虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

本日、ツバメ巣立つ

2014-07-28 | ツバメ
本日、朝、午前8時過ぎ、ツバメが無事、巣立ちました。
その瞬間は見ていないのですが、その瞬間を見ていた家人によると、親ツバメが飛んでいったあと、なんのためらいもなく、パッと飛び立っていったそうです。
よかった、よかった。今朝は、親ツバメが来ると、自分も翼をバタバタさせていたので、今か今かと待っていました。あとは、空っぽの巣だけです。寂しくなるなあ。


ツバメ⑭ 飛ぶのが怖い

2014-07-26 | ツバメ
まだ巣立っていない。

親ツバメ、子にえさを運ぶのも大変だけど、大きくなって、飛び立たせるのが最後の難事業。目の前で飛んで見せ、そばによりそって、励まし、せかし、しかり・・・。

子ツバメといえば、下をしきりに見て、怖がっている。巣のふちに足をかけ、今にも飛び立とうとするかと思えば、やーめた、と巣の中にもぐりこんでふて寝することもある。ツバメの親の忍耐強さには驚くばかりだ。親と子は互いにギーギー言い合っている。

「なにしてんの、早く飛びなさい」「いやだ、ぼく、こわいもん」「あんた、いくつになっていると思っているの、いいかげんしなさい」「ぼく、ここがいいもん」「あんたのお友達はみんな、巣立っているわよ、あなただけよ」「だって、飛び方、わからないもの」
「ほら、こうするのよ、ちゃんと見なさい」「見たくない」「もう知らないわよ、お母さん、いっちゃうよ」「ママー、おなかすいた、ごはんをもってきてー」「食べることだけね。体だけは一人前なのに、まったく恥ずかしいわ」「ほら、おじさんたちも来てくれたわ、みんな、待っているのよ」「うるさいなあ、ほっといてくれ、ぜったい、とんでやらない」


ツバメ⑬ 巣立ち間近

2014-07-24 | ツバメ
生き残った雛、無事です。
巣立ちは、今日か、明日か。

親鳥もえさを運ぶだけでなく、巣立ちの励ましに飛んできているみたい。
カベにはりついたり、巣のそばで羽を羽ばたいてみたり。また、大勢のツバメ仲間がじっと見守っていたり。しかし、子どもツバメは「ぼくは飛びたくない、ここにいるもん」と巣立ちには無関心のようす。

そりゃそうだろう。飛び立つのは怖い。ビルの屋上から、「さあ、飛び降りなさい」といわれても、「とんでもねえ」と断るのがふつう。まだ、羽を広げて羽ばたいてみせる、という様子も見せない。


ツバメ⑫ 最後の1羽 生き残れるか

2014-07-22 | ツバメ
最後の1羽、弱々しい。
昨日も外から見ると、顔も出さずに、静かなので、体を手でさわってみた。人間がさわったら、ギャッと反応するはずだと思ったのに、じっとしている。体も固い感じ。もうダメかと外に出して手の平に置いてみた。少し、首が動いた。まだ生きている。だが、危篤状態。巣の中に返したが、明日はすでに固くなっているだろうと思った。

今朝もまだ生きていた。親鳥がえさを運んでくると、顔をあげる。親鳥が来ない時は、じっとしている。
巣立ちはもうすぐのはずだ(たぶん、今週中)。なんとか生き抜いて、飛び立ってほしい。でないと、大家のわたしもショックだが、ここまで巣作りから一生懸命に育ててきた親ツバメがあまりにもかわいそうだ。


ツバメ⑪全滅の危機

2014-07-19 | ツバメ


今朝、2羽の雛がまた死んでいた。
親鳥が巣に飛んできても顔を出すのは1羽だけ。
不審に思って手を伸ばし、巣の中を触ってみると、動かない雛が。
このままにしてはいけないので、2羽を手でつかみだし、埋葬した。合掌。

夕方、家に帰り、巣の下で手をたたくがうんともすんともいわない。もしや死んだかと思い、巣の中の雛にさわると、ギャと顔をあげた。生きていた。
親鳥がえさを与えにきた。首を伸ばして食べている。なんとか生き延びてほしい。

それにしても原因はなんだろう。なにかの病原菌にやられたのだろうか。
今まで、巣から落下して死んだ雛や、猫かなにかに襲われた雛はいた。だが、巣の中で固くなって死んだのは初めてだ。
3日前には、画像のように3羽とも元気だったのに・・・。

おしゃべりから革命?

