虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

外務大臣はなにをしにロシアへいったの?

2012-07-29 | 新聞・テレビから
7月にロシアの首相が北方領土を訪問したとき、外務大臣は「遺憾である」と発言した。それを聞いて、ロシアの首相は「どってことない、関係ねえ」てなことを言ったとか記事にあった。

今回、なにをしに玄葉外相はロシアへいったのだろう?
北方領土を訪問した首相に直接、会うこともしないで、ロシアの外相と会談。ロシアの外相からも面と向かって「要人の訪問は続ける」といわれる始末。玄葉大臣が、ほんとに、「遺憾に思い、抗議をする」気があるなら、テーブルをひっくりかえして帰ってきたっていいのだ。なにをしにいったのだろう。次官級レベルで交渉を継続することを確認した、なんて、わざわざ行くまでもないだろう。

プーチンさんの表敬訪問のつもりか、わざわざプーチンさんの保養地まで出かけて、そこでロシアの外相と会見したということだが、玄葉さんは、プーチンさんにとっては、保養地まで呼びつける部下のロシア外相と同格の存在と思われているのだ。こんなんで、抗議なんてできるわけがない。

北方領土は、尖閣の何倍もある大きな領土だ。中国は問題視するが、ロシアはなぜ問題視しないのか、わからん。

5年ほど前だったか、北海道の漁民がロシア船に銃撃され、一人、亡くなったことがある。あの亡くなった漁民は、国からなにか補償を受けたのだろうか(補償を受けるべきだと思う)。あの事件もうやむやのままもみ消されてしまったけど、亡くなった漁民のご家族のことがすごく気になる。


勧善懲悪

2012-07-27 | 新聞・テレビから
今朝の朝日、「共通番号 成立へ急加速」の見だし。

問題の多い「国民総背番号制」がほとんど議論もなく、8月中にも成立する可能性が出てきた、という記事だ。

国民各人の所得、職歴、家族構成、住所、年金、保険などの記録が一元的に管理される制度だ。目的は、国民からよりいっそう税金をしぼり取ることだが、それだけでなく、自治体・警察・銀行などとの連携で、全国民の監視、管理を強化することにある。費用は政府が試算しただけで6000億円を越すそうだが、実際にはどれほどの費用がかかるかわからない。

こんな大きな問題のある事業を、政府は、消費税増税にさいし、低所得者に現金給付をするために、全国民の所得を知るために必要だとして、消費税増税のための必要手続きとして成立させようとしている。姑息だし、おかしくはないか。「共通番号制」というシステム作りは、「消費税増税」という経済政策よりも重要な問題なのに。

原子力規制委員会の人事が、あいかわらず、原子力ムラの息がかかっていたことも、今日の朝日に出ていた。

原発事故以後、東電や、原子力ムラ、政府、政治家、大企業などの動き、発言を見ていると、われわれは、巨大な悪の組織に支配されているのか、と錯覚しそうになることがある。時代劇なら、悪代官と悪徳商人、冒険小説なら、007号の敵スペクターか?SF小説なら、人民を支配する強大な悪の組織ってありそうだな。主人公は一人で敢然とその悪の組織と闘う勧善懲悪のドラマが展開する。

勧善懲悪?それは、マンガだよ、現実的ではない、と、小説などでは、勧善懲悪ドラマは馬鹿にされることがあるそうだが、いや、マンガのような悪がいるのも現実だ。

マンガのような、実にわかりやすい悪(巨悪)が横行している。
勧善懲悪でやるべきだ。とはいえ、この稿、まとまらず。おしまい。


17万人を集めた脱原発集会の記事

2012-07-17 | 新聞・テレビから
7月16日午後、代々木公園で開かれた「さようなら原発10万人集会」の記事。一面トップ記事かもと期待していたが、社会面に10行の(句点マルが10個、つまり10本の文章)記事だけ。写真こそ出ていたが、まるでそっけない記事。

