らんかみち

童話から老話まで

メダカはボラの子?

2008年12月09日 | 暮らしの落とし穴
 昨夜のように用水路が氾濫すると、どこからともなくメダカの大群が現れ、引き潮の時間になると海水と共に海に流されて行きます。元いた場所に戻ろうと流れに逆らうんですが、産卵前の鮭じゃあるまいし、メダカごときに引き潮に抗う力はありません。
 
 しかし不思議なのは、メダカたちは海水にも全く動じないということ。連中が汽水魚に分類されるのかどうか知りませんが、これが金魚だとかなり苦しむはずです。だからメダカは池で生まれて海に出、大洋の豊富な餌を食べてボラと名を変え、里帰りするんじゃないかとにらんでいるんです。
 
 当地では用水路の氾濫に備えて遊水池を設けているんですが、そこには手づかみできるほどのボラが生育しています。獲って食べても寒ボラなら美味しいはずですが、村人の多くは趣味で漁労に出るので、誰もボラには手をつけません。
 
 自説の「メダカはボラの子」を証明するため、20匹ほどすくって金魚の水槽に放しました。金魚も驚いたでしょうが、メダカも金魚を怖がって隅っこに集まるので、別の水槽を用意しました。連中が大きくなってボラになるまで、せっせと餌をやろうと思ってます。(もしかして、メダカと思っているけど、ボラの子どもかも?)