虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

帰ってきたツバメ

2012-04-29 | 日記
昨年、玄関の壁にツバメが巣を作り、雛が育ち、巣立っていったが、1週間ほど前、二匹のツバメがわたしの目の前に飛んできた。ツバメの巣はそのままにしているのだが、そのまわりを飛んでいた。1年前のツバメ君だ。巣がまだあるということを確認し、ついでに、わたしに挨拶にきたにちがいない(笑)。今年もよろしく!と。しかし、早いなあ。

いつ、子供をつくるのだろう?しばらくは、自由に遊んでから、子どもを育てるのかな?

在日米軍再編 関連記事チェック①

2012-04-26 | 新聞・テレビから
よくわからないので、とりあえず、記事が出たら、チェックしておこうと思う。

4月11日(水)4面 下段に「テニアン整備費 一部負担申し出」の見出し。

「在日米軍再編見直し協議で、日本政府が米国政府に対し、自衛隊が共同訓練で使用することを条件に国外の米軍施設の整備費用の一部を負担する意向を伝えていたことが明らかになった。米自治領テニアン島の米軍基地が候補に挙がっている。
これまでの日米外務・防衛審議官級協議で日本側が打診し、米側も前向きに検討するとしている。
両政府は、在沖海兵隊のグアム移転規模を約4千人に縮小することで基本合意。一方で、グアム移転に伴う日本の財政負担を2006年の日米合意時の28億ドルから約41億ドルに上積みするよう米側が求めている。
日本側はグアム移転を促進するため、負担増について検討。グアム周辺の米軍基地を自衛隊との共同訓練で使用する名目で整備費を一部肩代わりする案を打診した。グアム島の米軍施設も候補地になっている。」以上、全文。

まったく、ぜんぜん、わからない記事だ。

国外にある米軍基地の施設整備費を一部、日本が負担する、とこちらから米国に意向を打診。米国は前向きに検討、だと?前向きもくそもあるか。こんなおいしい打診はあるものか。日本も、ただお金を出すだけでは理由(名目)がないので、自衛隊が共同訓練で使用するという条件を出している。米国にとっては、こんな条件、おやすいもんだ、大歓迎だ。

2006年にはグアム移転のための日本負担は28億ドルだったのだが、移転規模が縮小したにもかかわらず、米国は41億ドルにしてくれと、大幅の増額を要求。理由はなんなのだ。日本政府としては、グアム移転を促進するためには、この要求もやむをえない、と言うのだろうか。そして、この理不尽な要求も、両政府の合意となるのだろうか。
よう、わからん。だれか説明してくれい!

テニアン島といえば、太平洋戦争での激戦地で、玉砕の島ではなかったか。多くの兵隊、民間人が戦死した。また、米軍に占領されてからは、ここから毎日のようにB29が日本に飛んできて爆弾を落とした。原爆も、この島からだった。
テニアンの死者たちは、なんと思う。


4月17日(水) 「負担増容認迫る グアム移転費 次官補、日本側に」が見出し。
4面の下段、小さな記事だ。

「米国務省のキャンベル次官補は16日、長島昭久首相補佐官や北澤俊美元防衛相と相次いで会談した。関係者によるとキャンベル氏は、4月末の日米首脳会談で、在沖縄海兵隊のグアム移転経費の日本側負担増を受け入れるよう求めたという。キャンベル氏は15日の日米局長会議に出席するために来日。米側はこれまでの協議で、グアム移転費の日本側負担について、2006年の日米合意の28億ドルから約41億ドルにひきあげるよう要求している。キャンベル氏は16日、在日米軍再編見直しについて、「両政府が合意できると確信している」と記者団に語った。」

以上が、全文。

朝日では、社説で、この負担増について書いているのを見たことがない。たぶん、共同声明が出て、負担増が決まってから、「政府の説明が足りなかった、問題を残した」とかなんとかぶつぶつ書くのだろうな。筋の通らない要求は、拒否せよ、なんてことは絶対書けないのかな。

4月19日(木) 3面。見出し「グアム移転 負担は同額 日米合意06年の上限28億ドル」

本来なら、これが一面トップに持ってくるべきニュースだろう。ところが、トップは東京都が発表した地震の被害想定がトップ。2面まで使って地震関連。

「日米両政府は、在沖海兵隊のグアム移転に伴う日本の経費負担の上限を2006年度合意の28億ドルとすることで大筋合意した。在日米軍再編見直しで、在沖海兵隊のグアム移転の規模が縮小されることから、日本側は減額を求めたが、米側は増額を要求。上限額を維持することで折り合った」以上、記事の書き出しの部分。