今日の1面には、パナソニックの松下名誉会長が99歳で亡くなったことが書いてあったが、朝日は、原発集会よりも、こちらの方が重要ニュースだと思ったのだろうか。

主催者側で17万人というのはすごい数だ。10万人を目標にしていたのだから、大成功だ。テレビは祇園祭りや天神祭では、だらだらと生中継するのだから、この原発集会も生中継してくれたっていいのにな。新聞社も本来なら、10人くらいの記者をあちこちの会場に派遣し、呼びかけ人や参加した市民から取材をするべきなのだが、なんだか1年生記者にまかせたような取扱い。このデモの力、市民の声を朝日はあまり認めたくないのかもしれない。

今日、たまたま喫茶店に入り、そこに日経新聞が置いてあったので見てみたが、日経は見事にこの脱原発集会の記事はなし。朝日もそのうち日経に似たような新聞になるのかもしれない。つまり、会社大事の仕事人間で、余暇はゴルフ、テニス、政治は強者に従う安全紳士の新聞。






詐欺師の言葉?

2012-07-12 | 新聞・テレビから
新聞によると、消費税は社会保障のため、財政再建のため、といいながら、公共事業に使われるかもしれない、という記事が出ていた。


「国土強靱化基本法案」(自民党案)というそうだ。防災や震災対策のため、高速道路、新幹線整備などの公共事業にお金を使いたいそうだ。
公明党も似たような「災害ニューディール政策」とか名付けて大型公共事業に賛成のようだ。

それにしても、「国土強靱化基本法案」とは、よく名付けたものだ。どんな頭から発想するのだろう。そのうち、日本人強靱化基本法案なども出しかねないぞ。

もう、まったく、銀行や保険会社の営業マン、コマーシャル業界の人間のごときだ。

消費税増税法案を「社会保障と税の一体改革」と言い替えた小知恵。

社会保障改革については、国会で議論がまとまらないので、「国民会議」にまかせるそうだが、首相が勝手に指名する委員を「国民会議」と名付け、それに文句もつけず、そのまま「国民会議」と流すメデイア。「国民会議」などと言わせてはいけない。


だいたい、「国家戦略会議」という大層な名前からして怪しかった。
そこが、今度は「日本再生戦略」を作るという。また、国家戦略会議の「フロンティア分科会」が、集団的自衛権の憲法解釈の変更を提言。

年金問題も解決できず、原発事故の収束、原因の究明もできず、また被災者を守ることもできない「戦略会議」が「日本再生」や「フロンティア」などと言うのは、悪夢でしかない。


ちょっと話がずれるけど、尖閣諸島で中国のことはよくメデイアは流すが、北方領土については、あまり記事にしない。先日だったか、ロシアの首相が北方領土を訪問したそうだが、それについて、総理だか大臣が、「遺憾に思う」と発言したけど、ロシアの首相はそれを聞いても「どうってことない」と答えたそうだ。ほっておいていいのかい!米国にもロシアにも完全になめられているではないか。「国家戦略会議」さん、なんとか言ってほしい。

いや、「国家戦略会議」というのは、あくまでも、国内向けで、国民をなめ、だまし、すかしする戦略会議なのかもしれぬ。

いくら日本国民がお人好しでも、いいかげん、かれらの言葉をこのままのさばらせていけない。

かれらのだましの言葉を今後、収集してみることにする。






ツバメは来なかった

2012-07-04 | 日記
昨年はツバメが玄関に巣を作り、巣立っていった。巣はそのままに残していた。今年もひと月ほど前、ツバメが2匹、昔の巣のまわりを飛んできたので、きっとまた卵を生むと思ったのだが、それきり、ツバメは来なかった。少しさびしい。

おそらく、カラスを警戒したにちがいない。
家の前の電線にいつも大きなカラスが止まっていて、様子を見ている。
あのカラスが危険だ、とツバメは場所を変えたのかもしれない。

ツバメではないけど、今朝、玄関に出ると、なにか動くものがいた。ツバメではなかったけど、鳥だった(なんだろう?ムクドリだろうか?)。歩いている。手で捕まえることもできそう。玄関のすみの物陰にひそんでじっとしている。羽のしっぽのあたりをけがしているようにも見える。カラスかなにかに羽を攻撃されて飛べないのかもしれない。そのまま隠れさせておくことにして、わたしは外出した。良くなったら飛んでいくだろう。家に帰って、あの鳥を探してみたけど、いなかった。無事を祈るばかりだ。

空を飛ぶ鳥も、毎日、危険がいっぱいで、生きていくのは大変なのかもしれぬ。