虎尾の会

幕末の草莽の志士清河八郎の会の名を盗用しています。主人は猫の尾も踏めません。

「たね蒔きジャーナル」9月で打ち切り

2012-09-20 | 新聞・テレビから
今朝の朝日に「たね蒔きジャーナル」に幕の記事。
9月28日(金)で放送終了のようだ。
10月から午後5時54分から午後10時に約4時間の情報ワイド番組を新設するからだという。

「たね蒔きジャーナル」は今年3月にジャーナリスト賞までもらった優秀な報道番組だ。ふだん、夜にラジオを聞かない私でも、午後9時になると、ときどきラジオのスイッチをつけたものだ。存続させてほしい、という要望もたくさん局に届けられたはずだ。それにもかかわらず、毎日放送はこの番組を打ち切った。視聴者は、これで毎日放送の体質を知り、これから毎日放送の報道には信をおかなくなるはずだ。

毎日放送は、お昼は、「こんちわこんちゃん」とか、えらく長い時間、「こんどう」という人に好きなこと言わせているが、あんな品のない愚劣な番組を存続させて、「種蒔きジャーナル」を打ち切る。打ち切る理由はきっといえなかったにちがいない。


世論調査(朝日)、新聞に出たの?

2012-09-14 | 新聞・テレビから
朝日はこれまで、くりかえし世論調査をしていたはずなのに、最近は世論調査がない、どうしてかな、と思っていた。ネットで「朝日 世論調査」と検索してみたら、9月10日に、9月8,9日に実施した世論調査の結果が出ていた。10日に記事にしていたのか?まったく記憶にない。この日は仕事が休みだったので、新聞を読まなかったのだろうか?新聞を探したが、見つからず。新聞に出ていたのだろうか?あるいは休刊日か?

野田内閣を支持しますか、支持しませんか、では、

支持しないが53%。
支持するが25%。

いま、どの政党を支持しますか?では、

支持政党なし が50%。

民主16%
自民15%。

消費税の引き上げについて

反対47%
賛成45%

大飯原発の再稼働について

反対54%
賛成32%

この世論調査について、新聞では、どのような見出しをつけて解説したかはわからないが、ネットの朝日新聞(デジタル版?)では、「維新の会が、比例区では3位」とある。
どの政党に投票しますか、という問いで、民主15,自民23,維新の会5という結果なのだけど、維新の会が、まるですごい人気のような見出しだ。

また、「自民党総裁にふさわしい人トップは石破氏」の見出しもあった。


朝日は、なぜ、野田内閣の不支持53%、支持政党なしが50%、大飯原発反対54%、消費税反対を47%を大きく取り上げないのか。

連日、新聞、テレビで総裁選で自民党の考えを聞かされるが、その自民党の支持律は16%なのだ。
16%の支持しかない(まあ、世論調査だから正確なものではないけど)自民党についての記事、報道がテレビ、新聞の70%を占めている。

世論調査をしても、都合の悪い結果は捨てて、政局記者に都合のよい結果だけ大きく取り上げるのだろうか。

この世論調査の結果は新聞には出さないのか?(もし、すでに記事になっていたのなら、こちらの不明だ)。


悪酔い

2012-09-13 | 新聞・テレビから
日中はまだ残暑が厳しいけど、夜はやっと涼しくなった。
そろそろ日本酒がうまくなるだろう。今、ちびりちびり呑んでいる。

安部元総理が、また総裁選に出馬するらしい。
安倍首相といえば、最も大事な時(どんな時だったか忘れてしまったけど)、突然、辞任してしまった総理だ。教育基本法とか悪法を成立させたが、問題が山積し、その局面に立ち向かうことを避け、逃げた、という印象を当時、持った。本来なら、辞任した時点で、政治家は引退すべきだろう。けじめとは、そういうものだ。

