2016年3月号
表紙は、『NEW GAME!』より、青葉&ゆん!
2人ともメガネ・スタイルでシャレオツな雰囲気。
どちらも可愛い!
今月の「ちょっと意外なワンアクションで賞」は、『平成生まれ3』より、佐藤!
今回、センター試験!
緊張する四村さんをからかったりする、いつもの佐藤でしたが、
試験では自分が動揺する事態になって、四村さんに励まされたりしています。
試験後、自己採点をしていた所、今度は四村さんが想定外な事態に陥り、
そこをいつもの調子で、佐藤はバカにし始めるのですが、四村さんは呆然自失状態。
その様子を見た佐藤、さすがにフォローをし始めて、
何だかんだで四村さんを安心させていたのは、なかなか好感持てました。
そしてラスト、元気になった四村さんを見た佐藤のワンアクションが、
佐藤の内面を垣間見せてくれるようで、楽しかった!
この一動作だけで、佐藤が四村さんを本気で心配していたことがわかりますし、
彼女のもつ「いい面」が感じられたのは、これまでの佐藤のふるまいから考えて、
意外性をもたらす要素になっていました。 それが、じっくりと爽やかでしたね。
からかうのは、佐藤の性格でしょうけど、もしかすると怒らせて反応を引き出す、
元気にするという目的があるのかも。 一種のコミュニケーション能力でしょうか。
【コミックス3巻、ほやほや発売中~!】
●NEW GAME! (得能正太郎 先生)
チョコ祭り!
バレンタイン、会社の皆で食べるチョコを買い出しに来た青葉さん。
可愛い動物型のチョコに目を奪われつつも、「子供っぽい」と考えて、
彼女が選んだのは、ウィスキーボンボン! お酒=大人のイメージか。
といった感じに始まった今回。
それぞれのバレンタイン模様が面白かったわけですが・・・
まずは、コウさんとりんさん。
葉月さんから「爆発しろ!」なんて言われるやりとりをしてますけど、
コウさんのチョコのグレードに、りんさんが立腹していたのには、苦笑(^^;
自分はコウさんを特別扱いしたのに、コウさんは自分を特別扱いしてくれない。
そんな所ですねるりんさん、可愛いですね~。
そして、青葉さんたちのチョコパーティ。
ゆんさんや、ひふみさんのチョコ(クッキー)も可愛らしく素敵でしたが、
はじめさんのが、大きな動物チョコだったのは、らしいというか何と言うか。
しかも、その大きなチョコを、青葉さんが砕きに来るイメージを持っていて、
はじめさんの中の青葉さん像がどんなものか、気になってしまいます(´▽`;)
いや、間違ってないイメージだとは思いますけど(ぇ
そして、葉月さんがさすがの貫禄。
背伸びした青葉さんと違って、大人の余裕で動物チョコというのは、お見事でした。
ところが、青葉さんの用意したウィスキーボンボンで、青葉さん自身が面白ことに!
まさしく、お酒で失敗するタイプのようでしたが、彼女の根っこにある性格が
見え隠れした気がして、愉快でありました。
などなど、女性だけのバレンタイン・チョコパーティ。
チョコからそれぞれの個性が見えたような気がする内容で、楽しかったです。
2本目は、はじめさんのお話。
トビラの水着姿が、グラマラスでビューティホー。
そんなはじめさんが、仕事のことでお悩み中・・・?
どうにも良いアイデアが浮かばないようで、悪戦苦闘。
そこを青葉さんに心配されますが、「私の仕事だから」と1人で抱え込むことに。
何とか思いついたアイデアを、葉月さんに伝えたものの、
自分でもイマイチと思っていた内容で、反応は芳しからず・・・でしたけど、
そこで、誰かに相談することを勧められています。
「頼ることは恥じゃない」
これって大事なことなのですが、照れがあって踏み出せなかったりしますよね。
はじめさんも、まだまだ1人で頑張ろうとしましたが、意を決して青葉さんに相談。
そこから、ゆんさんも加えたアイデア出し会議が、面白かったですね~。
誰かと話をしながらだと、1人では行き詰っていた思考が、思わぬところから
突破口を見つけ出し、すいすい進んで行くことって、ありますから。
そんな様子がとても楽しげで、読んでいて心地よい雰囲気。
出て来るアイデアも可愛らしく、素敵でした。
などなど、はじめさんのアイデア出しのお話でしたが、
青葉さんやゆんさん、そしてひふみさんと、良い仲間がいるのは幸いですよね。
そうした点に、うらやましさを感じつつ・・・ 今後も楽しみです!
