今回の選挙、テレビ局は選挙をほとんど無視、無関心状態だったが、新聞もその熱意のなさでは、同罪だ。
今日、投票前日の各社の社説
朝日・・・・被災地と地方創生
毎日・・・・ここを問う・・・若者ために(注18歳選挙権実現をの内容)
読売・・・・ネット情報を有効活用しよう
日経・・・・成長促すエンジンにIT戦略生かせ
産経・・・・安全保障も選択基準に
東京・・・・介護・医療、安心への将来像示せ
大新聞社自身が争点ぼかしをして、国民の目隠しをしているといわれてもしかたあるまい。
まだ、地方紙の北海道新聞のがまじめだ。「憲法論議、前のめりは許されない」が社説だ。
安部さん、今度の選挙で狙っているのは、まずは、大企業の悲願である法人税減税、そして、原発再稼働、集団的自衛権、目標は憲法改正。財政再建、景気回復など、ほんきでやるきはない。わが亡きあとに、洪水来たれ、だ。
朝日は社説の下に、ザ・コラムとして、また駒野剛(論説委員)に長い文章を書かせている。題は、「政治の志 目前の利益と将来の福利」。
最近の若者の文章は、コピペとかで、ネットからいろいろな情報、文章を引用したあげく、最後に、自分の感想をちょこんと書くだけ、ということらしいけど、この人もいつもそんなスタイル。今日は、浜口雄幸首相の緊縮財政について、大半の文字を費やし、最後にちょこんと自分の感想を書く。「浜口に思いを寄せながら、志ある人を求め、一票を投じたい」と。
この人は「志」という言葉が好きなようだ(前回も「志」と書いていた)。
「志」が好きなら、選挙前日のコラムだ、ジャーナリストとしての志を書いたらどうだ!
浜口首相の事例をくだくだ長く書いて、気になることを(わけわからんこと)を書いている。
浜口首相は、当時の歳出の30%を占めていた軍事費を削ったのだが、この記者は、「今、当時の軍事費に匹敵するのが社会保障だ」と書く。「予算の3割余に達し、配分先も年金や介護など高年層向けが大半で、「子供子育て」は5%にすぎない。毎年、1兆円程度ずつ増えていく社会保障は税収だけでは賄えず、国債の発行で補っている。国、地方合わせた長期債務残高は1010兆円に達しており、子や孫の世代に引き継いでいかざるをえない」
で、なにがいいたいのだ?と思いきや、次の文章で、突然、憲法を引用する。こうだ。
「日本国憲法97条は、「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は・・・現在および将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」と明記する。
うーん、何をいいたいのだろう その次の文章がこれ。
「自らの権利で、将来世代の権利を侵すことは、不道徳であり、許されない」
つまり、高齢者の高額な社会保障は、子供の権利を奪うことになる、不道徳だといっている。社会保障を削れ、といっている。選挙後は、おそらくこんな声が大きくなるだろう、と目先に鋭い駒野氏は思っているのかもしれない。
しかし、憲法の基本的人権を引用して、こんな感想を書く駒野氏は、まったく不道徳で許されないのではなかろうか。
今日、投票前日の各社の社説
朝日・・・・被災地と地方創生
毎日・・・・ここを問う・・・若者ために(注18歳選挙権実現をの内容)
読売・・・・ネット情報を有効活用しよう
日経・・・・成長促すエンジンにIT戦略生かせ
産経・・・・安全保障も選択基準に
東京・・・・介護・医療、安心への将来像示せ
大新聞社自身が争点ぼかしをして、国民の目隠しをしているといわれてもしかたあるまい。
まだ、地方紙の北海道新聞のがまじめだ。「憲法論議、前のめりは許されない」が社説だ。
安部さん、今度の選挙で狙っているのは、まずは、大企業の悲願である法人税減税、そして、原発再稼働、集団的自衛権、目標は憲法改正。財政再建、景気回復など、ほんきでやるきはない。わが亡きあとに、洪水来たれ、だ。
朝日は社説の下に、ザ・コラムとして、また駒野剛(論説委員)に長い文章を書かせている。題は、「政治の志 目前の利益と将来の福利」。
最近の若者の文章は、コピペとかで、ネットからいろいろな情報、文章を引用したあげく、最後に、自分の感想をちょこんと書くだけ、ということらしいけど、この人もいつもそんなスタイル。今日は、浜口雄幸首相の緊縮財政について、大半の文字を費やし、最後にちょこんと自分の感想を書く。「浜口に思いを寄せながら、志ある人を求め、一票を投じたい」と。
この人は「志」という言葉が好きなようだ(前回も「志」と書いていた)。
「志」が好きなら、選挙前日のコラムだ、ジャーナリストとしての志を書いたらどうだ!
浜口首相の事例をくだくだ長く書いて、気になることを(わけわからんこと)を書いている。
浜口首相は、当時の歳出の30%を占めていた軍事費を削ったのだが、この記者は、「今、当時の軍事費に匹敵するのが社会保障だ」と書く。「予算の3割余に達し、配分先も年金や介護など高年層向けが大半で、「子供子育て」は5%にすぎない。毎年、1兆円程度ずつ増えていく社会保障は税収だけでは賄えず、国債の発行で補っている。国、地方合わせた長期債務残高は1010兆円に達しており、子や孫の世代に引き継いでいかざるをえない」
で、なにがいいたいのだ?と思いきや、次の文章で、突然、憲法を引用する。こうだ。
「日本国憲法97条は、「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は・・・現在および将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」と明記する。
うーん、何をいいたいのだろう その次の文章がこれ。
「自らの権利で、将来世代の権利を侵すことは、不道徳であり、許されない」
つまり、高齢者の高額な社会保障は、子供の権利を奪うことになる、不道徳だといっている。社会保障を削れ、といっている。選挙後は、おそらくこんな声が大きくなるだろう、と目先に鋭い駒野氏は思っているのかもしれない。
しかし、憲法の基本的人権を引用して、こんな感想を書く駒野氏は、まったく不道徳で許されないのではなかろうか。