虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

空を飛ぶ夢

2011-07-29 | 日記
また、意味のない馬鹿話をひとつ。おいそぎの方は読まないでください。


今朝方、夢を見て目を覚まし、印象に残ったので、忘れないうちにメモした(といっても、メモしている間に記憶は急速に消えていったが)。

家族で電車に乗っている。東北あたりを走っていた。急に、わたしの乗っている小さな車両だけが連結を離れ、どんどん別のところへ進みだした。着いた場所が、人のいない山中。夜で、暗い。
うーん、みんなと離れてしまった。帰らなくてはならん。通販で買った小さなキャラメツ箱みたいなものから、薬を足の裏にぬる。便利なものが開発されたものだ。これで空を飛べるのだ。空を飛んでみんなのもとに行こう。

スーパーマンのように駈けだして、両手を伸ばしてえい!とジャンプする。浮いている。両足を前後しながらこぐと、どんどん高くあがる。これは、いい。ただ、足でこがないと、地上に落ちてくる。人力でこぐ、ということころが、今までの空飛ぶ夢とちがうところだ(笑)。

電線みたいなものが空にある。これにひっかからないようにして飛ぶ。鳥の大群も飛んで来る。飛んでいるのはおれだけだろうか?と思うと、他にもあちこちに、空でねそべっていたりしているヤツもいた。そのうち、暗い夜空になり、明るい巨大な浮遊物体が浮いていた。空中で光の銃撃戦みたいなものが始まった。やばい。戦争かもしれぬ。下の街のあちこちが燃えているようだ。

場面は、急に変わり、わたしは、どこかの館の中に閉じ込められている。いくつもの部屋がある。どこも戸が閉められている。次々に戸を開けてみる。なにが出てくるのだろうと少し恐怖感もあるが、開けてやる。古い家具が置いてある部屋だ。だれもいない。早くこの館を出ようと出口にいそぐ。出口の戸がバタ、バタと閉じられそうになる。待て、と足をつっこんで戸をこじあけ、外に出る。出たついでに、バッカやろうめ、とこの館の玄関の戸を足で蹴破る。ガラスが割れると思ったら、アメのようにぐにゃりとなった。外に出ると、おばさんがいたので、駅はどっちのほうだと聞く。あっち、と指さす。指さした方向の町は燃えている。ケータイを出して、「無事か?」と聞く。そこで、目が覚めた。

馬鹿な夢のお話で、すいません。

日本は、今も、どこかの町が燃えていて(大災害の中にあり)、今も戦争状態にある。空高く飛ぼうとするけど、すぐに閉じ込められてしまう現実を反映してるのかな??


日本SFの巨人 小松左京 逝く

2011-07-28 | 読書
今日、ネットのヤフーニュースで知った。26日に小松左京、ついに亡くなった、と。80歳。
晩年は、病気になって、自由にペンを使えなくなっていたとか、阪神大震災からうつになった、とか聞いていたので、心配していた。この人こそ、100歳になっても200歳になっても、人類の未来について書きつづけてほしかった。

わたしが、SFに興味を持ちだしたのが、小松左京からだった。昔、SFマガジンに毎号、小松左京の短編がのっていたが、どれもおもしろかった。その頃は、SFという言葉もまだ市民権を得ていなかった。SFがいっきに市民権を得て、ハヤカワ書房以外の出版社からも続々と出るようになったのは、「日本沈没」がベストセラーになってからだろう。それからの小松左京は、未来学、万博の企画、テレビへの出演などなど、猛烈な働きぶりだった。外での活躍に比べて、小松の本格SFが減ってきたようなので、ちょっと残念に思っていた。

小松の最高傑作は「果てしなき流れの果てに」だと思う。たしかテスト前日に本屋さんから新発売された。テスト前日なのに、もちろん、一気に読んでしまった。このころは、スピルバーグとかのSF映画などもない頃で、巨大な宇宙船が日本の上空に飛来するシーンなどは興奮したものだ。

短編にもすばらしいものがある。たとえば「お召し」。12歳以上の大人が突然、消えてしまう話。子供達だけで、社会をつくりあげていくのだが、後年の「日本沈没」や「首都焼失」の先駆をなす名作だ。

小松左京といえば、肥満体で、エネルギッシュな風貌だったが、いつのころからか(阪神大震災からかな?)、痩せた風貌に変わっているのを見てショックを受けた。

探偵小説では江戸川乱歩の功績が不滅なのと同じように、SFでの小松左京の功績も不滅だろう。

小松左京よ、ありがとう!