【連載スタート!】
●ジューンフレンド (徳之ゆいか 先生)
友達いなかった少女と、恋をしたいお嬢様。
ゲストを経ての連載スタート!
恋をしたいお嬢様が、花嫁修行のため、友達いない少女に弟子入り!?
お嬢様の神奈ゆずきさんは、恋をするため編入してきた少女。
そんな彼女の隣の席にいる平山はるさんは、友達がいなかったものの、
ゆずさんから迫られて、彼女に料理を教えたりすることに・・・
といった感じのお話で、今回は、食器を買いに来た2人。
皿洗いもろくにできないゆずさんですが、食器選びにはこだわりがある様子。
といっても、未来の旦那さんに怒られないため、という理由なのは可笑しい(^^;
ゆずさんは、浮世離れしたお嬢様風で、少しズレた個性が面白味。
はるさんは常識人なので、彼女のズレに心の中でツッコミ入れる様子が、
楽しかったりする4コマ作品になっています。
食器洗いの練習でも、そうしたゆずさんのズレた所が愉快でしたが、
はるさんの助言で、きちんと上達していたのは、良い感じでしたね。
この調子で成長していゆくならば、面白いかもしれません。
まあ、せっかく洗えた茶碗だからと、飾ろうとしていたのは、
ゆずさんらしくて笑えましたけども(´▽`;)
などなど、花嫁修業をするお嬢様と、彼女を見守る少女のお話。
これからどのような修行をしてゆくのか、連載開始で、今後も楽しみです!
●疾風うぃんどみる! (晴野しゅー 先生)
風が好きな少女と、ヨット部のお話。
ゲストを経ての連載スタート!
風を感じるのが好きな少女・かざみどりふうこさん。
ある日、出会った「風の神様」神代颯天さんに誘われて、ヨット部へ・・・
といったお話ですが、今回は、ヨット部に入って数週間たったふーこさん。
しかし、風を感じたいのにヨットに乗れず、「やめます!」と言い出します。
慌てる先輩2人、神代さんと五十嵐蘭さんでしたけど、ふーこさんがやめたいのは、
救助船に乗ることで、その理由が、先生のよくわからない話を聞くのに
飽きたためというのは愉快でしたね・・・ ゲームの話じゃ仕方ない(^^;
そこで、さっそく神代さんとヨットに乗れることになるのですが、
神代さんはふーこさんとデート気分満々で、でも表情が真剣だったのは
可笑しかった!
そして、実際にヨットに乗りつつ、神代さんがヨットの進み方について
説明する内容は、なかなか興味深いものでしたね。
ヨットが風を受けて進む仕組みを、わかりやすく解説する神代さん。
そこからは、彼女のヨットへの愛が感じられて、気持ちよかった。
ふーこさんも、神代さんのヨット愛を深く感じ、彼女と「もっと近づきたい」
なんて考えるのですが、それが誤解を招いているようだったのには、笑!
でも、神代さんもふーこさん大好きだし、お似合いじゃないですかー(ぇ
などなど、風とヨットのお話ですが、真面目なヨットの解説が、
けっこう読んでしまう面白さでしたし、いよいよ連載スタートとのことで、
ますます今後も、楽しみです!
【ゲスト作品】
●ステラのまほう (くろば・U 先生)
アニメ化決定! コミックス3巻・発売中!
