らんかみち

童話から老話まで

人は、低き・易きに流れ

2011年04月24日 | 暮らしの落とし穴
 まちづくりコーディネーター講座の2回目、いよいよ核心に迫るのか! と期待したのに、前回のプロローグ部分を補強する内容でした。早い話が、NPO法人格を取得すれば助成金を出すので、お上の注文に従った地域活動を展開して下さい、というものです。企画の審査が通った暁には、金も出すけど口も出すとのこと。行政サービスの下請けになって下さいということのようです。えっ、まだ3回目もあるの! 次回こそは机上の空論が具体性を帯びていると期待しましょう。

 このような講座とかが雨後の筍状態でして、来週は3日連続で会議に出席しなくてはなりません。しかもバッティングしている会議を断ってこれですから!
 この有様だと、陶芸作品を焼いてバラ祭りに出品するなんて到底できないでしょう。だれかに頼めるならそうしたいところですが、ぼくの作品は大きすぎてすぐに窯が一杯になるばかりか、「あんたのが爆発したら一蓮托生になる」と嫌われているんです。

 陶芸公募展の応募要項も整備できていないし、蕎麦打ちの練習もできてない。NPOの申請書も途中でストップしているけど、これは竹取の翁が知恵を絞ってくれると約束してくれました。
 陶芸公募展の資料も誰かに助けを求めたいけど、陶芸クラブにそれをできる人はいそうもない。それどころか、クラブのためになる事業で忙しくしているのに「クラブの会計をやってくれ」と足を引っ張られている始末。

 本日の講座で、「マツキヨさんが松戸市の市長していたとき、すぐやる課を設置したところ、行政サービスは向上したけど、市民の共助精神が失われた」と講師がおっしゃってました。つまり、「困ったら頼む」「もらえるものはもらえ」「払っている以上にもらおう」と、人は怠惰な方向に流されるのだそうな。
 なるほど、なるほど。ぼくが損長になって最近思うのは、「なにもかもアンタにおまかせ」と、反論したり自己主張する人が少なくなり、それに反比例するようにぼくが忙しくなってくるみたいな。どうにかせにゃ……。