虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

ネット契約に注意 あるいは単なるパソコン音痴の話

2014-08-14 | 日記
4月から使い始めた店のパソコンは、ワイフィニとかいう無線通信(ワイモバイル)を使っている。
通信料はクレジットカードから落ちる。

送られてくるクレジットカードの明細表はふだん、あまり見ないので、この夏休み、調べてみた。
イーモバイルとして、4月は3156円、5月は4986円、5月からは6208円。

ジャパネットたかだで買ったのだが、広告を見たときは、通信料は4000円台だったと記憶している。6000円は高すぎるだろう。なぜだ!ケチな性分なので不問にはできない。

サポートセンター(カスタマーセンター)に電話する。例によって、つながるのには時間がかかる。つながっても、自動音声で、パスワードとか暗唱番号などを入力しなさい、といわれる。ここで退散したくなるが、がまんして、なんとか、クリヤ。今度は、どの問いあわせか、番号をお選びください、とくる。番号を押すが、入力を確認できませんでした、と拒絶。くりかえしたが、何度も失敗。

問いあわせには時間がかかるけど、新規注文の方に電話したらすぐつながるはずだと思い、注文の電話番号にかけてみた。

案の定、すぐつながった。NHKの退会は至難だが、契約は簡単なのと同じだ。

注文担当者に、自動音声ではなく、請求書担当者に生で話せる電話番号を教えてほしい、こちら、パソコン音痴、助けて、とたのむ。教えてもらったのが、そこもやはり別のカスタマーセンターで自動音声だ。
番号をおしても入力できませんでした、とくる(こちらの電話機が調子が悪いのかもしれないが)。
ふだん、仕事中だったら、このへんであきらめる。でも、今は夏休み、時間はある。それに腹が立ってきた。

今回、ワイモバイルのカスタマーセンターの直接つながる電話番号や住所はどこにも記載されていないので、やむなく、ジャパンネット高田に電話した。ジャパネットは直接、生の人の声が出てきた。事情を話して、ジャパネット高田からワイモバイルに連絡してもらい、ワイモバイルからこちらに電話してもらうことにした。高田の応対やよし。

やっと、ワイモバイルからかかってきた。
「4月は日割り計算、5月からは消費税が加算、5月以降はオプション料金がはいっています。このオプション2ヶ月は無料なのです」
「オプションって何?」
「ふたつあって、一つは、ルーターが壊れたときの保障用、もうひとつは、電話相談ができたり、セキュリティ関係です」「聞いてないよ」「そうですか」「まあ、いいや、そのオプション解約する」「承知しました」「先月の請求分の内訳、オプションとかんなんかわかりにくい内容の明細を送ってほしい」「送料164円がかかりますが、よろしいですか」「よろしい」「あと、おたくの会社の住所を教えてほしい」「お待ちください」
長い時間がたったあと、やっと教えてくれる、「港区・・・」「ちょっと、それ、本社の住所でしょ。本社ではなく、今、あなたがいる会社の住所です」「それは教えられません」「なぜ?当方、パソコン音痴で、ネットではおたくに相談できない。封書で手紙で質問したいことがあるので教えてほしい」「だめです。個人情報を守る意味で教えられません」「お客が契約している会社の住所を知ることができないの」「はい」「カスタマーセンターが契約や接続の担当をしているのに、どこに会社があるのか教えられないの」「申し訳ありません」

カスタマーセンターの住所も、直接つながる電話番号もわれわれは知ることができない。ただ、あの自動音声を通じてしかアクセスできない。まるでカフカの世界。

こういうことは、よくあるのではないか。

このパソコンは富士通だが、購入したとき、富士通の電話やメールで相談できるサービスに入っていたが、無駄だと思い、やめようと思った(500円もするので)。これがなかなかやめられない。パスワードとかなんとかで、つながらない。自動音声では、1時間くらいお待ちいただきます、なんて声。1時間も待てるだろうか。このときも、なんとか、苦心のあげく富士通の担当者に直接、電話して、サービスの解約をしてもらうことができた。

パソコンに慣れた人はこんなことはないのかもしれない。パソコンに弱い私がきっと悪いのだろう(電話機の調子が悪いこともあるかもしれない)。しかし、ネットで契約すると、契約書や領収書なども文書として送ってこないので、年寄りには要注意だ。3ヶ月間無料とかなんとかいっても、3ヶ月たって、契約を変更したり、解約したりするのは、自分でしなければならない。できない人も多いはず。

今回、通信料にも消費税がかかること、カスタマーセンター(代理店)の住所、電話番号(直接、つながる)は消費者には教えられないことがわかった(ワイモバイルだけなのかそうではないのかはわからないが)。

クレジットカードの明細を確かめなかったら、ずるずると余計なお金を払い続けていたかもしれない。
領収書の送られてこない請求(昨今、多い)は、要注意ですぞ。