五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムスペシャル 感想①

2011年09月24日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2011年11月号

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 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 いつ定期的に書けなくなるかは不明ですが、出来るところまでは何とか・・・

 

 今月の「セクシーショットで賞」は、『ポンチョ。』より、ななみさん!

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 衣替えの最中に水着を発見して着てみた・・・という彼女。 夏も終わりだというのに(^^;

 しかし、そのノリノリな姿が楽しいお話でもありました。 正直、かなりステキでしたよ!

 

 

●OL はとぽっぽ (たかの宗美 先生)

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 たかの宗美先生、新連載スタート!!

 強風の日にハトが激突してきて、そのまま頭にささって同化してしまった幹森ハナさん。

 そんな姿になっても、OLとして働きつづける彼女の姿をえがいた4コマ作品です。

 ・・・うん、普通じゃないから面白い!

 

 前半は再録で、2本立て構成。

 以前とかわらず仕事にうちこむハナさんですが、同僚たちは気になって仕方ないという・・・

 そりゃ、頭にハト生やした人間がうろついてたら、落ち着きませんわな(^◇^;)

 しかも、脳に融合しているとか、とんでもねー! でも、そんな突拍子もない発想がイイ!

 

 その妙ちくりんな姿だけでなく、ハトの生活習慣が人間側であるハナさんにも

 じわじわ影響を及ぼしている融合感が面白味となっている様子。

 困ったことも多いけど、微妙に役立つこともあったりして、何だかんだ生活できてる面白さ。

 ハトとハナさんの“2心同体”な日常。 彼らの今後の活躍に、期待です!

 

 

 

●踊る!アントワネットさま (にしうら染 先生)

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 ゲスト掲載を経て、いよいよ連載スタート!!

 18世紀、フランスのヴェルサイユを舞台にくり広げられる、優雅な宮殿絵巻・・・?

 男爵家のマリーさんは、絵描き。

 もう1人のマリーさんは、王太子妃。 かのマリー・アントワネット様でございます。

 そんな2人を中心にえがかれる、“ヴェルサイユ”な4コマ!

 

 今回は、ようやくアントワネット様に頼まれていた絵が完成しつつあるものの、

 当のご本人がノワイユ伯夫人にはばまれて外出禁止、会うことができないという状況。

 王太子様に頼んでも、今一つ頼りにならないところは、史実っぽいかも(´▽`;)

 そこで、王太子様が頼りにしたのはご友人・・・なのですが、

 この方、ずいぶんと意地がお悪いようでして、マリーさんとの出会いも最悪なカタチ。

 

 でも彼のおかげで、アントワネット様とも会えたマリーさん。

 もうずいぶんと仲良しな関係を築きつつある2人のマリーさんが、

 見ていて楽しい気分にさせてくれます。 華やか華やか( ´ー`)

 マリーさんと「王太子のご友人」との関係も、今後気になる所でしょうか・・・ね?

 

 

 しかし、まんがホームの『孔明のヨメ。』なんかもそうなのですが、

 「史実をもとにしたフィクション」であり、「史実と異なる箇所がある」と明記されていますね。

 そんなん当たり前やん・・・と思ってしまいますが、

 やはり、重箱の隅をつつくような指摘があったりするのでしょうね~(;´∀`)

 まあ私なんかも、たまにやっちゃうかもしれませんが(ォィ

 

 ただ、フランスの女性画家というと、この時代にも活躍した人物多いんですよね・・・

 マリーという名前の画家も数名いるのですが、はてさて?

 それに、アントワネットさまの肖像画で有名な女性画家のヴィジェ・ルブランなんかも

 出てくるのでしょうかね~。 出るとすれば、どのようなキャラクターになるのか楽しみ。

 

 などなど、歴史好きやヴェルサイユ好きはもちろんですが、

 主人公のマリーさんと、王太子妃であるアントワネット様の友人関係、

 そして宮殿生活などなど、楽しい見どころ満載の本作品。

 私などは、かなり期待しておりまして、今後がひじょーに楽しみです!

 ・・・アントワネット様関連の本読むか~。(革命・ナポレオン関連は読むのですが・・・)

 

 

 

●たまのこしかけ (荻野眞弓 先生)

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 おおっと、誰だこの男前~。

 って、係長!? 女装美人の係長、メイク落とせばイイ男・・・ってかー!

 そんな今回、係長の実家へ・・・の巻。

 

 実家のある博多へ戻るために、「男装」しなきゃならないんですね~。

 頑固なお父様が係長を悩ませているのですが、そのあたりはうやむやになったようで(^^;

 むしろお母様の方が何やら「誤解」してしまって、今後やっかいになっちゃうんじゃ?

 ・・・なんて心配もしてしまいますが、博多と言えば、たまこさんも喜ぶ九州新幹線!

 ここらへん、たまこさんの鉄道好きと博多のミックス感覚が出ていて、とてもよかったです。

 

 それにしても最近、たまこさんにとっては十条くんが本命なはずの本作品。

 なのに女装係長(男性)や、同じ鉄仲間の渋谷さんなんかが、

 たまこさんにググッと近づいてくるような描写が目立って、

 35歳・たまこさんを中心にした男性との関係への注目度が、がぜん高まっていますね。

 十条くん、うかうかできんぞな?

 なんて感じで、たまこさんの気持ちはどうなる・・・と、今後も楽しみです!

 

 

 

●早乙女寮別館ものがたり (小谷あたる 先生)

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 最終回ー!!

 別館取り壊しの噂を聞いて、混乱する住人一同・・・だったはずなのに、

 なぜかモモさんの生い立ちに話はうつって、みんな興味津々だよ!

 

 モモさんのお母様は、土地の買収にも果敢に立ち向かった女傑だったようですが、

 なぜか理事長・百瀬氏と結婚に至ったという・・・なんだこの突然ラブコメ(^∀^;) おもろー

 なのでモモさん、ここで「百瀬」となったわけですね。

 

 

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 そんなモモさんの昔話が楽しかったのですが・・・

 あきらさん、いつから女装するようになったんですかね?

 坊主頭のころがあったり、いろいろ苦労したみたいですけど、昔から可愛かったんだな~。

 ここで、あきらさんの「心に決めた人」伏線も回収・・・っと(^◇^;)

 

 そして、モモさんが松子さんにあれだけ気をつかっていたのも、

 彼の生きてきた道が、彼女と一部似ていたからこそなのですね。

 親心といいますか、やさしい人だな~モモさんは。

 最後まで、夢見がちな松子さんのメルヘン妄想も突っ走って、見事な大団円。

 楽しいお話でありました。

 

 

 早乙女寮の別館に住まうワケありな人々を描いた本作品。

 主人公・松子さんの「実家へ帰りたくない理由」を手始めに、

 さまざまな“ワケあり”が、じっくり楽しませてくれる物語になっていました。

 

 それだけでなく、昭和情緒を感じさせるレトロ感や、

 作品全体をいろどる淡い雰囲気などなど、それでいて必要以上に感傷的にならない様子、

 そうしたものが見事に「ものがたり」を上質に仕上げていた印象で、

 私などには、かなり好感触な作品となっていました・・・なので、終了は残念無念。

 

 作風、お話、ともに私は好きなもので、小谷先生の次回作に期待したいと思います。

 そんな風に、楽しませていただきました!

 

 

②へつづきます。

 


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