らんかみち

童話から老話まで

環ウソを読んでも騙され続け

2007年05月12日 | 社会
 だまされてた! って分かった最初のは何やったかな~って考えていたら、それは「身長を伸ばす体操」だったかもしれません。その次にだまされたのが「美味しく炊ける米のどぎ方」で、そこからさらに「体にも良く美味しい天然塩」、「にがり」、「シークァーサー」、「何とかの美味しい水」等等、いろんなものにだまされてきました。(チタンテープとか、デューク更家ウォークとかはやってません)
 
 何が身長が伸びるぅ? ぎっくり腰患ろて返って縮んだ気がするぞ! ザッシュザッシュといくら頑張ってといだ米でも、手抜きして洗っただけの米でも大して味変わらん! 塩? ぼくにはJTの精製塩とその他の塩が区別できるだけ。堺の水と天然水のどちらでコーヒーをいれたんやったかな? あれれ、飲んでもぼくには分からん。
 
 こんなぼくですから胸を張っていいますが、もちろん環境問題にもだまされ続けています。そんなこと「環境問題はなぜウソがまかり通るのか(以後、環ウソ」を読む前から、おかしな話やなぁ? 思いながら牛乳パック洗ったりペットボトル裸にしたりしてきましたし、読んだ今もやってます。
 
 でもそれはいいんです。いまさら牛乳瓶やサイダー瓶に戻せって言われても大変でしょ。なのでリサイクルは後ろめたいからやってるだけです。ところがですよ、そんな良心の呵責に付け込んで甘い汁吸ってる人が大勢いる、と武田邦彦先生に聞いては我慢なりません。憤死寸前です。
 
 先日田舎に帰ったとき母が「それをやってはイカン!」とぼくを叱責するんですが、何のことかなと思ったら、ヤクルトの銀紙をはがしてアルミくずへ、容器は他へ、というんです。それは理解できましたが、コーヒーにスジャータをいれた後、それを洗って銀紙はいで……。え~? ウソぅ! といってしまいました。
 
 予算の少ない自治体ではそういうことも徹底しないとやっていけないのかなって思いますが、お年寄りの不自由な目で分別した、ヤクルトやスジャータのプラ容器の行く末を教えてほしいもんです。そのへんのことは環ウソを読んでも今ひとつ分からないんです。まさか分別したゴミが着いた先で一緒くたにされて焼かれてたら本当に頭にくるでしょうね。
 
 環ウソには「リサイクルは環境のための行為ではなく、むしろ利権団体にお金を上げる行為だ」って書かれてますが、利権構造ってどういう構造なんですかね。利権団体ってどの団体のことですかね。
 どこかのボクサーと握手していた大臣が悪いの? それとも官僚が天下っている民間団体? あるいはもっと国際的なシンジケート? 武田先生本当は利権の本丸がどこにあるかご存知なんでしょう。
 外様の私憤とかがあるんだったらそれも絡めてポロッと口を滑らせてくださいな。手を取り合って巨悪に立ち向かいましょうよ。それとも環ウソが売れたらそれでいい? あ、そぅ……。