虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

奈良 御所(ごせ)探索

2010-11-28 | 日記
秋に別れを告げるために(笑)、奈良へ行った。
京都は人が多いし、交通費もかかるが、奈良は安くいけます。

御所市にある一言主(ひとことぬし)神社。ここは、願い事、一言だけかなえてくれるらしい。「願い事はなんでもかなうように」と願い事をした。樹齢1200年の神木の銀杏の木がさすが立派。紅葉だけでなく、黄色も美しい。ここは司馬遼太郎も「街道をゆく」で書いているそうだが(葛城古道?)、覚えていない。

そこから近くの九品寺にいく。ここは紅葉がきれいだった。三脚のカメラで紅葉を写している人がいた。といっても、京都のお寺とちがって、人はまばらです。
ここは穴場。きれいな庭もあり、千体石仏といって、山道の横にずらりと石仏がならんでいる。南北朝時代に作られたらしいけど、詳しいことは知らない。たしかに、千はあるかもしれない。

「一言主神社」もこの「九品寺」も無料の駐車場はあるし、拝観料はいらないし、人少ないし、いいです。

道を走っていると、「水平社博物館」という案内板があったので、そこへいってみることんした。立派な建物の博物館だ。は、御所市の柏原、ここが発祥の地のようだ。柏原の西光万作、阪本清一郎、駒井喜作の三人の若者たちが創立に奔走したようだ。博物館の前には西光寺。そこには西光万作の墓がある。ここが西光万作の生家だったそうだ。運動については、残念ながら不勉強で、詳しいことは知らない。

御所には「御所(ごせ)まち」という古い町並みが残っているそうなので、そこも訪ねる。御所市役所の駐車場に停めるとよいです(無料)。そこから歩くとすぐに、たしかに昭和30年代を思い出させるような古い家並がある。ここも時間が止まったような、静かな空気が流れていました。

新聞は立ち枯れるのか

2010-11-23 | 新聞・テレビから
今朝の朝日の1面トップニュースの見出しは「首相「いま決めましょう」だ。

柳田法相の更迭は昨日の夕刊にも書いてあった。これはニュースでもなんでもないじゃないか。
更迭にいたった経緯を事情通の政治記者が書いているだけ。「2時間近くかけて説得した」、とか、「心乱れたのは首相だった」とか、こんなドラマの内情にいったい誰が関心を持つというのだ。テレビのワイドショーか。

驚くことに、この記事は、1面だけでは終わらず、2面にも続く。しかも、記者名もなし。おまけに1面には関連して星浩の「政権は立ち枯れるのか」という解説まである。社説も柳田法相辞任を取り上げ、「まとまな国会にまず戻せ」。政局ばかり追って、国民から大切な情報への関心をそらさせようとするのはだれだ。まともな新聞にまず戻せ。

「経団連が法人税の実質減税要望」の記事は4面の下のベタ記事。4行だけ。まず見つからない記事だ。「課税ベースの拡大の方法によっては、かえって企業の競争力は減退する」と、減税額が財源確保分を上回る実質減税となるよう求めたらしい。

また、同じく4面には「元気な日本復活特別枠」の評価で、在日米軍思いやり予算、海上保安庁の大型巡視舟、ヘリの整備は、評価A判定(ほとんど容認)の記事がある。

しかし、朝日は(どこもそうかもしれないが)、法人税も思いやり予算についても、社説などでまともに論じたことはない。ベタ記事扱い。思いやり予算についても、法人税についてもちゃんと論じてみろよ。国会で、自民党や民主党にとっては議論の余地のないものかもしれないが、国民はまた別だろう。

天声人語がまたハラ立つ(笑)。沖縄の旧知から頼りがきて、「またまたヤマトの健忘症ですね」といわれたそうだ。「たしかに半年前にあれだけ報じられた普天間飛行場の移設問題は、潮が引くように紙面、画面から遠のいた感がある」と、書き、「しかし、反論はしずらい」。なんのことはない。「わが健忘症が「差別」を助長しないように自戒し、その言葉を胸に呼び戻す」。だったら、報道しろよ。論じろよ。できないのだったら、ポーズはやめて。

