らんかみち

童話から老話まで

企業との喧嘩のしかた

2011年04月23日 | 暮らしの落とし穴
 3日間の遍路縁日も最終日を迎えたというのに、一息つく間もなく村の緊急集会です。地元企業の対応の遅さに村人が切れかかっている図式で、企業側には「くれぐれも」と忠告しておいたのに、このザマかい!
 
 菅首相が福島の原発被災地を慰問したけど、逆効果だったとか。あれがもし小泉首相だったとして、同じことをしたらどうなんだろう。菅さんが単に人気がない首相というだけのことなら良いけど、本当に無能な人だったら国民は不幸だ。
 うちの村もぼくが長(おさ)をやっていて、村人は不幸なんじゃないかと気遣うわけですが、他に代わる人材も見当たらないのがこの村の真の不幸かな。

 ぼくという無能な損長ですが、それなりに切り札はいくつか用意してます。政治家は使えたとしても、今回は使いません。父の生前の口癖で「ヤクザと政治家には、貸しを作っても借りは作るなよ」と戒められているからです。

 どうしようもなくなったら政治家でも右翼でも使わせてもらうつもり、だからこそ両者にコツコツと貸しを作ってきたのです。あ、もちろん左翼も個人会員に名を連ねているので、選択肢はいくつかあるんです。

 個人的なポリシーもあるにはあるけど、絶対にぶれない自信があるわけじゃないし、村のためには個人的主義主張なんてのは封印しておきます。だって村人が望んでいるのは、イデオロギーなんかじゃなく、快適な生活をしたいってだけなんですから。