虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

虎尾の会しばらく休会

2015-06-21 | 日記
このブログ虎尾の会も気がついたら今年ですでに10年を過ぎていた。
10年以上も続けられたなんて、喫煙の他は考えられない。
残された時間は短い。やるべきことは多い。10年でひとつの区切りをつけようと思う。
しばらくお休みさせていただきます。
ときどき覗いてくださった皆さん、ありがとうございました。

とはいえ、ひょっとしてたまに顔を出すかもしれないかもね(笑)。


「反対」掲げ300人

2015-06-15 | 新聞・テレビから
今日の夕刊、社会面に「安保法案 国会前で座り込み 「反対」掲げ300人」の見出しで、7行の記事。
今日、15日(月)は国会前に300人が座り込みをしたのだが、なぜ、この「300人」を強調して、昨日の2万5000人の国会包囲集会を記事にしないのか。

14日(日)のことは昨日のことだ、というのは理由にはならない。この夕刊のトップは昨日(14日)のアメリカでの「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」開催についてだ。昨日のことでも記事にしている。記事にできる。

安保法制に対する2万5000人の国民の抗議デモをニュースにしない新聞とは何なんだ?

朝日は、安保法制の国会審議が始まった頃から、朝刊で、「70年の首相」と題して、安部首相の系譜、思想を連載している(批判記事ではない)が、安保法制を批判しながら、安部首相の人と思想を理解しようとする姿勢がいまいち不明だ。安部さん、そんなに重要視するような内容を持った人物なのか?どんな人でも、一寸の虫にも系譜や思想くらいある。なぜ、今、安部首相の系譜や思想をとりあげるのか。どっちに転んでもいいように安部派の記者にも書かせているということか?

昨日の25000人の抗議デモを記事にしないで、今日の「反対」掲げ300人を記事した陰には、社内のそんな(新聞社らしからぬ)圧力も感じてしまう。

憲法違反国会

2015-06-07 | 新聞・テレビから
月曜日の安保法制の国会審議をNHKは中継するだろうか。
今まで、3回、中継した。

はじめの第一回は、与野党から要望もなかったので、中継しなかったとか。
ありうる。国会議員は国会のようすを伝えてほしくないのだ。
与野党激論とか、論戦に火花を散らす、とか新聞は書くが、中継を見るとそんな激論ではない。

だいたい、あの下村大臣らの政治とカネの献金疑惑、小渕議員の政治資金規正法違反もうやむやで、後藤さんの政府のふざけた検証報告も追求する姿勢がない国会だ。


自民、公明、民主党、維新が時間をたっぷりとって質問するが、法案の説明を政府から受けるだけ。民主党も本来は、安保法制は必要と認めているはずだから、せいぜい、国会延長して慎重審議を主張するくらいだろう。

国会で、憲法学者が安保法制は違憲だ、と主張した。これは、重大な発言だ。国会で安保法制を議論していること自体、意味がなくなる。国会議員は、これをどう受け止めるか。

国会も、メディアも、「憲法学者の違憲発言」を迷惑に感じているのではないか。テレビなどでは、大きなニュースとして取り上げない。

ほんとに、もう国会を包囲して、国民の意見を主張するしか方法はないのかもしれない。

いったい、この戦争法案を成立させてだれが喜ぶのか。
まず、アメリカだろう。アメリが要求したものだから、当然。

次は、軍需産業で儲けをねらう大企業か?。
防衛予算が増えることはまちがいないのだから。大企業の景気回復をねらえる。

政府も都合がいい。
いったん事が起こり、非常事態にでもなれば、強権を発動して、国民の権利を制限することができる。借金財政、年金問題、社会保障なども、この非常時だから、みんながまんして一致団結しようということになりかねない。今の法案は、憲法改正を議論しているのと同じだ。

これを中継しないNHK、また、報道しないテレビはゆるされない。