今朝の朝日の大阪版に「天誅組」研究書37年ぶりに復刊」の記事。
樋口三郎さんの足で調べた天誅組の本は貴重だが、今や希少本のひとつで、アマゾンでも3000円から5000円の値がついていた(しかも部数は少ない)。
藤井寺市の天誅組研究家、草村さんという方が、樋口さんの親族に依頼され、今回、復刻したそうだ。1200円。安い。300部発行。いいニュースだ。
きっと天誅組ファンは飛びつくだろう。
天誅組というと、その名前から、過激なテロ集団、天皇主義者、右翼を連想する人もいるかもしれないが(実際、戦前は、右翼がさんざん持ち上げた)、実態は、武士以外の百姓、町人の参加も多く、首領の吉村虎太郎は、元庄屋、藤本鉄石は絵描きであり、二人とも清河八郎の同志でもある。世直しを求めて立ち上がったことはまちがいない。藩によらない草莽による決起だ。その後は藩、武士の軍隊ばかりが主導権を握ってしまう。
天誅組は、上の政治情勢の急変で、はしごをはずされ、見捨てられ、勤王の先鋒隊が賊軍になってしまう。盟主にあおいだ中山忠光は、長州に逃れるも、長州は、幕府をはばかってひそかに暗殺してしまう。政治はこわい。
樋口三郎さんの足で調べた天誅組の本は貴重だが、今や希少本のひとつで、アマゾンでも3000円から5000円の値がついていた(しかも部数は少ない)。
藤井寺市の天誅組研究家、草村さんという方が、樋口さんの親族に依頼され、今回、復刻したそうだ。1200円。安い。300部発行。いいニュースだ。
きっと天誅組ファンは飛びつくだろう。
天誅組というと、その名前から、過激なテロ集団、天皇主義者、右翼を連想する人もいるかもしれないが(実際、戦前は、右翼がさんざん持ち上げた)、実態は、武士以外の百姓、町人の参加も多く、首領の吉村虎太郎は、元庄屋、藤本鉄石は絵描きであり、二人とも清河八郎の同志でもある。世直しを求めて立ち上がったことはまちがいない。藩によらない草莽による決起だ。その後は藩、武士の軍隊ばかりが主導権を握ってしまう。
天誅組は、上の政治情勢の急変で、はしごをはずされ、見捨てられ、勤王の先鋒隊が賊軍になってしまう。盟主にあおいだ中山忠光は、長州に逃れるも、長州は、幕府をはばかってひそかに暗殺してしまう。政治はこわい。