らんかみち

童話から老話まで

復興会議は原発周辺で

2011年04月16日 | 社会
「原発の周辺には当面住めない」発言が波紋を広げているのだとか。周辺というのがどこまでの範囲かというのでも意味合いは違ってくると思うけど、メディアが言葉尻だけをとらえて報道してくれるから困る。
 しかしまあ、セクハラ発言と同じで、何を言ったかというより、だれが言ったかが問題なのかな。つまり権力の有無に応じて発言の是非も変化するみたいに。

 原発事故が収束して燃料が冷め切るのに2年ほど必要と聞くし、そこから原発を解体し始めたとして、早ければ凡そ10年で第一原発が更地にできるという説もあります。それが本当だとしても、子どもを抱える家族が被爆の心配を完全に払拭出来るかといえば……ぼくが当事者だったら怖くて住めないと思います。

 だから前にも書いたけど、首都機能の一部を福島の原発周辺に移転させればいいのです。政治家や官僚たちはそこに住むことになると発表したら、キュウリや苺を食べて安全をアピールするよりずっと効果的でしょう。
 いやもっと言えば、今すぐに復興構想会議を福島に設置すべきじゃなかろうか。原発事故は問題が大きすぎるからと、先送りして非難されたけど、五十旗頭さんがおっしゃるように東北、それも原発周辺で復興会議をやりましょう。