GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

対話

2010年11月12日 | 遠野の馬
セリ本番までに、いろいろなシーンに出会う。

そこに至るまで、どれほど多くの出来事があることか。
生産者の人たちは、日々馬のことを考えて、誠心誠意育てる。
一頭一頭、大切に。

万感の思いを込めて、送り出す愛馬と、どんな話をしているのだろう。

遠野の馬たちは、そうやって巣立っていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セリの日の風景

2010年11月11日 | 遠野の馬
初めて遠野のセリに行ったとき、一番印象的だったのが昼休みの風景だった。
セリ本番を控えて待機する馬たちのいる厩舎で、生産者の人たちがそれぞれ自前の料理を馬を見に来たお客さんに振舞う。
遠野の郷土料理ひっつみや、あるいは野菜たっぷりのトン汁やけんちん汁、お祝いの饅頭、・・・・。
それは、昔から続く遠野のセリの日の風景だ。

セリも、上場される馬も少しずつ変化している。
けれど、セリの日のこの風景だけは、変らない。

今年も、熱々の美味しいひっつみ汁をご馳走になりました。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セリを迎える

2010年11月04日 | 遠野の馬
今週日曜日、遠野の乗用馬市場が開催されます。
例年より3週間ほど遅い日程。
馬事公苑での感動を思いながら、今年旅立つ若駒たちを見守ってきます。
どの馬も、よいオーナーにめぐりあえますように。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競技会デビュー

2010年11月03日 | 遠野の馬
馬事公苑ジャパンブリーディングホースショーの話題が続きます。

馬の背から布施勝選手が「今日が、競技会デビューです」と言う。
まだ5歳の牝馬。
遠野から旅立ったときの「フリーロンドン」という名前でデビューの日を迎えた。

元オリンピック選手に導かれて、丁寧に一つ一つの障害を乗り越えていく。
つつがなく競技を終えたとき、見ているこちらも安堵した。

遠野の馬は、年を重ねるごとによくなるという評判を、あちらこちらで聞いている。
また一つ、つぼみがふくらんだ。

フリーロンドン(ウェストファーレン)
父 フリーデンスラート(ウェス)
母 ロンドンフォッグ(サラ)
2005年4月7日 遠野小友町生まれ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逞しくなった!

2010年11月02日 | 遠野の馬
2003年2月、遠野を訪ねた折に会った仔馬は、流星に特徴のある栗毛の牡馬。
生産者であるNさんが大切にしていた牝馬の子どもだった。
その子馬は、翌年のセリでオーナーさんにめぐりあい、遠野を旅立つ。

あれから7年、
先日のJRA内国産ホースショーでトップギアに続き2位に入賞したのは、このブログでも何度か登場しているJRA馬事公苑所属の遠野馬、ジョニークエスト。
そして3位は、あのときの栗毛の子馬フロドラ・ボーイこと、イクシオンだった。
今年夏の福島の競技会でも優勝したという。

ようやく会えた!
逞しくなっていた。
大きな大会のトップを争うまでに成長した姿に会えて、嬉しかった。

夏の津久井の神奈川ホースショー、そして秋の馬事公苑の内国産ホースショーでは、
成長した遠野の子馬たちに(今は子馬ではないのですが)会うのが何よりの楽しみ。
イクシオンのほかにも、たくさんの嬉しい出会いがあった。

写真は、2003年冬、遠野附馬牛町Nさんの放牧地で過ごすフロドラ・ボーイと母馬。

イクシオン(フロドラ・ボーイ セン8歳)
父 フロドラ・ジェルベーズ(セ・フ)
母 寛桜(セ・フ系)
2002年4月23日 遠野附馬牛町生まれ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップギア、健在!

2010年11月01日 | 馬徒然
10月最後の週末、JRA馬事公苑で内国産馬によるホーシショーが開催され、遠野からも生産者の人たちがかけつけた。

1日目こそ台風にたたられて午後の2つの競技が中止になったが、
2日目はつつがなく競技が進行。
最終競技のジャパンブリーディングカップで優勝したのは、馬術界のヒーロー、トップギアと増山誠倫選手だった。

トップギアは、ターボギアという名前で、大井競馬場で走っていた元競走馬。
競馬引退後は乗馬に転身、競技馬としてトップにのぼりつめた内国産乗用馬のカリスマ的存在だ。
現在18歳。
けれど年をまったく感じさせない見事な飛越だった。

トップギア(サラブレッド)
父 ビゼンニシキ
母 スピードウォーク
1992年3月21日 浦河生まれ
小山乗馬クラブ

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする