虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

邯鄲の夢

2010-02-21 | 日記
最近、ネタ切れ。
「龍馬伝」も見ているけど、特にネタにしたいことはないし・・・。今回は、弥太郎が投獄された事件を描いていたが、たしかに、この事件は史実なのだけど、坂本龍馬をからませるのは、すごい横道。今回は、岩崎弥太郎伝を見させられた、という感じだ。

邯鄲(かんたん)の夢、という言葉をこのごろ、よく思う。
中国の古い話で、たしか、青年が、邯鄲という都の宿で、ごろりと横になって休んだ。その後、青年は就職し、結婚し、子供もできる。財産もできるが、無実の罪でどん底の境遇に陥ったり、とにかく、長い長い波乱のある人生を生きる。まあ、50年は時がたったのだろう。そして、ふと目が覚めて青年は、今までの長い長い人生は夢だったと気づく。寝る前に火にかけていたお粥がまだ煮立っていなかったそうだ。「一炊の夢」ともいうそうだ。
正確で細かな話は知らない。

若い時はそうではないだろうが、年をとると、この故事は実感をもって迫ってくるのではなかろうか。

何十年も昔、新宿東京ジューキビルの宿直警備を終えたわたしは、下宿に帰り、コタツに入って寝るというのが毎日の暮らしだった。目が覚めると、同じく、あの下宿にいてコタツに入ってる自分を発見するのではなかろうか、と、思うときがある。

人生は一瞬、まさに一炊の夢?これは何を意味するのだろうか。意識は昔とちっとも変わっていないということだろうか?

ネタがないといいながら、また、つまらないこと書いてしまった(笑)。失礼!