10/4に映画が公開されて、その前に宣伝で主演の松岡さんがTVに出ていて
予告版を見たら、松岡さんがあまりにキラキラと輝いていて、これは是非とも
映画館で見らねば、、と思いつつもその前にネットでコメントなっと眺めたら
あんまりいい評価がない(笑)。
まあ、そりゃあ、あれだけのボリュームを2時間に集約するんだから何かを
捨てないといけないのはよくわかる。興行だからパッと見のいいとこどりに
流れるのは大人の事情だろうしね。そんなこんなあったにしろ原作者の恩田
さんが絶賛というのは、、、これもまた大人の事情だろう(笑)。
にしても主演の心の葛藤だったり塵君、マー君のGift的な効果による劇的
進化を全く違うものにする(見た人の評価コメントに基づきます)のは原作
読んで、さぁ、映画館に行こう!と思っている人には超マイナスですわ。
ビューティフルドリーマーの高橋留美子さんが大激怒した、というのもいい
けどさ。最近はそんなんよろしくないんだろうな(わかる人だけでいいです)。
見た人の評を読むにつれ、やっぱ原作本があると「その人のイメージ」が
固まるので100点というのは難しいというのはノルウェーの森からようく
わかる(泣)。
で、ハードカバーの新刊本で出てからめっちゃ久しく、直木賞+本屋大賞の
ダブル受賞というのが天邪鬼には癇に障ってスルーしちゃっていたけど、
松岡さんのキラキラが気になってついつい文庫本になった4刷を買ってしまい
ました。
読ませます。
2冊。分厚いですけど、1日あればいいでしょ? 一気読みです(笑)。
エンターテイメントとして、直木賞というのもうなづける。
個人的には、音楽を、ピアノを文字で、文章でどう表現するんだろう???
というところにかなり興味があり(期待感が強くてだから新書では買わなか
った)ましたが、「ほぉ・・・」という感じって、わかります?(笑)。
記憶にはのこるけど記録にはのこらない、聞いた瞬間に残影だけになるものを
永遠に記録される文字にする、というのはとてつもないことだとは思うけど
こおやって読者にイメージさせて一気読みさせるのだから成功したんだと。
で、映画館に、と思ったら台風の影響で電車、止まっちゃうし・・・。
なんだかどうでもよくなっちゃって。。。。
でもそれじゃあねぇ~と言い訳しつつ、どうしても「あれから?」というのが
知りたくてね。。買っちゃいました。そして1時間で読み終わり(笑)。
何度も読み返す本ではないけど、なんとなく記憶に残るいい本です。
おらもこの4人の演奏を聞いてみたいな、っと。
そう読者に思わせるところがこの本のすべてです。
恩田さん、お見事。
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