だいたい、在日米軍のグアム移転に日本が金を出すこと自体が問題だが、それは別にして、移転規模が縮小するのだから、当然、日本の移転に伴う負担も減るはずだが、米側は減らさなかった。増額するとおどかしをかけて、同額を維持した。はじめからの作戦だったのか。
増額を要求されると、同額でよかった、と勘違いしてしまうが、いや、本来、同額が理不尽なのだ。
しかし、同額ではない。その後の物価上昇分を反映すると31億ドルになるという。米側は31億ドルという金額を明記するように要求したが、防衛省は「増額は国民の理解を得られない」、31億ドルと明記すると、「増額した印象になる」ということで、31億ドルという金額は明記せず、「日本側が応分の負担に応じる」と明記することにしたようだ。

要するに、グアム移転は縮小しても、日本側は31億ドルの負担をすることに決まったようだ。しかも、この金額は、テニアン島の米軍基地の整備費用も含まれる。グアム移転費用とは関係ない。

野田さんがアメリカ訪問して、正式に決まるのだろうが、国会議員、新聞、テレビ、これをなんとも思わないのかしら。

4月20日(金)

「嘉手納以南を段階返還 日米大筋合意 13区に分割」

米軍嘉手納基地以南の5施設の土地返還について、13地区に分割したうえで優先順位をつけて返還することで大筋合意した。年内に具体的な返還時期を盛り込んだ計画を作成する方針、という。

記事の地図に、「すみやかに返還」「県内に機能異説後に返還」「海兵隊移転後に返還」と色分けしていたが、「すみやかに返還」する土地はごくわずか。約80ヘクタール。
残り、500ヘクタールほどは、県内に移設後や海兵隊移転後。これも、条件が変わる可能性あり、だと。日本が相当のお金を出さない限り、かんたんには出ていくつもりはないのかも。

4月25日(水)

1面の左に 見出し「自衛隊、米領施設で訓練 在日米軍再編 協力強化へ構想」

「在日米軍再編見直しの中巻報告の全容が判明した。自衛隊が米軍と共同訓練することを条件に日本政府が国外の米軍施設の整備費を負担すると共に、途上国援助(ODA)で周辺国に武器を供与するとした新構想が柱だ」の記事

日米中間報告の骨子として以下の6点をあげていた
「・在沖縄海兵隊員約9000人と家族がグアム、ハワイ、豪州に移転。
・グアム移転費は総額86億ドル。日本の財政支出はグアム協定通り(上限28億ドル)
・アジア太平洋地域で日本のODAを活用。
・グアムや北マリアナ諸島で共同使用する訓練場整備を年末までに決定。
・嘉手納基地より南の5施設の段階返還。年末までに返還計画策定。
・普天間飛行場の辺野古への移設が唯一の有効な解決策だと再確認し、普天間の補修工事に日米が貢献」

4面にも関連記事「米、日本の負担に期待」の記事。「米政府は国防費が大幅削減されたため、「日本マネー」に期待する」として、「グアム移転は半減したが、移転費は上限28億ドルを維持、日本側から負担額を引き出したい意向が働いた」と書く。「日本側は、国内世論を気にして負担色を薄めるため、28億ドルの中にグアムや北マリアナ諸島の共同使用に向けた整備費用を盛り込むことで折り合った」と。「米側はテニアンの整備費用を約8億ドルと見込み、その半分を日本側に負担するよう求めている」 

グアム移転のための費用が米軍基地の整備費用に回されるってことか。

夕刊の素粒子。「仲間に入りたきゃ小遣い持ってきな、とガキ大将。共同訓練のための整備費を払えと。ああ講和条約60年」

夕刊 下段に「米軍再編公表先送り」。今日、中間報告の発表をする予定だったが、米議会の有力議員が内容に懸念を表明し、延期。

内容に懸念があり、公表を延期してほしいのはこっちだい。

4月26日(木)3面。 見出し「米議会、再編交渉に不満 米軍移転 日本負担明示なく」
昨日の夕刊の解説、「米政府が当初、グアム移転費の日本負担分を大幅増額するよう要求していたのに、日本側の抵抗で中間報告に反映されなかったためだ。「しっかりした費用の見積もりがないことを、懸念している」。


どうせ、この延期も米国と日本政府の予定通りの芝居じゃないの?米政府は防衛費は日本に負担してもらうことに決めてるのでは?よくわからん。

日米がほんとうに交渉なんかできるのか?

