虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

朝日は新聞の中立性を守る、とな

2011-02-27 | 新聞・テレビから
2面、見出しは、「社会保障 給付制限も 与謝野氏、一体改革に見解」。

まず、与謝野氏は、給付の抑制策を検討する、と語った、と初めに書いているので、これがニュースの主目的なのだろう。

でも、これは、一体改革の「集中検討会議」後の記者会見で与謝野氏が語ったもの。「検討会議」での議論をもとにしての発言だろう。

ほんで、その日の「検討会議」というのは、毎日、読売、日経、産経の4大新聞社が参加した会議なのだ。大新聞社4社が政府の政策会議に参加した、というのは、これはニュースだと思うが(こんなことがかつてあったか?)、それはどうでもいいことらしい。おそらく、大新聞社たちは、社会保障、給付制限なんて意見も出したのだろう。

記事の後半から、見出しとは関係のないことを書いている。朝日にも参加依頼があったが、朝日は参加しなかった、として、論説主幹 大軒由幹の話をのせている。
「朝日新聞社は新聞の中立性を守り、政策などに対する主張は紙面を通じて行うことを原則としています。こうした会議に出席して論議に参加することは、政策立案に関与することになると判断し、お断りしました」

おいおい、社説で、菅首相に「応援する」と新聞の中立性をかなぐり捨て、TPP、消費税増税など、政府の政策に肩入れしてきたのは、だれだったのか。朝日は別に会議に参加しなくても、政府とは密接な連携ができているので、その必要性がなかっただけだろう。

論説主幹のいうように、「会議に出席して論議に参加することは、政策立案に関与することになる」と、問題を感じているなら、毎日、読売、日経、産経の4大紙が参加しているのだから、大問題ではないのか。

まあ、大新聞社は政府、財界の御用新聞になってしまっていることはわかっているけど、朝日だけ、ズルー、と他の4大新聞社はきっと思ってるのではないか(笑)。


2011-02-25 | 日記
これから、自分のことを云うのに、「わたし」はやめて、「ぼく」としよう。
なぜって?その方が若々しくないか?

だいたい、自分のことを「わたし」と書くようになったのは、小田 実のまね。
小田 実は、いつも自分のことを「わたしは」と書いていたものな。

しかし、小田 実でも作家でもないのに、「わたし」と書くのは、なんだかなあ、とは感じていた。ちょっとえらそぶってる感じ。

高校生のときは、自分のことは「おれ」、相手のことは「おぬし」が常だったが、東京での生活のときは、目上の人や、友達以外の人には、「僕は」とかよく使っていた。
ただ、大阪に出てきて、「僕」と使ったら、笑われたことがある。今はそうでもないのかもしれないが、大阪は、あまり「僕」とは使わないのかもしれない。「僕、僕」というと、僕ちゃんみたいな子供に思われるのかな。

面接などでは、「僕は」は使ってはだめだろう。やはり、「わたしは」と云うべきか。

「おれは」で文を書くと、相手を自分の世界に強引に引きつけるようで、抵抗がある。

ぼくは、今日もテレビでリビアのニュースを探しているが、なかなか目にできない。

うーん、僕は、まだ「僕」に慣れていないなあ。

リビアのニュース

2011-02-22 | 日記
リビア人民、がんばってほしい。
国民に戦闘機やヘリで空爆するなんて、許せない!

リビアのニュースを知りたくて、テレビのチャンネルを回すが(午後8時前だが)、NHKのニュースしか放送してない。ニュース番組自体が最近はぐんと減ってきた。新聞のテレビ欄を見ると、番組の案内にもリビアのことよりも、小沢やパンダや他の記事が目立つ。

しかし、チュニジアから始まり、エジプト、リビア、中東全体に広がっている今の動きは、中東の民衆が世界の現代史を大きく変えようとしている動きだ。こんな歴史的な出来事は半世紀に1度あるかないかの大きな事態だろう。国際人を育成しろ、とか政府や財界はよく言うが、国際人を育てるなら、今の世界の動きをもっと伝えるべきだ。中東の人々を知る一番の機会だ。

チュニジアのきっかけは、政府に抗議して焼身自殺をしたニュースをテレビでは報道しなかったが、ネットで民衆に伝わったことから始まった。
エジプトもリビアも中国も、民衆デモのことはテレビでは流していないそうだ。国営放送は、政府にとって都合の悪いことは放送しない。

日本はちがう、自由な報道ができる、と自慢できるだろうか。
強力な権力からの検閲、圧力はないとはいえ、民衆にとって必要な報道をしているといえるかな?