2014-07-17 | 日記
トルストイやドストエフスキーなどのロシア文学では、登場人物たちが、人生や政治について延々とおしゃべりする場面がよくある。フランス革命のときには、カフェで市民たちが議論をし、貴族たちはサロンでおしゃべりをよくした。

日本でも、幕末は、下級武士たちや、庄屋たちが、塾で、あるいは、訪問し合って政治の話をした。若者同志のおしゃべりは、明治の自由民権運動まで続く。いやいや、おしゃべりで、人生論をたたかわせるのは、1960年代まであった。あの頃はカラオケはない、パソコンもない、金もない。ただ、時間だけはあった。

今、おしゃべりはどうなっているのか。

女性は男性に比べて比較的時間があるのでよくおしぇべりをしているようだ。
わたしは、小さなカフェを営んでいるが、おしゃべりをしに店に来てくれるのは女性陣だ。
2,3時間などふつう、5時間おしゃべりを続ける方もいらっしゃる。

何をおしゃべりしているかは知らない(聞かないことにしている、当然)。ただ、わたしの場合、3時間しゃべるのであれば、酒がないと無理だが、酒なしでも、女性陣は話のタネはつきない。そのおしゃべり力には驚く。

話題はなんだろう。どこのランチ屋がおいしかった、とかのグルメ談義。旅行の話。子供がいれば、学校、進学の話。あと、噂、他人談義?

わたしには、妄想、希望がある。その女性たちのおしゃべりに、こんな話題をちょびっと入れてみたらいかがなものか。

「原発についてどう思う?」
「憲法9条についてどう思う?」
「大企業の法人税を下げて、その財源は国民に増税するってどう思う?」
「配偶者控除がなくなるとか、残業代ゼロになるって、どう思う?」

かなり勇気がいる。

座がしらけて、次からは仲間はずれにされるのだろうか。あるいは、おかしい人、アブナイ人にされ、話のタネにされるのか。
それとも、「実はわたしもそう思っていたの」と同意され、おしゃべりがますます盛り上がるのだろうか。

グルメの話や旅行の話もおしゃべりの楽しい話題だけど、長いおしゃべりの中にちらっと、少なくとも、原発と憲法の話だけでも入れてみたら、どうだろう。女性たちが、この国の政治を、旦那の労働環境に語り出す。きっと世の中は変わるだろう。幕末の草莽の志士ならぬ、平成の女性志士が動き出す。


夏の夜の夢です。


ツバメ⑩ 気になる1羽だったが・・・。

2014-07-16 | ツバメ


昨日、今日と、朝方、ツバメが10数羽集合して巣の前を飛びまくる。
いなくなる時はパッと解散する。
鳩かなにか雛に危険が迫った時に、集まるのだろうか。あるいは、朝の定例集会なのか。
今日は、家の木の小枝にもたくさんツバメが止まっていた。はじめて見た光景だ。

親鳥が巣に飛んでくると、いつも3羽が元気よく首をのばし、口を開ける。もう1羽、おそらく一番最後に生まれ、一番小さい雛がいるのだが、こちらは顔を出さない。カメラで巣の中を探ると、いることはいる。眠っているのだろうか。顔は出さない。遠慮深いのか。力がないのか。

もし、ひょっとして、病で死んでしまっているのなら、このまま巣においておくわけにはいかない。ツバメが十何羽も飛び回っているのは、この異常事態を知らせるためなのかもしれない。
しばらく様子を見てみる。


