WTOが世界貿易機関という名称の略だったことも知らなかった男だけど、29日の夜、WTO交渉決裂のニュースが流れたときは、翌日の社説はこれだろうとおもった。ところが、30日は、報道記事のみで、社説はなし。大手各紙とも同じだ。そして、今日、31日に大手5紙、一斉に社説。
朝日の社説の見出しは、「合意へ、出直しを急げ」。
交渉が決裂したのは、残念だ。自由貿易を進め、経済発展のためには合意は必要。日本の農業が滅びるなんて心配しないで、競争に勝てる農業に体質改善せよ、ということだ。各紙とも、同じだ。
「しかしいまこそ、ラウンド再開に備え農業改革に取り組むべき時だ。世界的な食糧高騰で内外価格差が縮小している。農業が脱皮して国際競争力をもつには、またとない好機なのだ。」 (朝日)
「高齢化と生産性の低迷に悩む日本の農業は存亡の危機に直面している。今こそ農業改革に果敢に取り組むべき時だ。耕作放棄地の対策や次世代の農業担い手の育成、企業の参入機会の拡大などを早急に進めなければならない 」(日本経済)
「日本の農業に対する市場開放圧力は今後も止まらない。農業の生産性を向上させ、競争力をつける構造改革が急務だ」(読売)
「国内の農業に目を転じれば、WTO交渉に関係なく、体質強化が待ったなしだ。交渉による外圧が薄れたからといって、必要な改革を先送りするようでは、日本の農業が衰退に向かうのを止めることはできないだろう。政治や行政はその点を心しておくべきだ」(毎日)
「日本は交渉で農産品の大幅な市場開放を迫られた。決裂は安堵(あんど)ではない。現在、オーストラリアとの交渉でも広範囲に市場開放を迫られている。自給率わずか39%という現実から脱するために、農業改革に真剣に取り組むときだ」
(東京)
またもや構造改革?経済界の代弁しているのだろうか。農業改革とは、農業の企業化をすすめることか?
WTOもよく知らなかったくらいだから、この問題はわたしにはわからん。しかし、大手マスコミがかくも口をそろえて大合唱をすると、首を傾げたくなる。大手マスコミ、まるで相談して社説を書いたよう。あるいは、政府から頼まれたか?
ここ数年、大きな問題についての意見(社説)はどれも似たようなものが多くなっているので邪推したくなる。
交渉決裂、当然だ、という意見はやっと個人のブログの中で発見できる。
竹島問題、大手5紙はどんな意見を言うだろうか。
朝日の社説の見出しは、「合意へ、出直しを急げ」。
交渉が決裂したのは、残念だ。自由貿易を進め、経済発展のためには合意は必要。日本の農業が滅びるなんて心配しないで、競争に勝てる農業に体質改善せよ、ということだ。各紙とも、同じだ。
「しかしいまこそ、ラウンド再開に備え農業改革に取り組むべき時だ。世界的な食糧高騰で内外価格差が縮小している。農業が脱皮して国際競争力をもつには、またとない好機なのだ。」 (朝日)
「高齢化と生産性の低迷に悩む日本の農業は存亡の危機に直面している。今こそ農業改革に果敢に取り組むべき時だ。耕作放棄地の対策や次世代の農業担い手の育成、企業の参入機会の拡大などを早急に進めなければならない 」(日本経済)
「日本の農業に対する市場開放圧力は今後も止まらない。農業の生産性を向上させ、競争力をつける構造改革が急務だ」(読売)
「国内の農業に目を転じれば、WTO交渉に関係なく、体質強化が待ったなしだ。交渉による外圧が薄れたからといって、必要な改革を先送りするようでは、日本の農業が衰退に向かうのを止めることはできないだろう。政治や行政はその点を心しておくべきだ」(毎日)
「日本は交渉で農産品の大幅な市場開放を迫られた。決裂は安堵(あんど)ではない。現在、オーストラリアとの交渉でも広範囲に市場開放を迫られている。自給率わずか39%という現実から脱するために、農業改革に真剣に取り組むときだ」
(東京)
またもや構造改革?経済界の代弁しているのだろうか。農業改革とは、農業の企業化をすすめることか?
WTOもよく知らなかったくらいだから、この問題はわたしにはわからん。しかし、大手マスコミがかくも口をそろえて大合唱をすると、首を傾げたくなる。大手マスコミ、まるで相談して社説を書いたよう。あるいは、政府から頼まれたか?
ここ数年、大きな問題についての意見(社説)はどれも似たようなものが多くなっているので邪推したくなる。
交渉決裂、当然だ、という意見はやっと個人のブログの中で発見できる。
竹島問題、大手5紙はどんな意見を言うだろうか。