責任を自覚しないのは、今の政治家だけではないだろう。
中国、ロシア、失言問題と国会でとりあげられる政局のゴタゴタばかり報道し、国民の目をそらし、法人税減税、増税、日米同盟進化、そしておそらく憲法改正までの道筋をつけ、それは着々と進行している。管内閣が倒れようがどうなろうが、この国の動きはある方向に向かっていると、ほくそえんでいる者もいるかもしれない。

それにしても新聞はタチが悪い。
かつて太平洋戦争前の昭和期、一番まっさきに戦争へと態度を変えたのは新聞だったと聞く(2番目は学者だそうだが)。

箕面 滝道でのフリーマーケット(たんぽぽ共働作業所)

2010-11-17 | 日記
今、箕面の紅葉を鑑賞しに、滝道を歩いている人は多い。
この滝道で、知り合いがフリーマーッケットを開いているので、のぞきにいった。
本は何でも1冊10円。いいものはわたしがかっさらっていったので、もうあまり残っていないかもしれないが、おそらく、倉庫からまた出品すると思う。
本だけでなく、骨董品、レコード、衣服、陶器、雑貨、なんでもありのフリーマーケット。11月いっぱい開催。障害者の自立を支援する「たんぽぽ共働作業所」が、開いている。毎年恒例の行事だそうだ。

「たんぽぽ共働作業所」の店舗(リサイクルショップ)は、滝道を少し登ったところにある。ここでも古本を売っているが、1冊50円、100円。ここでは、新版の「天皇の世紀」などを手に入れた。本ばかりでなく、ここも、陶器、絵、衣服、靴、骨董品、なんでもある。小さなお店だが、掘り出し物もあるので、箕面の滝を見物の折には是非、立ち寄ってほしい。見るだけでも楽しい。

すべて寄付による品物だそうだ。いい本、入ったら、うしおに堂に連絡して、と頼むつもりだ(笑)。

箕面の滝道は、土、日は、車の通行は禁止です。平日は、大丈夫ですが、なにせ、狭い道で人が歩いているので、車でいく場合は気をつけてください。駐車場はありません。
箕面大滝を見物するなら、箕面大滝の上にある駐車場に止めて、下る方がいいかもしれません。ここは、滝道に入ってすぐのところです。

箕面は、初めて大阪に来た時に住んだ町でなじみのある土地。当時は、箕面の文化住宅に住んで、そこから森ノ宮の会社まで通勤していたっけ。大阪にこんなに環境のいい町があるとは思わなかった(大阪といえば、通天閣の天王寺のイメージだったから)。

箕面といえば、観光のメッカは箕面の滝。この滝道に、「たんぽぽ」というリサイクルショップがあるなんて、最近まで知らなかった。

紅葉狩りは、京都までいかなくても、箕面で十分でっせ。

法人税チェックしようと思ったけど

2010-11-12 | 新聞・テレビから
法人税・沖縄・米軍などの記事をチェックしたいと以前、書いたけど、その後、あまり新聞を読んでいなかった。読む気がしないのだ。だから、やめる。

今はテレビも新聞も尖閣ビデオ一色。
検察庁の記事、年金の記事、かんぽの記事はどこへいった?

あの海上保安官、ほんとに一人でやったのだろうか。背後関係があるような気がしてならないのだが。

ちょっとだけチェックしていたので、書いておく。


10月25日(月)夕刊 財務省、法人税減税財源案、政府税調に提示の記事。
5%の法人税率引き下げで見込まれる財政確保案として、企業向け優遇税制の一部縮小を考えているらしい。ただのポーズだけではないのかしら。

10月29日(金) 政府税制調査会は、28日、法人税を引き下げる場合、赤字を翌年以降の黒字と相殺できる「繰り越し欠損金」と、設備の老朽化に伴う「原価償却」による税制上の優遇措置を見直す方針を決めた、の記事。「大手銀行は200年代前半の業績低迷から回復したあとも、法人税を納めていないケースが続いている」という。