以上は、午前中に書いたもの。

夕方、家に帰って、巣を確認した。
巣には3羽しかいなかった。もう1羽の姿はどこにもない。
やはり、あの1羽は死んでいたのだ。たくさんツバメが集まっていたのはツバメの葬式だったのかもしれない。共に哀悼の意を捧げるべきだった。
もし、死んでいたら、手をのばして遺体をつかんで外に出そうと思っていたが、ツバメたちは、自分たちでどこかへ葬ったのだろう。


今日はツバメの悲しい日だった。



国会中継 集団的自衛権

2014-07-16 | 新聞・テレビから
月曜日は、衆議院、火曜日は参議院での国会中継があった。
朝の9時から午後5時過ぎまで。

集団的自衛権に反対の野党が質問をするのは、やっと午後4時を過ぎてからだ。
しかも、共産党は20分ほど、社民党は15分ほど。
社民党にいたっては腹立たしくなった。たった15分の質問時間なのに、下を向いて原稿を読む始末。どこかの市会議員なのか。閣議決定の撤回を求めるのではなく、関連法案の審議を慎重にやってほしい、などと最後にしめた時には怒髪天をついた。まさに、安倍政権にとっては、かれらは、空気抜きの存在。失笑を誘っていたが、かわいい奴となめられている。

たった20分かそこらの時間なのだから、国民の声を代表して叫びまくればいいのだ。雄叫びをあげろ。国会議員の空気、慣習を破り、政権を倒すという気迫は微塵もない。ただ国会議員として大過なく勤めればよい、としか考えていない。

集団的自衛権 提訴 立ち上がる市民

2014-07-12 | 新聞・テレビから
三重県に続いて愛媛県の市民が集団的自衛権を閣議決定した安倍政権を東京地裁に提訴した(いや、愛媛県松山市の男性のが提訴は早いのかな)。

無法なる集団的自衛権、本来なら、野党政治家、憲法学者、大学の先生たちが率先して提訴すべきなのだが、一市民が行動を起こした。三重の方は70歳代、松山の方は50歳代。もはや傍観者たることはできないと、行動したのだろう。敬意を覚える。

今まで、政治と市民の間には、メディア、大学などの学者・文化人、政党などが介在していたが、権力に癒着するメディア、学者、文化人、政治家はもう無用、あるいはあてにできない。

これからは、政治(権力)と一市民が直接、対決しなければならないのだろう。

一人でもやる、一人でもできる、と立ち上がった市民の存在には勇気を与えられる。

ツバメ⑨ 雛は4羽

2014-07-11 | ツバメ


雛は4羽だった。あと1羽は出てこなかったのかもしれない。
巣の下で手をたたくと首を出す。

巣の前の壁に画像のような、キラキラ棒をつりさげた。鳩やカラスが近づかないようにと思っているのだが、効果があるのかどうか、知らない。道行く人は変なものをつり下げている家だなあ、思うかもしれない。


明日戦争がはじまる

2014-07-09 | 新聞・テレビから
本日の夕刊(朝日)に出ていた。
下記の詩が、今、インターネット上で話題になっていると。ツイッターで拡散しているそうだ。新宿で集団的自衛権に抗議して焼身自殺を図った事件があった時、あるツイッターが「焼身自殺にピンとこない、じゅんびばっちりな自分に驚いた」と、宮尾節子さんのこの詩を転載。それをきっかけにツイッターで拡散。詩人、宮尾節子さんは、この詩の著作権を放棄したそうだ。平和のために、広めてもらってよい、ということだ。

年寄りはツイッターなどしない。インターネットで何が話題になっているかも知らない。
新聞記事で初めて知った。たしかに、戦争、準備ばっちりのこの国の空気だ。
おそまきながら、ここでも転載します。

