図書館で本山美彦「金融権力」(岩波新書)を借りてきた。
はっきりいって、むずかしくてよくわからない。サブプライムローンとか投機マネーとかはよくわからない。わからないけども、今、世界は金融権力によって動かされ、それで人々の生活はこわされ、しかも、どうするすべもないのがもどかしい。
むずかしいので、ペラペラとめくってみただけなのだが、最後の「金融権力に抗するために」という章で、プルードンが出てきたのには、目をひいた。
プルードン。フランスの貧しい階級の出身だ。パリ・コミューンの前に亡くなるが、パリ・コミューンは、プルードンの思想の影響が強かった。マルクスによって大馬鹿者ということにされてしまったが、アナーキズムが自由と個人主義を愛するフランス人によって唱えられたのものも、わかる気がする。アナーキストとしては、バクーニンやクロポトキンなどロシア人が有名で、プルードンの生涯や著作はあまり出版されていない。しかし、プルードンはフランスの庶民から出たいい男のようだ。
この本の著者は「プルードンは、名もなき市民の生活を脅かす金融のもつ暴虐性の克服方向を人民銀行の実践で示そうとした。けっしてそれは、150年前の古びた思想ではない」と書いていた。
はっきりいって、むずかしくてよくわからない。サブプライムローンとか投機マネーとかはよくわからない。わからないけども、今、世界は金融権力によって動かされ、それで人々の生活はこわされ、しかも、どうするすべもないのがもどかしい。
むずかしいので、ペラペラとめくってみただけなのだが、最後の「金融権力に抗するために」という章で、プルードンが出てきたのには、目をひいた。
プルードン。フランスの貧しい階級の出身だ。パリ・コミューンの前に亡くなるが、パリ・コミューンは、プルードンの思想の影響が強かった。マルクスによって大馬鹿者ということにされてしまったが、アナーキズムが自由と個人主義を愛するフランス人によって唱えられたのものも、わかる気がする。アナーキストとしては、バクーニンやクロポトキンなどロシア人が有名で、プルードンの生涯や著作はあまり出版されていない。しかし、プルードンはフランスの庶民から出たいい男のようだ。
この本の著者は「プルードンは、名もなき市民の生活を脅かす金融のもつ暴虐性の克服方向を人民銀行の実践で示そうとした。けっしてそれは、150年前の古びた思想ではない」と書いていた。