新聞記者は聞かなかったのだろうか?「なんで、また総理になりたいの?」
「新薬ができて、健康の問題はない」といったそうだが、「その新薬の名前を教えて」とつっこんでほしい。記者会見の空気をやぶれよ。

ちなみに、歴史小説作家古川薫は、草莽のいい歴史小説を書いていたのだが、安倍首相在任当時、安部首相の相談役(顧問?)みたいなこともひきうけた、ということを聞いて、いっぺんに古川薫が嫌いになってしまった。好き嫌いが激しい(自分)。

あの鳩山元総理も、総理辞任後、たしか引退する、と言ったはずだけど、まだ議員をやめていない。わたしはイジワル人間だから、鳩山さんに会ったら、きっと「どうして引退しないの?」と毎日いい続ける。

元総理二人がこれだから、他の国会議員も、自分の言葉に責任を持たない。国民への言葉(公約)を重んじるなら、民主党議員は一度、全員辞任してもいいのだけど、まったく平気な顔。国民は、政治や政治家には関心がないから大丈夫、と確信しているにちがいない。く、くやしい。

国会は、ほとんど総保守の様相だけど、本来の野党といえる共産・社民すらも影がうすすぎる。たった数分しかない質問時間でも、下を向いて原稿を読むありさま。なんだ、あのざまは。なぜ、もっと暴れないのか。中江兆民や田中正造みたいな扮装をしろとはいわないが、短い時間だ、せいぜい奇抜な服装をして、奇矯な発言をして、国会を驚かしてくれないものか。それしか役割はないのだ。まったく、国会という空気になじんでしまっている。みんな、同じ給料をもらうし、まあ、同級生、仲間の気持ちでいるのかもしれぬ。

新聞、政治面は自民、民主、維新の記事だらけ。政局記者が政治部を牛耳っているのだろう。あの東日本大震災の時には、政治部記者はいっさい何も記事を書かなかったが、政局記事は完全に復活。政治家たちと仲間なのだろうな。

うーん、酒がまずくなってきた。これでおひらき。



無題 ブツブツ

2012-09-11 | 新聞・テレビから
新聞やテレビを見ていると腹の立つことばかり。それをネタにすると、このブログも個人的な怒り、うっぷんを晴らすことになり(迷惑だぞ)、あまり書けなくなってしまった。
それにしても、ちょっとひどすぎるぜ。


内政で行き詰まると外交に国民の目を向けさせるのは、昔からの三流政府の手だが、三流メデイアがさかんにこの手を使う。

消費税増税のあと、竹島・尖閣と、メデイアは連日、領土問題を報道した。ロシアとの領土問題は、あまり問題にせず、もっぱら、韓国、中国との領土問題。アメリカが勝手に使用する沖縄も立派な領土問題、外交問題ともいえるが、こちらは不問。

さて、今度は、自民の総裁選、民主党の代表選、そして、橋本維新の会のことばかりニュースにする。だれが総裁になり、だれが代表になっても国民には関係ねえだろう。

自民党、民主党、橋下維新の会の政策はほとんど変わらない。同じ穴のむじなだ。
消費税増税、国民背番号制(マイナンバー)導入、原発推進、憲法改変。日米同盟。

しかも、橋本日本維新党が大躍進かと新聞、メディアは書き立てる。
橋下維新の党が国政に登場して、ほんとに良いことがあると思っているのか?最悪としか思えない。
メデイアは、「維新の会」の正体を明らかにする責任があるはず。

オスプレイは「日本を守るため」という。
しかし、政治家の「日本を守る」という言葉は、国民を守ることではない、ということは、あの原発事故で、われわれは知らされた。あの時、政府が守ろうとしたのは何だったか。もう「国民を守る」なんて言葉は使わせない。

あの日から、もう、政治家やメデイアにはだまされない、と決意した人々は多いと思う。ただ、その人々の声を結集させるものがない。くやしいことかぎりなし、だ。

小さなメデイア、小さなジャーナリストの力に期待するばかりだ。