11月12日(金) 「法人税来年度5パーセント下げ 税調最終調整 減税先行容認」の見出し。これによって、1兆円を越える税の減収になるそうだ。


オイルを交換したが

2010-11-09 | 日記
今日、車のオイルを交換した。
このブログはわたしにとっては、日記だから、書いておく(いつオイルを交換したか忘れてしまうので)。

オートバックスが早くて安いと思ったので、オーットバックスへいったが、今日はいつも行っている店とは違う店に入った。

(車の車種は?)
えーと、うーん、(車の知識はまったくない自分)・・・・あ、パケット。
(パケットですか???)
思い出した。パレット。
(車の後ろになんかの印がありますか?)
そんなの知らない。
(オイルとオイルエレメントですね)
おっとまった、エレメントはいらない。
(少しお待ちください、とスズキのオイルを調べ、これです、と3000円以上もするオイルを示す)
それでいいです(いつもは2000円だけど、純正のオイルはそれなのかもしれぬ、と妥協する)。
(会員証を新しく作ります、○○円ですけど)
いらない!
鍵を作業員に渡すと、すぐ呼ばれる(ひょっとして、この客は素人で車のこと何も知らないよ、と受付さんから言われたのかもしれない)

(あの、かなり車に乗っておられるようで、CTY(だったかどうかわからない、アルフアベット)オイルを入れたほうがいいと思うのですが)
なに、それ、いくら?
(値段表を見ると1万円以上もする。アホな)
けっこうです!
(タイヤの一つ、かなり内側がすり減っています。かえておきますか?)
どうせ、冬用に交換するのだから、いらない!しかも、まだ1年も使ってないタイヤだ。


数年ほど前まではガソリンスタンドではガソリンを入れてもらうたびに、オイルやタイヤの点検サービスをしてくれたが、最近はセルフもふえたためか、ガソリンスタンドでも点検をしてくれたことがない。これは、車の安全上、問題ではないのか?

車の持ち主はみんなが車の専門家ではないのだから、セルフでないガソリンスタンドではこまめに無料点検サービスをしてほしい。ふだん、なにも点検しないくせに、オイルを替えようとすると、何かわけのわからない聞いたことのないようなオイルや液体を入れることをすすめられることが多くなった。ガソリンスタンドもどんどんつぶれている。サービスよりも売り上げに追われているのだろう。

国会中継 再び

2010-11-09 | 映画・テレビ
午前中は、仕事のため見なかったが、午後からテレビをつけてみた。
今日は、午前9時から12時まで3時間、自民党の質疑(民主党もあったのかな?)。午後1時から3時まで2時間、公明党の質疑。3時から約1時間弱共産党、4時から社民党とみんなの党がそれぞれ30分程度。

自民、公明は、しつこく小沢氏の問題(もういいかげんにしてくれい)、そして、尖閣ビデオ流出問題。
新聞もそうだけど、今は、尖閣ビデオ問題ばかりで、検察庁の前代未聞の事件も、ロシア大統領北方領土訪問もどこかに消えた。ロシアはそっとしておいて、やはり中国を問題にしたいのだろうか。今日の国会論議6時間の中で、日米同盟や沖縄米軍基地の論議はなし。

共産も1時間もありながら、TPPだけ、とはなさけない(医師不足の件も出していたが)。野党のくせに攻撃精神なし。
民社党(阿部知子)にいたっては、菅政権に手をさしのべそうなやさしさだ。今の政治への怒りがない。本質の問題をくりかえしぶつけろよ。

景気対策が大事だ、と国会議員はみんないっているが、今まで、この何十年、何回、大きな景気対策をしてきたことか。「景気対策」という言い方をやめて、「大企業支援対策」というべきだろう。景気がよくなれば、企業は成長する。成長すれば、雇用もふえる。
うそだったことはもうはっきりしているのに。数年前だったか、企業が戦後最高という好景気だった年があったはずだ。企業はためこむばかりで、なにも国民には還元しなかったのではないの?