コミックス3巻・紹介ページ、試し読みもできます。
「まんがタイムきららMAX」にて連載中、同人ゲームをつくる少女たち。
本田珠輝(たまき)さんが入ったのは、同人ゲーム制作サークル!
そこで繰り広げられる、笑いと修羅場の物語・・・?
といった感じの4コマ作品。
今回は、次に作るゲームのプロットが、なかなか浮かばない関先輩。
そこへ、椎奈さんがやって来て、アイデアを足そうとするのですが、
関さんとの過去の思い出から、妙なメモを残してしまい、
それを見た歌夜さんが、大いに誤解していたのは笑!
しかし、椎奈さんや歌夜さんの残した走り書きから、
関さんがアイデアを形にしていたのは、さすがシナリオライター・・・
と言いたい所でしたが、あまりに【新ジャンル?】すぎて可笑しすぎですよ!
さらには、珠輝さんと関さんのやりとりを見た裕美音さんが、
妄想全開でエンジンかけていたのは愉快でしたし、椎奈さんと歌夜さんは、
なんだかイイ話になっていたのに、それがむしろ可笑しいしで、面白かった!
そんなこんなで、関さんのアイデア出し。
皆の協力(?)があってこそ、傑作が生みだされるなんて話かと思いきや、
逆に、人の意見に流されすぎるのも良くないよね、という教訓譚でありました。
こんな風に、同人ゲーム制作をする少女たちのお話ですが、
アニメ化決定していますし、ますます今後も注目ですね!
●あんじぇりっく・ましぇり (す甘 先生)
なぜか大人気の少女のお話・・・と思いきや?
やたらと人に好かれる少女・間宮麻友里さん。
けれど彼女は災難体質で、なぜか災難に遭う確率が高かったり。
そんな少女のお話ですが、実はさらなる秘密があって・・・
まゆりさんには、山中真央さんという親友がいて、
災難に遭っても守ってくれるあたり、仲良しっぷりが良い感じ。
また、財閥の娘・月影灰音さんも加わりつつ、
教師であるシスターエレナも含めた4人を中心に、進行する内容でありました。
まゆりさんは人から好かれまくりで、それは教師のシスターエレナも例外でなく、
手が触れただけで鼻血を出すほどだったのは、愉快(´▽`;)
そうした様子が面白おかしく、また可愛らしい内容で、
まゆりさん中心の愛され物語かな~と思っていたのですが、
終盤、まゆりさんに降りかかった災難から、意外な展開になっていたのは驚き!
まゆりさんはもちろん、他の3人にもそれぞれ秘密があって、
それが明かされつつ、秘密が共有されるお話が楽しかったですね~。
しかし、まゆりさんの秘密がアレなのに、なんで災難体質なのでしょうね(^^;
なんて気にしつつ、つづきに期待です!
●黒髪巫女とマリアウィッチ (内藤隆 先生)
タイトル通りな2人の少女のお話。
美原頼子さんは、神社の娘ですが、魔女に憧れている少女。
マリア・ノーザンライトさんは、魔法使いですが、日本文化が好きな少女。
そんな2人が出会って始まる、異文化交流4コマ!?
頼子さん家の近所にできた魔法工房。
魔法使いに憧れる頼子さんが訪れないはずもなく、さっそく入ってみますが、
そこにいたのは、般若の面をかぶった魔法使いで、その絵づらが愉快でした!
けれど、面の下から顔を出したのは、とても可愛らしい少女。
金髪にオッドアイという、頼子さんのイメージぴったりな魔法使いさんで、
ルクセンブルク出身というのも、ポイント高いらしいです(^^;
そして、そんなマリアさんが、頼子さんが巫女さんだと知るや
褒めまくりで、日本大好き少女だということが、よくわかります。
そこから始まる2人の交流は、とても可愛らしく、
互いに互いの文化に憧れている点も、素敵な印象で、楽しませてくれました。
巫女と魔法使いの出会いは、どのような化学変化を起こすのか?
絵柄もしっかり可愛いですし、連続ゲスト、期待大です!