7時のNHKのニュースでもリビア関係はたった6分くらいだった。


テレビガイド

2011-02-19 | 映画・テレビ
明日の深夜(明後日の0時50分)から毎日放送でドキュメント「大逆事件 百年後」という番組がある。これは見たい。しかし、確実に寝ているので、録画しておかなければならない。こういう良心的な番組は、深夜しか流せないんだな。

ついでに、楽しみな番組(何回も見たので見るかどうかわからないが)として、21日(月)に「大いなる西部」がある。まったくこせこせしてない、ゆったりとした大西部劇。非暴力主義の東部の男が西部にやってくる、という話。西部劇では常にベスト5に入る作品だ。西部劇としてはユニーク。

22日(火)には、またもや「カサブランカ」。あの「時の過ぎゆくままに」(だったか?)の曲を聴きたいのでまた、見るかもしれない。この映画にはレジスタンス活動をしている男が登場する。たしか、「凱旋門」もナチの強制収容所を脱走した男が主人公だ。「誰がために鐘が鳴る」はスペインの内戦に義勇軍として参加する男。この頃の映画の男って、しぶくて、魅力あると思わない?
みんな、煙草を吸っているぜ。

ビデオ屋さんで、「凱旋門」はない?と探してもらったら、ありません、といわれた。
「凱旋門」もいつか放送してください!

これが全国義民サミットのサイトか?

2011-02-17 | 一揆
2,3年前、このブログで全国義民サミットの情報がネットに出ない、参加したくても、どこで開催するかもわからない。義民サミットの担当者は、情報を全国に発信する気持ちがあるのだろうか、と疑問を書いた。

今日、たまたま「全国義民サミット」を検索してみた。すると、「全国義民顕彰連絡協議会」という名のサイトがあった。2,3年前にはなかったものだ。代表の名を見ると、横山十四男とある。たしかに、義民サミットの代表者の名だ。いつのまに、できたのだろう。この数年内にできたにちがいない。

義民サミットという名は変わり、今は、義民顕彰集会となり、昨年は新潟で開催されたようだ。

義民サミットが衰退していったこの10年間の経緯を説明している記事があったので、ちょっと引用する。


「第7回の田野畑での開催ごろまでは、次々に候補地が名乗りをあげ、スムーズに連年開催が出来たのですが、第8回頃から市町村主催による開催がスムーズにゆかなくなり始め、第9回の野洲での開催のあとは、一旦立案しても遂行出来なくなるという状態が出るようになりました。
第10回サミットは急遽青木村が引受ける形で乗り切ったのでした。理由は明らかでした。数年来進められてきた市町村の大合併によって、義民顕彰の主体となってきた地方の村々が名称も消え、独自性も失われるようになったことが理由の第一でした。さらに経済格差の増大によって、地方農村の財政困難が急速に進み、義民サミットなど特別企画の立案が不可能になったという事情があり、加えて、IT革命の急激な進行によって、老も若きも機械技術の改良に忙殺され、歴史哲学に学んで地道な生活を送るムードが失われるようになったと言う情勢変化も挙げられましょう。」

この件は置いとくとして、あれーと思ったのは、このサイトのトップページを見た時だ。写真は松本城。そして松本の貞享義民館の写真が小さく。

トップページには、大きな文字でこうある。

「義民の心は人類共通の美徳、未来を担う子どもたちのためにも、愛する日本の将来のためにも、伝えたい「義民の心」、あるべき正しい姿を努力して守る強い信念。義民の心は武士道に通じる」

武士に不信感を持ち、武士に弾圧処刑された義民が聞いたらきっと怒るぜ。

義民について、基本として、「多数の人々のために命をかけて働く犠牲をいとわぬ献身の精神」と説明している。こんなことを子供たちのために説くって?