菅さんは、TPPに参加する条件として、農業を再生するための農業構造改革方針(正確ないいかたは忘れた)を作る、とかいっている。
農業改革案、これも戦後、何回出されたことだろう。そのたびに日本農業は凋落していった。こんな言葉にだまされるのは、国会議員かメデイアくらいだろう。昨日、NHKではしきりにPTTへの参加をすすめていた。朝日新聞もその立場だ。経団連はきっとニコニコしているはず。PTTだったか、TPPだったか忘れちゃった。

国会中継というのは、精神の健康に悪い。気分を害したので、東福寺の紅葉をのせよう。写りが悪いのはご勘弁。




少し色づいてきた京都の紅葉

2010-11-06 | 日記
たまに運転手の仕事をする。
昨日は、京都の泉涌寺、東福寺まで運転した。

泉湧寺(せんにゅうじ)なんて、まったく知らなかった。京都の中心区にこんなに広くて閑静な空間があるなんて知らなかった。
ここは、「御寺」とよばれ、歴代の天皇の陵があり、皇室の菩提寺だそうだ(初耳だ 笑)。駐車場は、無料。よろしい。なかなか風格のあるお寺だ。
山門をくぐると、楊貴妃観音像を祭ったお堂がある。楊貴妃をかたどった観音像だという。中国から持ち帰ったそうだ。鼻の下にひげのようなものがあるが、「これはおひげではありません」と説明が書いてあった。慈悲を表すものらしい。

泉湧寺別院雲龍院にも寄ってみた。ここはいい!庭がきれいだった。だれも来ていない。紅葉の時期はここが穴場になるかも。だれもいないと思ったら、若い女性4人が黙って写経をしていた。うーん。こういう休日の過ごし方もあるのか。走り大黒天像という大黒天さんが、ふくろを肩にいそいで駈けている像も見ることができます。

ついでなので、ここから東福寺まで歩いた。
泉湧寺も東福寺も、その昔の清河八郎は知っているし、訪ねている。
「東福寺は紅葉の名所にて、通天橋とて風雅なる木橋、山の渓にかかれり。鳥語寂寞として、至って清閑なる地にて、世に人の知るところなり」(西遊草)と書いてあった。

さすが紅葉の名所、ここは観光客が多かった。泉湧寺や雲龍院とは比べものにならない。少し、紅葉していたけど、時期はまだまだこれからだろう。

家に帰って、泉湧寺を観光ガイドブックで調べたら、なんと泉湧寺の山門の近くに、幕末、新選組に暗殺された伊東甲子太郎や藤堂平助の墓があることを知った。しまった。知らなかった。ゆっくり見ておけばよかった。そういえば、伊東甲子太郎は、新選組を脱退して、御陵衛士とかになったけど、その御陵というのは、ここだったのか。

画像は雲龍院の庭。うーん、どうしても複数の画像をアップすることがようでけへん!

初参り(お宮参り)

2010-11-03 | 日記
宝塚の中山寺に孫の初参りについていった。
自分も、自分の子供のときも、宮参りをした記憶はない。
宮参りをしたのは今回が初体験だ。

祝日なので、たくさんの参拝客がいた。
お宮参りの祈祷は、まとめて集団でする。
夫婦とそのつきそい15組くらいの家族がいたのだろうか。
祈祷の部屋に入ると、赤ちゃんと、赤ちゃんを抱いている人は、前の方の席に座る。
室内は撮影はご遠慮くださいと書いているのに、じいさんたちがパチパチカメラをうつしている。
お坊さんが出て、お祓いをして(お祓いって、仏教にあったのか?)、出席した赤ちゃんの生年月日を言って、般若心経などのお経を唱える。お経にあちこちから赤ちゃんの泣き声が唱和する。赤ちゃんの泣き声はお経の伴奏になっていた。
約30分。
これで1万円。
30分ごとに、控え室で待っている次の集団が入ってくる。1日に何組が来るのだろうか。
ええ商売やなあ。

中山寺は、豊臣秀吉がここで祈願して秀頼をさずかった、ということで、安産のお寺として有名だ。現在の伽藍は秀頼が再建させたものだそうだ。正月の初詣では、人気スポットだ。