長くなったので、記事チェック1回目、これでおしまい。

不親切な記事 IMF ODA

2012-04-21 | 新聞・テレビから
今日の夕刊

1面 見出し「IMF4300億ドル拡充合意 G20新興国も協力」

これでは、なんのことやら、中身を読む気はしない。

記事は、ワシントンで開かれたG20(主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議で、IMF(国際通貨基金)の融資枠の拡大は各国が4300億ドル超を出すことで合意した、というもの。

IMFの強化は欧州の経済危機に対応するためのものなのだろうが、、「各国はいくら出すのか」という記事中の表で、日本がダントツの600億ドル(約5兆円)を拠出する、と書いていた。二位は韓国、サウジ、英国の150億、三位がスエーデン、スイスの100億ドル、あとは、100以下、各国が公表した額の合計は3623億ドル(うち、ユーロ圏諸国の合計は2000億ドル)。

額を公表せず、拠出の意思を伝えた国、中国、ロシア、ブラジル、インド、インドネシア、マレーシア、タイなど7か国の合計額は700億ドル。

アメリカやカナダは表明しなかった、とあるので、お金を出さなかったのだろう。
この表を見たら、読者は当然、日本はなぜ特別に5兆円も出資するの?そんなお金はあるの?そして、そんなにお金を出すことのメリット、必要性はなに?と疑問を持つはずだが、記事には、そんな解説はいっさいなし。


同じ夕刊の6面。「日本、6000億円のODA 日メコン首脳 共同文書採択」の見出し。

これもなんのことやらわからん。ODAとは途上国援助の意味らしい。
今日、日本と東南アジアのメコン川流域の5カ国と首脳会議をもち、「東京戦略2012」とか、来年度から3年間で、約6000億円の途上国支援を政府が行うらしい。日本企業が東南アジアに進出するための経済援助のようだ。

財政危機だ、このままでは、日本は崩壊する、子孫のためにも、社会保障費の削減、消費税増税は避けられない、と赤字財政を強調したのはどこの国だったのか。しかも、原発事故、震災復興で、これからどれだけお金がかかるかわからない時、まるで、何事もなかったように、まるで豊かな国のように、IMFや他国への経済援助をする。
こんなニュース、だれも関心ないだろうと、そっけない記事で終わらせるな。お金には国民はうるさいんだぞ。

新聞は、この説明をしてくれい!

ショートステイ

2012-04-17 | 日記
90歳の伯母、今日から2泊3日のショートステイ。初挑戦だ。

前々から、毎日のように、お泊まりにいくことを話して、納得させてあった。
ところが、出発する直前、突然、「わたしゃ、いかないから」といい、床に倒れる。
床に倒れるのは、これで、3回目だ。気にくわないことがあると、突然、床に仰向けに倒れる。はじめは、すべったのだろうか、骨はおれてないだろうか、と心配したが、すぐに、起き上がるし、演技だとわかってきたので、今日は、床に寝ている伯母に「子供みたいなことしないで!」と強く叱った。すると、起きてきた。
年をとると、子供にかえるのだろうか。

みなさんもおぼえがありますよね。母親と買い物中、ほしいものを買っててもらえなかったとき、床に寝転んで泣いて困らせる。それでもだめなら、おしっこをする(それはないか?笑)。

ちかくのショートステイに車で送っていった。夜、たぶん、寝られないかもしれない。帰る、帰るといわないだろうか。迎えにいったら、職員さんに聞いてみようと思う。おとなしくしてましたよ、と云われたら、ほめてあげなくてはならない。

伯母には悪いけど、久しぶりに解放感を味わっている。


各局が総力をあげた12日のテレビ報道

2012-04-14 | 新聞・テレビから
12日新聞朝刊の番組欄から書く。

NHK、
早朝のおはよう日本「燃料注入で最終段階、いつ発射?」
午後7時
ニュース7「発射予告期間に沖縄で警戒態勢強化」
午後9時にゅーすウオッチ「北朝鮮、「衛星」発射か

MBSテレビ
みのもんた朝ズバ「けさ発射予告期間突入 北朝鮮ミサイルに緊迫」
ひるおび「北朝鮮のミサイル燃料注入開始 厳戒中継」
ちちんぷいぷい「本日発射?北朝鮮ミサイル高まる不安」