これでは、戦前、村でさかんに義民祭りをし、義民を利用して自己犠牲の精神を教えた戦争中の教育に逆戻りではないか。義民の精神を犠牲の心とすりかえてもらっては困る。

これ、ほんとに、長く一揆の研究をしてきた横山十四男さんのブログなのだろうか?
貞享義民館、あるいは松本を支配する教育界かどこかを代表する意見なのではないだろうか。よく見ると2009年にできて、その後は特に更新もしてなくて、どうも不活発なサイトに思える。

ぱっと見ただけでよくはわからないが、こんな義民の考えをもつ義民顕彰連絡協議会なら、義民顕彰会には参加したくない、と思った。

山形出身の作家とワッパ騒動

2011-02-17 | 一揆
山形県の「ワッパ騒動義民顕彰会」の人に教えてもらったのだが、芥川賞作家奥泉光氏と、同じく芥川賞作家でいまや文壇の大御所みたいな存在になっている丸谷才一も、ワッパ騒動の起きた土地の出身のようだ。
藤沢周平の場合は、よく知られているが、この二人は知らなかった。

奥泉 光(本名 康弘)は、「「我が輩は猫である」殺人事件」というミステリー作品が有名だ(わたしは、まだ1冊も読んでないけど)。

奥泉氏は、三川町横川の出身で、義民顕彰会では、「義民の子孫になるはず」という手紙を出したそうだ。この正月に帰省し、「大地動くよみがえる農魂」という昨年出版されたワッパ騒動の本を読み、庄内にこんな一揆があったことを初めて知り、大いに興味をおぼえた」という意味のメッセージがよせられたとのこと。

丸谷才一はの生家は、馬場町9番地で、ワッパ騒動を指導した本田氏の屋敷で、蜂起のきっかけになった地所。丸谷才一氏には、顕彰会は手紙を出していないようだが(どうも丸谷才一は一揆などには無縁の人のように思える)、あまり関心を持たないににちがいないと思ったのかもしれない(笑)。

さて、藤沢周平。歴史・時代小説の巨匠の中では百姓一揆をとりあげた珍しい作家(司馬遼太郎も海音寺潮五郎も吉川英治も子母沢寛も長谷川伸も一揆を描いていない)。

海坂藩ものの作品の中でも、背景にちらちらと百姓一揆が描かれ、百姓一揆を無視しない作家なのだが、この人がワッパ騒動については、ワの字も語っていないようなのだ。知らなかったわけではない。藤沢周平は、旧黄金村高坂の生まれで、高坂はワッパ騒動の激化地区のひとつだったそうだ。騒動で逮捕された仲間が釈放された時、村はずれの一本杉まで村中で迎えに出たのだが、藤沢周平氏の先祖はそのすぐ近くだから、先祖は「まちがいなく、迎えに出て、お祝いの赤飯を炊いたはず」と顕彰会の方はいっていた。

藤沢周平は、なぜワッパ騒動について語らなかったのか、藤沢周平も沈黙せざるをえなかった庄内・鶴岡の風土、空気とはなんなのか。それは、今後、ワッパ騒動義民顕彰会の方々が解明してくれると思うが、ひとつだけ、周平氏の高坂村の助役は、藤沢周平の生涯の恩師だったことをあげていた。

確定申告

2011-02-15 | 日記
明日から確定申告が始まる。
昨年は、確定申告をして、医療費がかなりもどってきたので、今年もやらねば、と医療費の領収書など必要書類を集め、書き上げた。

しかし、無駄だった。
昨年は、退職所得もあり、源泉徴収税もとられていたので、払いすぎていた分が返還されたわけだが、今年は源泉徴収税額は0。

古本ネットの事業所得も、基礎控除、配偶者控除、生命保険控除、医療控除を差し引くと、所得はマイナス何十万円となる。つまり事業所得税額も0だ。これでは、医療費も返ってこない。

税務署にいってきた。これは申告しても無駄ですね。出さなくてもいいよね、と確認した。そういうこと、という返事だった。チェッ。

会社員の時には、会社が年末調整してくれる。会社をやめたら、自分で確定申告をしなければならないと思っていたが、ほとんどの人は申告する必要はないんだな。

テレビなどで、確定申告はお早めに、とよく宣伝してるから、その気になってしまったじゃないか。


それにしても事業所得、マイナスにならない日がはたして来るのだろうか?(笑)