メディヤよ、新宿の焼身自殺事件を黙殺してはいけない。





明日戦争がはじまる
            宮尾節子

まいにち
満員電車に乗って
人を人とも
思わなくなった

インターネットの
掲示板のカキコミで
心を心とも
思わなくなった

虐待死や
自殺のひんぱつに
命を命と
思わなくなった

じゅんび

ばっちりだ

戦争を戦争と
思わなくなるために
いよいよ
明日戦争がはじまる


ツバメ⑧ もう口を開けている

2014-07-09 | ツバメ


巣の下にいて、くしゃみをしたり、手をたたくと、頭をあげ、口を開ける。

親鳥は、パパとママが交代でえさを与えにくる。
ツバメも人間同様、個性があるね。

昨年は、雛の世話をするのは、1羽だけで、母親も夜になるとどこかへいってしまっていたが、今年のツバメは、夫婦2羽が協力して雛の世話をしている。怪しいおじさんが巣をのぞこうとしたり、鳩が近づきそうになったら、夫婦だけでなく、親戚、兄弟たちのツバメも応援にくる。
夜も、母親はじっと巣にいる。子供を守り、子供を育てることに一生懸命だ。学ぶべし。

台風8号が近づいている。巣や雛が吹き飛ばされたりしないことを祈る。

ツバメ⑦ 誕生

2014-07-07 | ツバメ



今朝、巣をのぞいたら、雛が誕生していた。何羽誕生したのかはまだ不明。
生まれたばかりで、まだ声も出さず、眠っている。しかし、成長ははやいはずだ。すぐに目が開き、鳴き声を出すと思う。なんとか無事育って飛び立ってほしい、と水鉄砲を片手にしたツバメガードマンは、思う。

ツバメ ⑥ そろそろか?

2014-07-03 | ツバメ


ツバメ、まだひなは生まれていません。
そろそろでしょう。あと、2,3日後かな。
昨年は7月4日に誕生していた。
今、母親が朝も夜も一生懸命、卵をあたためている。
生まれたら生まれたで、今度はエサを運ばなくてはならず、親は大変です。


抗議したいのは安倍政権に対してだけではない

2014-07-03 | 新聞・テレビから
新聞の大手5社、朝日、毎日、読売、産経、日経のうち、今回の集団的自衛権に反対しているのは、朝日、毎日の2社。他の3社は賛成の立場だ。

テレビ局も、朝日放送、毎日放送は、反対の報道はするが、関西テレビ(フジ)、読売テレビなどは、無視、あるいは政府に理解を示すような解説が目立つ。NHKも似たようなものだ。

安倍政権に反対するだけではなく、今後はメデイアにも抗議をすることが必要だ。
読売、日経、産経などは、買わない、読まない、読売テレビ、フジテレビにはチャンネルを回さない。このくらいの意志表示はできる。

読売新聞の販売店からは、毎年、購読してくれ、と勧誘員さんが来る。お宅(販売店)は、悪くないのだけど、読売の社長が嫌いだし、社論が気に入らないので、購読できない、ごめん、と断っている。
孔子の「渇しても盗泉の水は飲まぬ」だ(意味ちがったっけ?)


最近、不審なのは、新宿で集団的自衛権に抗議して焼身自殺を図った男性のこと。海外のニュースでも報道されたのに、朝日では、社会面の片隅にたった4本の文章。最後が「という」という文章で結ばれた伝聞の文章で、現場での取材はしていないのだろう。

どういう人でどういう意図をもって自殺を図ったのか真相は不明だが、背広を着た初老の男性で1時間近く、集団的自衛権反対の演説をしてからの抗議自殺だとすれば、だれしも人ごとではないはずだ。本人は、たった一人で集団的自衛権に抗議し、人々の関心を呼び集めようとしたのかもしれない。しかし、メディアは無視、黙殺。その後の続報もなし。なぜ、海外ニュースでこのニュースを知らされるのか。

新聞、テレビは買わない、という抗議行動がおきても不思議ではない、日本の報道体制だ。