                                 合掌





アナログ放送終了

2011-07-24 | 映画・テレビ
今日の正午から、テレビは映らなくなった。
テレビはただの箱になってしまった。
全国で地デジ未対応は0.6%で、現在すでに99%の国民は地デジに対応しているというが、ほんとうだろうか?

わたしは、別にテレビがなくてもいいが(ああ、なんだかすっきりした)、独り暮らしの老人にとって、テレビは唯一の情報源であり、娯楽ではないのか?そうした対策はしているのだろうか。地デジテレビに買い換えるなんて、めんどうなことできるだろうか。
いや、テレビを買い換えただけでもだめで、なにやらアンテナをつけたりしなくてはいけないそうだ。

わたしも総務省のコールセンターに電話してみた。電話料金1分10円かかるそうだ。チューナーはいくらするの?安価なもので5000円くらい。ただし、安価なものは今すぐは手に入らないかも。アンテナはいくら?アンテナ自身は数千円だけど、設置料が店によって数万円するかも、よくわかりません、と。

全国地デジ化は、国の政策のようで、総務省は二千億円の税金を支出しているそうだ。地デジになって、テレビの何がどう良くなるのか、なぜ地デジにしなければならないのか、そんな説明は何もなく、強引なものだ。日本のように一斉に地デジ化される国は、世界にも例がないそうだが、メデイアは、地デジ化の方針については、これまでほとんど議論も解説もなく、黙ったままだった。ここにも、原発報道と同様な異常な日本があるのではないか?


今度、梅田に出たら・・・

2011-07-23 | 日記
今度、梅田に出たら、旭屋か紀伊國屋か大きな書店に寄って、実施調査(笑)をしたいことがる。トルストイの「復活」やロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」などを、何種類、何冊、並べてあるか、ということだ。もちろん、文庫本ではあるだろう。文庫本以外の単行本(全集本でもよい)としてだ。トルストイやロマン・ロランでなくてもいい。いわゆる世界文学。数百万冊を誇るという大型書店に、デイケンズやデュマ、ユゴー、ゾラなどの名作を置いているのだろうか。

日本人はなんでもすぐ外国と比べたがるといわれるが、本屋については、外国の事情もほんとに知りたいと思う。外国も、本離れ、読書離れがはげしいのか。本屋に行っても、昔の世界文学や古典は日本と同じように並べられてないのだろうか。

外国のテレビ番組も日本の民放のテレビ番組と同じようにくだらないものばかりなのか、これも知りたいが、外国の本の出版状況も知りたい。

大型書店に入って、トルストイの本、文庫以外でありませんか?と聞いて、まさか、ありません、とは答えないでくれよ。

まあ、本屋さんの責任ではなくて、出版社の責任なんだろうけど。



原田芳雄逝く

2011-07-19 | 映画・テレビ
今日、原田芳雄が亡くなった。
好きな俳優だった。時代劇で原田芳雄の浪人姿がもう見られないのは残念だ。

原田芳雄は、たしか中学か高校時代くらいにテレビで初めて見た。
高校の坊ちゃん先生みたいな役で、明るい青春連続ドラマだった。好青年だった。たぶん、これが新人原田芳雄のデビュー作だったろう。このころ、来年は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」がNHKの大河ドラマになる、ということが決定したが、竜馬役は決まっていなかった。美男子すぎるけど、竜馬をやるなら、この人がなったらいいな、と思った。

原田芳雄は侍役がよく似合う。黙って刀を差している姿だけでほれぼれする。ただし、組織に生きる武士ではなくて(どう見ても組織の枠におさまる面魂ではない)、アウトローにならざるをえない浪人者だ。清河八郎なんて、やらせたかったなあ。

残念なのは、原田芳雄には、あまりいい時代劇に出られなかったことだ。「竜馬暗殺」とか「浪人街」「闇の狩人」などあることはあるけど、十分に原田芳雄を使っているとはいいがたい。現代劇やアクション映画よりも、もっともっとたくさん原田芳雄の時代劇を作るべきだった。

ただ、デビュー以後の時代が、原田芳雄が出るようなアウトロー時代劇があまり求められなかったのだろう。時代劇が、あの個性を生かせなかったのは残念だ。

ご冥福を祈ります。

                               合掌


鳥に関する話

2011-07-19 | 日記
今朝、ひなのいなくなった巣に親のツバメがじっとしていた。おなかがふくらんでいるようなので、ひょっとしてまた卵を生むのだろうか?

