてマッサージに行き、ラウンジでくつろいで過ごした。

前歯 その3

2019-07-27 01:03:00 | 日常

肝心なところで、楽器を吹く時の違和感、奏法や音の変化は、無いこともないが、対応できる程度のものかと思うが、しかしそれは本番をしてみないことには何とも言えず、先日ソプラニーノを吹いた本番では、まっすぐ構えることに気を取られて演奏に集中できないこともあった。


続く

前歯 その2

2019-07-26 05:41:00 | 日常
先日の続き。



前歯が差し歯に変わって、2本の前歯の高さが揃ってしまい、下顎にこれまでとは違う力が加わって、痛みはないが凝りがこれまでよりもひどくなった。

強弱

2019-07-25 08:50:52 | 日常
演奏する際、表現する上で最も重要で、骨格をなす要素は、強弱のコントロールに終始するのではないだろうか。



それは全体の音量を大きく、小さくするだけでにとどまらず、一つひとつの音の切り方、音を膨らましたりアクセントを付けたりすることも、強弱のコントロールが基本となり、その幅を広げるための奏法が大事だろう。

聴き比べ

2019-07-24 04:19:00 | 日常
一人、もしくは一団体が、一つの作品を複数回録音していることがあり、それを聴き比べるのは興味深く、また、演奏者が自国ではない作品を深く勉強して演奏しているところがまた興味深い。

処理能力

2019-07-22 06:11:00 | 日常
練習は目的を持って、さらには明確に、詳細に持つことができれば尚良い。
 
 
 
楽譜を読むことと楽器を演奏する能力は別物で、楽譜を読んで音楽を享受することは知識と感性、それを楽器で表現することは運動能力であり、その情報伝達と処理をスムーズに行っていくことが効率の良い練習と言えるだろう。

ボートマッチ

2019-07-19 05:24:00 | 日常
先日、参院選挙ではない投票をした。
 
 
 
昔も今も直感を大事にしているが、このところは歳のせいか、それだけでもなく、私なりに熟考している。
 
 
 
今週末には参院選挙もあり、どうしようか迷っているが、最近は「ボートマッチ」というエンターネット上で質問に答えて自身の考えに近い政党を割り出してくれる便利な機能もあって、私も活用してみようと思う。

労われ

2019-07-18 06:20:00 | 日常
スーパーに買い出し、家の掃除、病院と市役所と薬局へ行き、今日中には片付けられないと思っていた用事が、好天のおかげか、思いがけず全部済ませることができた。
 
 
 
病院では4月までお世話になっていた先生と思いがけずお会いすることができ、明日でこの病院を離れるそうで、最後にお礼とご挨拶ができて良かったし、私にも労いの言葉をいただいて嬉しかった。

めのもっそ

2019-07-17 07:40:00 | 日常
学生生活を終えて何年か経った時にいただいたオーケストラのエキストラのお仕事、初日のリハーサルにて、アルルの女の第二組曲のメヌエットの中間部に入り、同じパターンの繰り返しで、楽譜の段を見間違えないようにしつつ、元気よく四分音符を吹きながら、次に来る対旋律に向けて調子を整えていた。
今思い返すと、オーケストラ全体でも元気よく、徐々に速くなっていた。
 
 
 
中間部が終わって、アウフタクトのサクソフォンに差し掛かった時、指揮者が私に左手を向けて、これまでの速度に急ブレーキをかけて遅く振り出したのに大変驚き、次の小節に入るまでの、一瞬とも言えるたった4つの八分音符を吹く間、私自身が抱いていた速度のイメージ、指揮者の意向、ここまでのオーケストラ側の流れをどう変えていけば良いか、ダイナミクスはどうすれば良いかなど、様々な考えがよぎって板挟みにされて、心臓が止まりそうな思いをしたことがあった。
 
 
 
例えば、突然遅くなる"meno mosso"は、成熟された音楽性を持ち合わせていないと、表現が難しいのではないだろうか。
 
 
 
メヌエットのこの部分には速度の指示は何も書かれていないのだが、この"meno mosso"を見るたび、今でもあの瞬間のことを思い出す。