ABCテレビ
モーニングバード「列島緊迫!きょうにも北「ミサイル」発射か 厳戒の現場から生中継」
スクランプル「発射へ北ミサイル緊迫の列島」
キャスト「北朝鮮の「ミサイル」発射どうなった」
報道ステーション「北ミサイル今日発射か 沖縄・官邸緊迫の一日」

関西テレビ
めざましテレビ「発射秒読み北ミサイル厳戒態勢の韓国・沖縄は首都防衛は」
とくだね「ミサイル予告初日、迎撃態勢は」
アンカー「北朝鮮のミサイルきょう発射?」

読売テレビ
スッキリ「緊迫中継 北朝鮮の「ミサイル」けさ発射予告期間突入」
ミヤネ屋「速報北朝鮮ミサイル発射か 多元中継 厳戒と不安」
ZERO「今日にも北「ミサイル」発射か 緊迫の一日を総力取材

あきれてしまったので、メモした。
朝からお昼、夕方、夜まで、ワイドショーや報道番組は、北朝鮮の“ミサイル”と緊迫の情勢を伝える。しかし、ふつうの人は、だれも、緊迫感なんかなかったのではないか。なんの関心もなく、生活を送ったと思う。すくなくとも、わたしは、ミサイルが日本に飛んでくるなんてありえないと思った。ましてや、飛んでくるミサイルを迎撃ミサイルで打ち落とせるなんてありえない。だれもが、北朝鮮も日本もつまらないショー、茶番をやっていると思ったのではないだろうか。
メデイアは、「人工衛星」と称するミサイル(NHK)といったり、民放は、番組欄を見るかぎりり、“ ”つきだが、ミサイルと強調した。これほどの熱心さで、原発問題を報道してほしいものだ。

昨日の、政府の発表は、「なんらかの飛翔体が発射された」だったが、飛翔体には笑ってしまったぞ。たしかに、飛翔体が正しいのかもしれない。

緊迫もなにも、発射から40分後に、発射を確認するというのんきな出来事であったわけだ。

今の政府は、ぼくらの政府でないのと同様に、メデイアも、ぼくらのメデイアではない。

アメリカにいくら出せばいいのやろ

2012-04-09 | 新聞・テレビから


1週間前だったか、いつの日の新聞だったかわからないけど、何に国のお金が使われているか、グラフにしている記事があった。社会保障に一番お金がかかる、ということを教えるのが目的なのだろう。たしか、社会保障費に27兆円という数字があった。2番目が、「教育、防衛、公共事業」で26兆円。教育と防衛と公共事業を一緒にしているのが、実に不親切だが、しかし、これだって、社会保障と並ぶほどの額ではないかと思った。

社会保障にお金が必要なのは当然だ。一番、お金を使うべきなのだ。それが、国の一番の仕事なのだ。だれも文句をいわない。

だが、「教育、防衛、公共事業」の26兆円。この内訳はどうなっているのだろう?
教育の出費ってなんだか、わからない。ただ、今年から、だれが言い出したか不明だが(国民はだれも要求しなかった)、学校では武道必修になったらしい。学校に、柔道場(あるいは剣道場)の施設が必要だ。指導者の養成や派遣も必要だ。お金の無駄使いになることはわかりきっている。

なによりも不審なのは、防衛費だ。実に不透明。
米国は、グアム移転にさいして、その移転費用を日本に出させているが、移転する人数が減ったにもかかわらず、その負担額を増やそうとしているらしい。このへん、新聞がはっきり書いてくれないので、よくわからない。2,3日前の記事では、普天間の補修で250億円を要求してきた、と書いていた。

三菱電機の防衛省への過大請求事件はどうなったのだろう。調査をするということだったが、その後、なんの記事もない。

防衛省は最新戦闘機を書類だけでアメリカに注文したが、納期は遅くなり、価格も高くなるとか。これも、注文する前からわかっていたことだった。無駄遣いだ。

メデイアは、消費税増税の理由を社会保障費にしているけど、「教育、防衛、公共事業」の中身についても国民に説明すべきだろう。社説でも、テレビ番組でも、アメリカの今回の金の要求について論じたものを見たことがない。黙っているのだろうか。

日本の政府、国会議員、メデイアはアメリカにノーといえないのなら、国民が直接、アメリカにノーと言わなければならないのかもしれないぞ。

消費税政局と小沢の記事ばかりでなく、アメリカが、日本にどんな理不尽な要求をしているか、正直に書いてほしい。

お金には細かい男なので、これから、この記事だけはチェックしたい。