4羽のひな、どこへいったか。昨日、家の前の電線に止まってた4羽の鳥(ツバメかすずめかわからないが)をカメラにとっていた。この4羽が巣立ったひなだったら安心なのだが・・・。画像がそれ。

鳥には案外と、縁がある。

小学生のころ(4年生くらい)、東京の練馬に住んでいた時に、三回ほど家の中に鳥が飛んできた。

最初は、セキセイインコ、たぶん、どこかで飼っていたインコが逃げて飛んできたのだろう。
はじめて鳥かごを買って飼うことにした。これは、たしか半年くらいで亡くなった。

その次には、部屋の中にジュウシマツが1羽飛んできた。これは、ずっと生きていて、中学生になって北海道へ引っ越すとき、友達に鳥かごといっしょにあげた。二年以上は生きていたはずだ。毎日、家の周辺から「はこべ」(だったか?)をとってきて、鳥にえさとして与えていた。

このジュウシマツを飼っているとき、緑色の野鳥(名前は知らない)が飛び込んできたこともある。ジュウシマツのいる鳥かごにいっしょに入れたのだが、鳥かごになれないのか、あばれて、じきに亡くなった。

数年前だったか、庭の木にムクドリが巣を作って巣立っていった。これは、このブログにも画像をのせたっけ。

犬は人間の味方だけど、鳥も陰ながら人間を支えてくれているような気がする。ロビンソン・クルーソーの唯一の友はオウムだったし、グリム童話では、小鳥が人間を助ける場面がたくさんある。

二年ほど前、お医者さんに診断のこわい検査結果を告げられる日の朝、なぜかウグイスがしきりに鳴いているのが聞こえ、それをしみじみ聞いていた。診断結果は最悪を避けられた。やっぱりウグイスが知らせてくれたのだ、と本気で思った(笑)。

イエスも、空の鳥を見よ、といっていたな。

「空の鳥をよく見なさい。種もまかず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくれる。ー略ーだから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労はその日だけで十分である」

こういうところは、イエスも東洋仙人みたいで、気に入ってる(笑)。





ツバメの巣 ⑩ いない!巣立った

2011-07-18 | 日記
昨日まで、ギューギュー、セミのように鳴いていたのに、今朝は鳴き声が聞こえない。
眠っているのかな。ツバメも飛んでこない。

イスを出して、巣の中をカメラで写してみると、なんと中はからっぽ。
しまった、巣立ってしまったのだ。昨夜に巣立ったのだろうか。
台風が来るので、いそいで旅立ったのか?この雨の中、大丈夫だろうか。ちゃんと飛べるのか?

大家に一言の挨拶もいわずに、出ていくなんて、ひどい!
さびしいよー。
赤ちゃん誕生が7月7日。10日で巣立つことができるとは知らなかった。

ツバメの巣 ⑨ 夜

2011-07-16 | 日記
画像は夜、フラッシュで写したもの。
フラッシュをあてたのに、逃げない。じっとしている。
ひなたちも寝ているのか、おとなしくしている。

日中は、親鳥2羽が巣でじっとしていることはあまりない。えさを与えたら、休む間もなくすぐ飛んでいく。人間を見ても、飛んでいく。

でも、夜は、平気なようだ。
夜は、こうして二人で見守っているのだろうか。親ツバメもここで眠るのかな。

広瀬 隆等 東電、国、学者を刑事告発

2011-07-16 | 新聞・テレビから
レイバーネットで知った。
7月15日、作家広瀬 隆とルポライター明石昇二郎が自由報道協会で記者会見している。
レイバーネットから記者会見の動画や告発状を見ることができる。

東電、国、御用学者たちを業務上過失致傷罪で告発している。

だれかがやらなければならないことだろう。広瀬 隆たちは、もっと多くの人が告訴をしてほしい、と呼びかけている。

これは、ニュースではないか。昨日、今日の新聞を調べてみたが、記事になってない。
テレビでも放送したのだろうか?たぶん、していない。大メデイアは無視だ。

ジャーナリスト上杉 隆も記者会見の場にいて、「メデイアの責任はどうする?」と質問していたが、「それはあなたがやってください」と広瀬 隆に返されていた。

経済同友会の提言

2011-07-15 | 新聞・テレビから
今日の朝刊に経済同友会なる経営者の団体が提言をした、という短い記事が出ていた。

「提言では、医療費の自己負担、年金の支給開始年齢の引き上げなど、高齢世代への給付の「大胆な削減」を提案。消費増税を確実にしつつ、企業の競争力の確保につながる法人税改革を実施するよう求めた」とある。

