らんかみち

童話から老話まで

遍路市が近づいたよ

2011年04月05日 | 暮らしの落とし穴
 今年の遍路市は5月21、22、23日に開催されますが、それに先だって大島准四国霊場会総会が菩提寺で開かれました。昨年の会計報告と活動報告などの説明があり、八十八箇所の各お堂などでの納経印の扱い等をお坊さんにご指導いただきました。
 島四国八十八箇所の解説はWikipediaにリンクしておきましたので参照を。

 どこのどなたかWiki上で多くの方が編集してくれているようです。確信は無いけど、今日集まったお坊さん方の編集ではなさそう。当事者が編集すると、おそらくはコッテリしたものになるんじゃないかと想像するからです。
 ぼくも編集しようかと思ったんですが、「車遍路が当たり前の時代になってお遍路さんの質の低下を招いているという声もある。その要因の一つとして、島民による過剰なお接待が挙げられる」などと書いた日にゃ!

 実際問題、ごみを捨てる、お接待でおにぎりをもらい、新しいのをもらったら古いのを捨てる、車のトランクを開けたらお接待の戦利品で満タンだった、といった話を聞くと、お接待する側としてはやりきれんなぁ~。
「お接待し過ぎじゃないか」といった意見もちらりほらりあるんですが、村人たちが自主的に一生懸命にやっていることなので、霊場会が口をはさむことではないのかも知れません。今はお遍路さんのマナー向上に期待するしかないのでしょう。

 会合が終わって帰ろうとするや、「弁当を食うて帰らんかい」と、ここでも島おこし組の組長がぼくの前に立ちはだかってくれます。組の書類なども作らないといけないんですが、泣く子と組長には勝てないので結局お坊さんたちと弁当を食べました。
 霊場会からも納経料の一部を被災地に義援金として送ろうということになったんですが、募金箱をこれ見よがしにお堂に置くのもいかがなものかという意見を尊重して、粛々と実施いたします。