エジプト革命の記事

2011-02-12 | 新聞・テレビから
昨日あたりから、朝日のエジプト記事は変化した(と思う)。

カイロ支局の寛洞記者は担当記者なので変わらず書いているが、どうも中東支局あたりから特派され、記者も一部選手交代したのではないのやろか(なにせ、数日前のデモに水をかけるような記事はいただけないものな)。想像だけど。

まあ、記者は、日本国内と同様、エジプトでもふだんは民衆よりも、時の権力者、有力者に接することが多いはずで、反政府デモには賛成しがたい事情もあったのかもしれない。

今日の夕刊はエジプト政権崩壊がトップ。1面、2面、3面、9面の4ページを使っている。当然だろう。写真や人々の声を読んでいると胸が熱くなる。

写真は、エジプトデモの記事が出始めたころから、越田省吾撮影とある。越田という名前をおぼえてしまった。記者も、この群衆の中に入り、もまれながらカメラにとれよ、と思ったが、カメラは越田君まかせなんだ。

しかし、まだ祝い酒は飲めないぞ。
大統領が辞任しただけだ。
ここで、一揆勢が退いてしまったら、あとで、きっと後悔することになるのは、日本の一揆でも同じだった。「相手は、狸だ、だまされるな、よく監視しろよ」と百姓たちはいいあったものだ。

デモの波がひいてしまったら、デモの群衆には危険な輩がいる、民衆にはリーダーがいない、などと言いだし、国を指導するにはやはり専門家が、などとよからぬ勢力が介入してこないともかぎらないもんな。エジプトの人民よ、用心してほしい。一揆を二度起こすことは至難だ。

それにしても、菅首相の今日のエジプトに対する言葉はなんだ?

「エジプト国民の平和的な政権交代を求める活動が新しい展開を示していることに敬意を表したい」。

何に気をつかってるのだ?

消費税の益税

2011-02-09 | 新聞・テレビから
今朝の朝日の声の欄に「消費税の益税」についての意見があった。

「益税は消費者が払った消費税が国庫に納付されずに事業者の手元に残るカネです。一部事業者に対し、国家が税金の不払いを容認しているに近い、きわめて不公平な仕組みです」と書いている。

投稿者は、「益税のような不公平極まりない仕組みを残したまま、国民に負担を強いる増税を容認することはとうていできません」と文を結んでいる。

うーん、消費税の益税というのを初めて聞いた。
今まで、新聞は、これについて書いたか?
ネットで新聞の記事を検索してみると、新聞社としては、琉球新報だけが、このことについて記事を書いていた。

朝日、読売などの大新聞は、検索しても「検索結果が出ませんでした」となった(調べ方がうまくなかったのかもしれないが)。

今からでもおそくない。消費税を上げることをすすめるなら、この消費税の益税についても書いてほしい。

今日は、朝日の記事よりも、声の欄の無職の市民の文章が一番、ためになった。

数万人と数十万人

2011-02-09 | 新聞・テレビから
朝日、朝刊には「カイロ中心部のタハリール広場には8日もムバラク政権の即時退陣を求める数万人が集まった」とあった。

ネットでよその新聞を見ると、数十万人のデモとある。数万人と数十万人は大きなちがいだ。

夕刊では、ちょっと訂正。「夜更けとともに減ったものの、最盛時は少なくとも20万人はいたと見られる」。

大きなデモだったことは8日にわかっていたはずだ。でも、デモ勢力を大きく取り上げたくはなかったのだろうね。

通信の秘密はどうなってるのだろう

2011-02-08 | 新聞・テレビから
八百長問題で、力士に携帯電話の提出を求めたところ、「提出せぬ力士続々」の見出し。
相撲の八百長問題にはなんの関心もないけど、力士が携帯電話を提出しないのは当然だろう。
記事によると、「専門機関に解析を依頼し、端末で削除されたメールも内容を復元する予定だった」とある。また、提出されない場合も、「力士らに対し、携帯電話会社から過去のメールや通話の履歴記録などを取らせて提出させるほか、銀行口座の取引履歴も提出させる考えだ」という。

憲法で定められた「通信の秘密」はどうなっているのだろう。

今回にかぎらず、よく犯罪が起きると、携帯やパソコンを解析してその通信履歴を調べる、という記事をよく見る。携帯会社、ネット会社はその情報を警察に提供するのは普通のことになっている。