医療費の自己負担を増やせ、年金の支給開始を遅らせろ、消費税をあげろ、そして、法人税率は下げろ、というわけだ。

腹がたったので、ここにメモしておく。これが、経済界の意見だ。

大震災後、法人税減税は中止という話も出たが、今は議論は先送りで、とりあえず、消費税増税が話題になっている。こんなときに、財源がないときに、法人税を下げることはありえない。法人税についての記事はすっかり新聞から姿を消している。

まだクーラー使わず

2011-07-15 | 日記
まだクーラーを使っていない。
住んでいるところが比較的涼しいのかもしれないが、なんだ、クーラーがなくても大丈夫だ、と今のところ、思っている。もちろん、扇風機は使っている。
クーラーをいったん使い始めると、クーラーに慣れてしまう。なければないですませられる。第一、昔はクーラーなかったではないか。クーラーがないと、自然の風の涼しさ、気持ちよさが体感できる。夏は暑いのが当たり前だ。隣の家からクーラーの音が聞こえてくる。隣はつけている。おれはつけていない。勝った!(笑)

・・・なんてことを言っているが、さて、いつまで使わずにいられるかな。

ついでに、ツバメさんの画像ものせました。鳥は、夜は眠るのだろうか?

藩命か愛か 「小川の辺」をネタに

2011-07-14 | 映画・テレビ
今、公開中の映画「小川の辺」はまだ見ていない。例によってビデオ屋さんでDVDが出たら見るつもりだ。
愚作「十七人の刺客」よりは、ましだと思う。

以前、新聞に映画「小川の辺」の広告が出ていた。映画の広告はよく見る。
映画の広告に「藩命か、愛か」とあった。藩命による上意討ちの相手は、自分の親友。しかも、その妻は自分の妹。親友は、百姓のことを考えて主君に藩政改革を訴えて脱藩したという。

「藩命か、愛か」と問われたら、当然、即、愛をとるだろう。
親友の方に義がある。藩命はただ藩命というだけで、なんの正義もない。

最後はどうなるのだ?親友を斬るのか?どんな結末なんだ?
原作は読んでないので、気になって「小川の辺」を読んでみた(新潮文庫{闇の穴」所収)。

原作は、親友のことはあまり書いていない。親友との決闘場面も省略していた。原作は、兄妹の関係と妹と奉公人の関係に焦点をあてて書いていて、「藩命か愛か」のテーマではないように感じた。


人物としては、藩政改革の上書を出し、謹慎させられ、上意討ちの危険が迫ってくると、脱藩した親友の方が断然、魅力的なはずだ。

主人公は、藩命に従わないと家族にも迷惑がかかると、やむをえず藩命にしたがうという、どちらかといえば、運命に耐え、組織に生きる男で、過激なところや、突拍子もないことをしでかす男ではない。藤沢周平はけっこう、こうした平凡で穏当な武士を描くことが多い。わたしは、脱藩した親友のような生き方を描いたような作品ももっと書いてほしかったのだが、長編では、雲井達雄を描いた「雲奔る」とご存じ清河八郎を描いた「回天の門」二作くらいしか知らない。

藤沢周平の短編は短編として別に問題はない。
ここからは、藤沢周平からはなれ、こっちの勝手で話をすすめる。

親友の上意討ちを命じられた主人公、藩命に従うしかなかったのだろうか?
あなたならどうする?と考えた。

方法はいくらでもある。
親友が脱藩や上意討ちになる前に藩内でそれをなんとか止める行動をする方法もあった。上意討ちを命じられても、仮病を使う、という手もある。剣が使えないという故障をいいたててもいい。いや、断る、という手もある。断って、親友と妹夫婦をひそかに逃亡させる手もある。藩命に従わなかったらお咎めをくらうかもしれないが、まずは、断ってみるべきだ。どうしても断れなかったら、藩命に従い、親友を討つ旅に出るが、けっきょく逃げられてしまって行方不明でーす、という帰朝報告をする(笑)。

江戸時代の封建時代は、そういう環境、時代ではなかったのだ、という人もいるが、いや、江戸時代に藩命に従わずに浪人になったり、脱藩した武士はけっこういる。江戸時代の大坂の町などは、そうした武士がまぎれこんで町人になった人も少なくない。

