らんかみち

童話から老話まで

ロボットなんかに頼るもんか

2007年12月06日 | 暮らしの落とし穴
トヨタがロボット2機種を開発、2010年代早期の実用化目指す(ロイター) - goo ニュース

 う~ん、こりゃすごい! 何がすごいって弓を持つ右手の動きの滑らかなことですよね。左手の音程もしっかりしてるし、ビブラートもかけられるなんてただもんじゃないって感じです。もちろん工業用ロボットならずっと前から出来ることでしょうが、人型ロボットでこれが実現できたのがだから喝采ものですね。

 ただちょっとデザインがダサくないかなあ。もっともあれが実在するバイオリニストをかたどったものだったら、それがたとえ諏訪内晶子さんでも退いてしまうかもしれません。人に似ていれば似ているほど不気味さも増してくるんじゃないでしょうか。それと同じ理由で「初音ミク」というYAMAHAの人声音源は、わざと電子音っぽくしてるのだとか。

 ここまでロボットが進化したら近い将来、本当にすぐでもロボット将棋指しが出てくるでしょうね。将棋のコンピュータソフトの強さはプロ並みになってきていますから、十分すぎるほどの遊び相手になりそうです。

「HALさん、王手です」
「え! 王手かい、ちょっと待って、その手」
「またですかぁ、いったい何回待ったしたら気が済むんですかぁ?」
「堅いこと言うなよ、お前とオレの仲やんけ」
「あきまへん!」

 やっぱりダメですね、ロボットなんて使う気になりません。わざと負けてくれたらそれはそれでプライドが傷つきます。バイオリンがぼくより上手かったらむきになりそうだし、使用人ロボットがハンサムだったら許せん。ダサいデザインで、使えないくらいでちょうどいいです。