個人情報保護法などといいながら、ネットや携帯の情報、借金等のカード情報などは、いざとなれば、警察や金融機関はその情報を共有したりする。

今回、力士たちは、警察から調べられているわけではない。提出したくない気持ちもわかる。個人のプライバシーの問題だ。

犯罪者ではなくても、そのおそれのある人物、不穏な人物と思われた者は、パソコンの通信の中身、携帯電話の内容も容易に調べられる。これは、怖いことだし、いやなこった。

便利にはなったけど、やっぱり、紙が一番かも。読んだら、燃やしてしまえるし、飲み込むこともできるしな。

札幌雪祭り

2011-02-07 | 日記
今日から札幌雪祭りが始まるそうだ。
札幌には、中学・高校時代に住んでいたので、雪祭りは懐かしい。

高校からの帰り道、雪祭りの会場の大通り公園を通るので、会期中は毎日のように見た。はじめて見た時は幻想的ですばらしいと思った。

札幌は、冬がおすすめ。雪がシンシンと降る都会の街の風景がなんともロマンチック。特に女性がいい。夏の薄着の女性もいいのかもしれないが、厚手のオーバーを着込み、長靴、マフラー、手袋をはめて、ハーハーと白い息を吐く姿はだれもがナターシャかカチューシャに見えてくる(笑)。

冬は寒いけど、雪景色が最高。家の中はがんがんストーブを焚いているので暖かいし、外ではスケートが手軽にできる。もちろん、スキーもできる。学校ではスキー遠足もあるから、みんなスキーを持っていた。冬もよく外に出た。

都会のネオンと雪がよく似合う。ただ、路はすべりやすい。
1度、スキーを肩にかついで街を歩いていたら、すべってよろけた拍子にそばを歩いていた女性の顔にスキーが当たってしまったことがある。水商売の女性だ。どうすんのよ。女性を病院に連れて行って診てもらった。こんなんじゃ、商売できないわ。女性はお店のマスターに電話をして病院にきてもらうように頼んだ。やばい。店の若いマスターが来た。
「いや、大丈夫ですよ。なんでもありませんから」と、その若いスマートなマスターはいってくれた。助かったよ。

昔は冬はずっと長靴をはいていた。大学受験のとき、3月、東京では普通の靴なので、変な気がした。今は、札幌の街の除雪方法も進んでいるので、長靴ははかないのかもしれないな。

札幌をはなれてからスキーは1度もしていない。もうすることはないだろうなあ。

ついでだけど、今日、2月7日は政府によって「北方領土の日」と決められたらしい(1980年代に)。1855年、プチャーチンと幕府の川路聖謨たちの間で日露通好条約が結ばれた日だ。この頃のロシアはアメリカなどと比べ、実に友好的だった。
この日には毎年「北方領土返還要求大会」を開いていたそうだけど、今はどうなんてのだ?


エジプトデモにいらだつ朝日

2011-02-06 | 新聞・テレビから
この2、3日、トップ記事は大相撲の八百長。エジプトは2番手に回されている。
新聞のテレビ番組欄を見ても、相撲の八百長の文字ばかりで、エジプトの文字はほとんどない。国民の関心がないはずはないのだが、メデイアとしては、つっこんだ報道はしたくないのかもしれない。

さて、今朝の朝日。
はやくもデモに水をかける記事を書いている。国際面。
見出しは「デモ、暮らし直撃 カイロ物価高や品不足」。

青果店の店主「このままじゃ、全部捨てなくてはいけなくなる。全部、デモのせいだ。一刻も早く終わってほしい」と怒りをぶつけた。
記者は、おそらくこの言質を取るために市内を走り回ったにちがいない。

デモの影響で、物の値段が上がり、品不足になり、日常生活に深刻な影響を与えている、としているが、おそらくエジプトのほとんどの民衆は、だからデモはよくない、とは思っていないはず。政権を変えるために、不自由に耐えているのだ。

エジプトにとって、この30年で初めての民衆デモ。しかも、暴力に訴えることはせず、穏健な平和デモである。立派な戦いだ。記者は、その願いを理解しようとしているのか。

早期収束を願っているのははたして、だれなのか。ほんとうに市民か?

