2012年11月号
今月の『恋愛ラボ』感想はこちら
表紙は、運動会シーズン。 リコのほかに『野菜畑でつかまえて』から、さくら&小姫も!
そして、ゲスト『ラン様の放課後遊戯』も載っています・・・ なぜ体操着じゃないのか(ォィ
今月の「フリルないで賞」は、『ミッドナイトレストラン7to7』より、マサさん!
咲耶くんの提案で、昼に2~3時間、喫茶になった7to7!?
そこでコーヒー店に名スイーツあり、と張り切ったのがマサさんでしたが、浮かない顔。
制服に「フリルがない」からという理由には笑った! 落ち込む表情が拍車をかけます。
ガッカリしすぎだろー! 直前の【テンションMAX】との落差が面白かった。
【今月のピックアップ!】
●少女カフェ (板倉梓 先生)
何やら急展開!?
葉月さんが江藤くんを呼び出したところ、ここぞとばかりに江藤くん、
いきなりの勝負をかけてきて驚いた! 一世一代の大勝負・・・ すなわち愛の告白!!
これには葉月さんも虚を突かれたような表情で、
「なんで自分?」といったようなことを言っていますが・・・
まあしかし、「愚痴ったり家まで送ってもらったり絡んだり介抱してもらったりで・・・」
という言葉を聞いていると、それだけの姿をさらしても「好き」と言ってくれる男性というのは、
それこそ、かけがえなきパートナーになりうるんじゃないでしょうかね。 わりとマジメに。
ただ私としては、葉月さんは一郎さんのことが・・・と考えていたもので、
ここでの返事にはちょっと意表を突かれたかな? という印象ではありました。
も少し逡巡するのかな~とか、何か引っかかるものがあったりするのかな~と。
でも葉月さん、可愛らしかった~。 恋とは違う“愛”を感じているのも、興味深かったです。
後半は、みんなで遊園地。
そこでもまた1つ、大きな出来事が・・・ なんと宮嶋さんのメガネがとれた姿が!
まあお約束といいますか、どこの少女漫画ヒロインだお前は! とツッコみたくなる姿(^^;
さらに、みのりちゃんまで・・・ なんだこのハイスピード展開は!!
などなど、いろいろあって楽しいお話でしたけど、
これは明らかに物語をまとめにきてますよね・・・?
終了告知はありませんけど、完結が近いのかな~という雰囲気を感じますが、
恋と愛、恋の先にある幸せ、そうしたものを感じつつ・・・ 今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●ラン様の放課後遊戯 (とく村長 先生)
謎の美少女の左手はさらに謎?
「まんがタイムジャンボ」からのゲスト! 放課後にだけ現れる謎の美少女、ラン様。
バナナが好きで、さらにその左手は不思議な力を持っていて・・・
そんなラン様と、有太くん、りらさんとの、放課後の交流が描かれた4コマ作品です。
いきなりバナナをほうばっているラン様。
どんだけバナナ好きなんだって話ですが、もっとバナナを食べるために一計を案じます。
願い事をかなえる代わりにバナナを捧げさせるのだとか。
そこでさっそく、りらさんの願いを叶えることに・・・ というお話でした。
その願いを叶えるための力が、ラン様の左手。
不思議な力をもつけれど、どのように願いが叶うかはわからないという取扱注意な面も。
今回は、しごくまっとうな使い方をしてましたが(^◇^;)
といった風に、不思議な力をもつ謎の美少女を軸に、
メガネ少年・有太くんと、その幼なじみで彼のことが好きなりらさんとの、
放課後の交流が楽しい作品ですね。 ラン様とは何者なのか・・・ 私、気になります!
●シャバっけ (シタラマサコ 先生)
お人好しがすぎて、不幸のどん底ヒロイン物語。
神木天さん(26)は、みつる君と同棲中・・・ だったはずなのに、
ある日、彼がいなくなっていることに気づき、そこから始まる転落人生な4コマ作品。
まず、大家さんに怒鳴り込まられ、家賃を滞納していることを知りますが、
家賃はみつる君が払っていたはず・・・ どう考えても天さん、騙し取られてます(;´`)
何と言うか、お人好しを通り越して単なるバカ・・・ もとい超ポジティブ人間な天さん。
しかも次の日には、職場でも一大事が起こってしまい、もうどうしようもない転落の日々。
一応、失意の様子ですが、人が訪ねて来たと知って、
みつる君が帰って来たと思うあたり、救いようがないような気も(´▽`;) まあ面白いけど(ぇ
そんな風に始まりました本作品。
最後に謎の男性が登場して、つづくような引きでしたので、次号も登場するようです。
お人好しヒロイン・天さんのどん底生活スタート!
そのポジティブさは魅力ですが、抑え役がいないとバランス悪いかもしれませんね。
謎の男性がその役割を担うのでしょうか? などなど、つづきが楽しみです!
●メー探偵フワロ (ナントカ 先生)
羊の探偵の名推理物語・・・?
