今しがた何気にTVつけたらテッドやっていた(いる)。、
見ていたら
主人公の恋人の上司の家に、オークションで落札した
いろんなアイテム(ジョンレノンの眼鏡とか)が飾られていて
そのなかに、
「これ、ランスアームストロングの睾丸」
という銀のクルミのようなオブジェが出てきた。
どんだけランスが有名だったか?
すんげえよくわかりますね。
あっしも正直驚いた。
なにが驚いたか?っていうと、ランスアームストロングと聞いて
一瞬、誰だかわからなかったこと(笑)。もう過去の人だから記憶
から抹消していたんだろうな。いえいえ、ついに若年性が発症したか??
いや~びっくりするな~もう。
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そうそう、『
RACER 光と影』を観ました。
実在の女子チャンピオンの生々しくもスキャンダラスな半生を描いた作品。
カナダチャンピオンやフレッシュ・ワロンヌを制した女子レーサー、
ジュヌヴィエーヴ・ジャンソンの半生に基づいた100分あまりの映画です。
注)上記リンク記事から抜粋掲載しています
いわゆるドーピングものです。
まあ、ロードレースとしては、もうちょっとちゃんとした人に監修して
もらえなかったのかよ、おい。と言いたくはなりますが、それは横に置いて
おいて、追い込まれていく状況というのがとてもよくわかります。
ハミルトンもちょうどこんな感じだったんだろうな・・と見ながら考えて
しまいました。最初は強くなりたいという自分の素直な欲求のための行為
だったから自己完結できたいたものが、名声があがり周囲の期待、そして
スポンサーがつき、ボーナスも含め「お金」が絡み始めるともう自分ひとり
のことではなくなってしまう。
自分の意志が強いうちならば、ランスのように うそを塗り固めて突き進める
のだろうけど、ひとたび弱気になってしまうと自己崩壊を起こしてしまう。
でも「告白することも」、「やめることも」できない。
映画の中で、主人公は、両親(父親)に告白しようとしますが、知らないふり
をしていたい父親は娘が何を言おうとしているのかを敏感に感じとり、いわせ
ないように話題を変えます。娘もそれにあわせてしまう。そう、娘ゆえに、
そうしてしまう・・・。このとき父親が「何があっても、世界中を敵に回して
も私はお前の味方だよ」とひとこと言ってあげていれば、と思いました。
だとしても、ドーピングをしていた、という事実はなくならないのですけど、
『その後』が絶対に変わると思います。結果的に彼女は、ワールドカップの
総合(世界)チャンピオンになりながらもすべてを失ってしまいます。
故郷からも追われ、すべてをなくして彼女がたどり着いたところは・・。
『お金』がからむところには、どうしても薬物をはじめ「だしぬこう」という
考えをもった人たちがでてきます。そこらへんは『偽りのサイクル』、『シーク
レットレース』に詳しく出ていますので未読の方は是非どうぞ。
西洋には「懺悔」という文化が根付いていて、人は罪を犯しても、教会で懺悔
して悔い改めれば、それはなかったことにはならないが、許されるという考え
というか根幹を為しているものがありますよね。
それを踏まえて、今はBSの西薗さんがブログに、一度ドーピングをして自分
の身体能力をあげきった人は、限界点がはるかに高くなっているから、トレー
ニングだけでも、通常の人より高いレベルに行くことができるようになって
いるのではないか?と疑問を呈しておられたけど、そう思うと、2年後に戻って
くる、というのは本当にクリーンなんだろうか? と思ってしまいます。
また、ドーピーと競り合っていた選手、これもまた、おかしい、、と思うので
すけど・・。
誰もが触れたくない、とくに、「そのムラの住人」や、その村のファンはそうで
しょうけど、本当にそれを愛しているのならば、汚い暗部もきちんと凝視して
自分の目で、頭で判断しないといけないと思います。