早期収束を期待できる人物として、元外相のムーサ氏との単独会見をトップページにのせている。よく知らないが、親米派の人物で、外交方針はこれまでと変わらない考えをもっているようだ。単独会見するなら、もっと他の人にもするべきなのだが。なぜ、この人物をとりあげたのだろうか。朝日の意図が見え隠れする。

まあ、日本で、大きなデモや大ストライキをしようものなら、朝日はまっさきに、交通マヒ、治安の悪化をいい、公益秩序に反するものだ、と書くにきまっている。

なぜ、デモが起きたのか、民衆は何を望んでいるのか、デモのできない国の記者ではあるが、少しは人々の心を探ろうとしてほしいぜ。

学者はなぜ黙っているのだ?

2011-02-05 | 新聞・テレビから
昨年から、あれよあれよと、政治が進行している(政権の信頼が失墜しているにもかかわらずだ)。

新防衛大綱、日米同盟の深化、TPP,消費税、社会保障改革、共通番号制、北方領土、米軍沖縄基地・・・・。

どれも、大事な問題だが、庶民にはよくわからない。わからないのをいいことに、どんどん事をすすめる。メデイアもあえて、国民に知らせようとはしない。

あの新防衛大綱。国の防衛政策の基本となるものだが、新聞では、ただ決まった、と報告するだけで、その後、問題点やらを議論した特集などもなく、それっきり。

TPPなども、無知なわたしなどは、農業にいよいよ企業が乗り出し、農地も農業も企業の利益の対象になるのではと心配するが、それは杞憂だよ、心配することはない、と誤解を解いてくれる解説記事もない。TPPの情報はまったくなしだ。

共通番号制。申告に便利だよ、というが、個人の情報をすべて(財産と病歴、職歴がわかればほぼわかるだろう)国家が把握する。そりゃ、税金はすみからすみまで徴収することができて、増収策になるだろう。金融、警察等と連携したら、こんなに便利な管理体制はない。

個人の情報をそこまで把握するなら、大企業などの所得もきちんと把握してほしいぜ。そして、必要であれば、国民の側も、国家や大企業の情報を知る手立てが必要だ。

裁判員制度もどうするつもりなんだ?あれは小生は反対だぞ。

ともあれ、どれも庶民には難しくて、わかりにくいが、重大な問題が進行している。素人に自分で判断せよ、といっても無理だ。こういう時のために、それぞれの専門家、学者がいるのではないのか?

TPPについて語る農業・経済専門の学者はいないのか。税金、外交、裁判制度など、それぞれの専門の立場から、政府とは違った考えを発言する学者はいないのか。

新聞、テレビを見ても、政府とは違う立場からTPPや外交、裁判制度、税制改革などについて発言する学者はまず見ない。政治学部教授、経済学部教授、法学部教授というのは何してるんだ?

大学の先生は、時の権力に反対するような発言はできないのだろうか。いや、いても、われわれの目にはふれないようにされているのか。なぜ黙っているんだ、それでも学者か、と時々、おもう。


真珠採り

2011-02-04 | 日記
誰にも、思い出の曲はいくつかあると思うが、わたしの場合は、タンゴの「真珠採り」はその一つ。一日中、聴いていてもあきない。

中学か高校くらいから、タンゴに興味を持って、大学に入ってすぐ訪ねたクラブが、オルケスタ・タンゴのクラブ。例によって歓送迎会に出てただで飲み食いして、それっきりになったが、もし、バイトなどしなかったら、バンドネオンなどを演奏していたかもしれない。

タンゴといえば、アルゼンチン。南米だ。どうも、小生は、南米の曲が性に合うようだ。ボサノバなんかも好き。だいたいが落ち着きのない人間なので、すぐに体を動かしたくなるようなリズムのある曲が好きなのかもしれない。ラテン系です。

ただし、「真珠採り」は、アルゼンチンタンゴではなく、コンチネンタルタンゴだけど、これは、大昔、テレビドラマで若い夫婦がこの曲に合わせてダンスをしているのを見て、いい曲だなあ、と感じ入った。それからくりかえし聞いたので、この曲を聴くと、その大昔の時代を思い出すのさ。

真珠といえば、宇和島が有名だが、バブル崩壊後は、宇和島の真珠も不振だと聞いたよ。