村に越してきた羊のフワロさんと、甥のアーサーさん。
家事はミス・レモンを雇ってしてもらっていますが、2人のお仕事は探偵とその助手!?
と始まりました本作品。
あれですね、「灰色の脳細胞」を駆使する探偵さんのパロディですね(^^;
アーサーさんはヘイスティングズ大尉をモデルにしている風ですし。(大尉は友人ですが)
しかし、そこはナントカ先生。 ただの探偵モノになるわけがなし!
平和な村にやたらと事件の影を見出したがるフワロさん、まじ迷惑。
アーサーさんの方はクールで頼りになる常識人。 彼の存在が救いですね~。
村の住人でもあるミス・レモンは、気立てのよいご婦人ながら、けっこうお茶目と、
この3人を中心に、メー探偵ぶりが描かれるコメディ4コマとなっています。
まあ、フワロさんの名探偵をきどりたい欲求のおかげで、
何でもないことが大げさに取り上げられたり、「事件」の犯人が仕立てあげられたりと、
そのメチャクチャぶりが面白味でありますが、さすがにちょっと迷惑でもあるところ。
でも、アーサーさんがそれをフォローしているのが、本作品の小気味よい部分でもあり、
安心して読めるポイント。 ・・・ぶっちゃけ、アーサーさんだけで良い気が(ぁ
などなど、メー探偵の活躍?が楽しい??本作品。 次号も登場するようで、楽しみです!
【最終回!】
●丸の内! (藤島じゅん 先生)
コミックス2巻は、冬ごろ発売予定とのこと!
そんな今回、最終回。
社長のイスをかけた戦いの後、姿を消してしまった丸の内さん・・・
その後の職場が描かれてのシメとなりました。
取引先の人々にも、様々なイメージで覚えられていたほどの丸の内さん。
まあ、イメージが妙ちくりんなのはご愛嬌としても、それだけの存在感があったということ。
彼女のいなくなった職場は、少し寂しく、でもいつも通りの面々で、いつも通りの風景。
そんな様子がいかにも「最終回」といった雰囲気でしたね。
笑いがありつつも、どことなく惜しむ気持ちがわいてくるような、そんな感じで。
丸の内さんの思い出が、みんな一致していたのは笑ったけども、
ふと本郷くんが気にしているシーンは、なかなかに感慨深げ・・・ と思いきや、
そこもまた、いつも通りに大きなオチがついてのラストでありました!
何だかんだで、これが『丸の内!』の空気ですわな(;´∀`)
などなど、やはり笑いが戻ってきての最終回となりました本作品。
身体は小さいが態度は大きい。 目指しているのは社長のイスという新人社員・丸の内。
そんな彼女が引き起こすハチャメチャ騒動と、周囲の人々のこれまた変人ぶりが
楽しかった4コマ漫画でありました。 ただ、茗荷谷くんがフェードアウトしたのは、ちと残念。
といったことも気になりますが、軽快なコメディ作品として、楽しませていただきました!
●だんつま (渡辺志保梨 先生)
こちらには2巻の告知がないんですけど、どーゆーことなのー!?
そんなわけで最終回。
トビラが、赤ん坊を抱えあやすいつもの3人組で、「誰の子?」と気になりましたが、さて。
英理子さんが引っ越すと噂になり、3人組が離れ離れに・・・?
まあ、引っ越しはデマでしたが、それらの情報が伝わる「だんつま」ネットワークに笑った!
こーゆー所が、“団地妻”の交流の怖さであり、面白さなのだと、思わず感じてしまいます。
が、そこから一気に1年後になり、赤ん坊をあやす英理子さんには驚いた。
ユキさんも加わって、みんなでお世話にてんやわんや。 そんな様子が楽しかった。
まあ、誰の子というわけでもなかったのですけども、
いずれそれぞれの家庭にも、子供が生まれるのかな~という予感や、
それでもこのメンツは「また明日♪」と、交流を続けてゆくだろうという雰囲気が
感じられた最終回となりました。 最後の団地の景色でのシメは、なかなかに感慨深い。
本作品は、家事が苦手なひなよさんを中心に、
働いている英理子さん、おっとり主婦の未歩さんの、団地妻3人組が描かれていました。
そこに団地の住人ではないけど、3人と交流をもつ友達いないセレブ妻・ユキさんも参加。
この4人の「妻」たちの各々の個性が面白味となり、笑いを誘うコメディとなっていました。
また、ひなよさんの夫・克也さんも、家事大好き人間という特性が楽しい人物。
彼とひなよさんの関係も、夫婦的に、なかなか興味深いものがありましたね。
などなど、そのキャラクターの楽しさが秀逸だった4コマ作品。
移籍連載ではありましたけど、私は好き作品だったので、終了は大変残念。
もっと彼女たちの生活と交流を見ていたかったのですが、最終回!
コミックス2巻を待ちたいところですが、期待薄でしょうかね(;;)
でも私は、とても楽しませていただきましたー!!
②へつづきます。