幕末になると、続々と藩命に従わない武士が出た。坂本竜馬しかり。藩命おそれずにたらず、だ。


映画の内容はどんなのかわからないけど、「凜とした日本人」という感想が広告にあったが、もし、藩命にしたがって、親友を斬る運命に黙々と従った男を「凜としている」というなら、少しちがうだろう。

「藩命」という言葉から、つい「国家の命」、「会社の命」、「社長命令」なんて言葉が頭に浮かんだので、つい、ながながと無駄話してしまったよ(笑)。

「藩命か、愛か」。愛に決まってる。

ツバメの巣 ⑧ ひなは4羽

2011-07-14 | 日記
ひなは4羽育っている。
巣の中をのぞいたわけではないが、顔を出すのが4羽。

親鳥が飛んで来るとチチチ(いや、こんな声じゃない。ギュギュギュか?うーん、文字にはしにくいなあ)と鳴く。親鳥が去るときも「ああ、待って-」とまた鳴く。ひなが鳴くときは親鳥がいるときだ。親鳥がいないときは、おとなしくしている。

親鳥は4羽それぞれの様子を見守り、えさも公平にあげている。えさは口にくわえているので、1羽の口にしか入れられない。で、順番にあげているように見える。

4羽のひなでも元気のいいのや、遠慮深いのもいるのか、まっさきに首をのばしてだれよりも大きな口をあけるひなもいれば、どうもタイミングが悪く、口を開けるのがおそいのもいる。親鳥が来るのをいまかいまかと親鳥の方向に顔を向けて待機しているのもいれば、まったく関係ない方向向いているのんきなやつも。

ひなのくせに羽のようなものまでできている。成長、早いなあ。

巨悪を前にして

2011-07-13 | 新聞・テレビから

「九州電力が近く公表する「やらせメール」問題の調査報告書で、前副社長が、テレビ番組に賛成意見を送るよう実質的に指示していたことを認めることがわかった」の記事。

あの「九州電力のやらせメール事件」、メデイアでは、その後あまり報道しなくなったし、もうあれで話は終わりにするつもりだろうか。

あれは、企業犯罪にはならないのだろうか。テレビ局は、公共放送の中立性を侵害された、として告発しないのだろうか。警察も、通信法違反とかなんかとかで(よく知らないが)、捜査しないのだろうか。

社会的責任の重い大企業がするべきことではない。卑怯、陰険、姑息、狡猾。トップはもちろん、社員も恥じるべきだ。まさか、この九州電力の関係者が、地元や中央の教育審議会とか教育委員とか有識者の一員になっていたら、即、やめるべきだ。

内部告発した子会社の社員は、共産党の事務所に訴えたという。地元の新聞社では、つぶされたり、情報をもらされる恐れがあるのだろう。実際、あれほどの犯罪なのに、ただ「体質の問題」として片付け、新聞社が独自に追跡調査しようとする形跡が見られない。九州電力自身の社内調査の公表を待つだけとはなさけない。メデイアでは、どいつもこいつも菅首相やめろ、の一点張りだが、九州電力の社長、経営陣やめろ、の声はいっさいない。東京電力への抗議も菅首相への批判の大合唱に消されている(というか、言う気がないのか)。


原発事故以後、旧権力の非国民性、巨悪の一部がぼろぼろはげてきているのに、メデイアは、なにごともなかったように、旧権力、旧体制の維持に努めているようにしか見えない。

大震災・原発事故という前代未聞の厄災の中で、国民は巨悪の姿を目にしつつも、どうしようもできないでいる。菅首相が辞めればいい、という合唱は、メデイアが旧権力を守るためのすりかえに見えてしょうがない。ブツブツ。以上、うっぷんばらし、おしまい。




ツバメの巣 ⑦

2011-07-12 | 日記
ひなが巣から落ちて死ぬことがある、と聞いていたので、2日ほど前に巣の下にダンボールの箱をおき、中に新聞紙を入れていた。

今日、気がついたのだが、ダンボール箱の中にちいさな、生まれたばかりのようなひなが死んでいた。
いつ、落ちたのだろう。他のひなたちは、体も黒くなっているのだが、このひなは卵から出てきたばかりのような姿。あとから一番最後に生まれたひなだろうか。あるいは、もっとはやく巣の中ですでに死んでいたのだろうか。わからない。巣は狭いし、ひなは転落してしまう危険がある。生き抜いていくのも大変だ。

他のひなたち(4羽くらいかな?)は元気で、親鳥が来るとよくチチチと鳴いている。