五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららミラク 感想

2017年07月18日 | ◆4コマ誌④ まんがタイムきららミラク

2017年9月号

 

 表紙は、『うらら迷路帖』より、水着姿の千矢&ノノ!
 ビキニ・スタイルがまぶしいですね。
 フルーティな柄も良い雰囲気を作っています。

 

 

 今月の「後編で賞」は、『秘密の飼育部』

 

 今回、後編となりましたが・・・

 前回、「飼育部」の面々が登場して顔見せ的な内容でしたけど、
 今回は、守山さんの荷物を拾い、謎の生き物を見てしまった柴田さんが
 守山さん家を訪れ、そこで話が進んでゆきます。

 そこにあったのは、謎の生物たちがすごす空間。
 謎の生物たちに愛されてしまう柴田さんだったものの、謎の生物すぎて
 群れられると少し怖い(^^;

 なんて状況が、不可思議かつ面白おかしかったわけですが、
 この不思議空間について説明を始める守山さんが、笑顔であったにも関わらず、
 その笑顔が不気味な雰囲気を見せた終盤に、震えましたね~。

 そして、ラストの守山さんと柴田さんのやりとりが、その不気味さを強調しつつ、
 この不思議なお話の今後を期待させてくれました。

 キキ先生は『ビビッド・モンスターズ・クロニクル』連載中ではありますけど、
 つづき、ないのですかね? 部の人たちも出番なかったですし、何より
 「秘密の飼育部」がどのようなものなのか、もっと見てみたいです!

 

 

【7月27日、コミックス1巻・発売!】

●広がる地図とホウキ星 (描く調子 先生)

  

 魔法学校の少女たち。

 立派な魔法使いになるべく、故郷を後にした少女・リンさん。
 ゼルダさん、ヴェリさんといった友人たちと出逢いつつ、修行の日々を過ごします。
 そんな日常が、魔法に関する不思議な出来事と共に楽しい4コマ作品です。

 今回は、久々登場の機械人さんが、下宿先でお手伝い。
 何やら有休消化するまで戻れないらしく、リンさんの下宿先へ匿うことに(^^;

 そこで、お仕事のお手伝いをしたり、イーサンという名前を付けられたり、
 さらに燃料を提供してもらう見返りに、牧場でクマ撃退に駆り出されたりと、大忙し。

 クマ撃退といっても、ベリーベアというクマ相手に、食料を細工して近寄らなくさせよう
 というから、なかなか面白い試みですね。

 ところが、苦味をつけた食料を出しているのに、そのベリーベアはグルメのようで、
 リンさんたちも様々な創作料理を試すのに、まるで通じてない所が可笑しかった。

 結局、“力業”で押し切っていたのは笑いましたけど、何はともあれクマ撃退成功!
 一件落着な様子に、ゆる~くなごみましたね~。

 などなど、機械人イーサンとリンさんたちの交流が楽しかった今回。
 イーサンが言葉を学習する様子も愉快でしたし、ラスト、居場所も見つけられたようで、
 これからの登場にも期待が高まります。 好きなキャラクターなもので。

 そして、ついにコミックス1巻が、7月27日発売!
 ワタシ的に注目作ですので、当然そちら共々、今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●少女遭難日和 (ちゅー太 先生)

  

 遭難する少女たち。

 【主な登場人物】
 ・三上みかん  : 高校1年生。 常識人でツッコミ役。
 ・水島ひよこ  : 高校1年生。 のんきなボケ役。

 いきなり砂漠のド真ん中で遭難している少女2人。
 のどが渇いたみかんさんに、ひよこさんが水筒を渡していますが、
 中身が水でなくて、みかさんのツッコミが冴えわたります(^^;

 そんな風に、遭難という極限状況で、マイペースすぎるひよこさんのボケと、
 彼女にツッコミを入れるみかさんんのやりとりが、愉快な内容となっていました。

 しかし、さすがに命の危機でもあって、みかさんのツッコミもバイオレンスなあたり、
 ちゅー太先生らしい作風になっていますね。

 さらに、オアシスを見つけたり、そこでSOSを発するなど、遭難らしい展開も面白く、
 終盤の大転換とオチには、大いに笑わせられました゚(*゚´∀`゚)゚
 2人の少女の遭難はどこまで続くのか・・・ これはぜひとも、つづきに期待です!

 

 

●空想ガールズ。 (飴色みそ 先生)

  

 空想を語り合う少女たち。

 【主な登場人物】
 ・卵咲ひよこ  : もしもの話から妄想を拡げて話す少女。
 ・縁結恋愛   : ひよこさんの妄想話に付き合いつつ、ツッコミもこなす系。
 ・読木枷おとぎ : 妄想話を聞いて影響を受けてしまう天然系。
 ・日花はなび  : おとぎさんの天然っぷりを心配する常識人。
 ・先生     : 先生。 元陸上選手。

 もしも自分がゾンビになって襲ってきたらどうする?
 なんて話を、友人の恋愛さんに持ち掛けるひよこさん。
 そこから始まる妄想話が、面白おかしい内容の4コマ作品になっています。

 「最初のゾンビは先生」と設定し、いきなり自分が襲われるひよこさんでしたが、
 前の扉から入ってきたはずの先生が、なぜ後ろの席のひよこさんを襲ったのかと、
 妄想に細かいツッコミを入れる恋愛さんが愉快!

 そんな感じに、ひよこさんの妄想と、恋愛さんのツッコミが良いリズム。
 とはいえ、恋愛さんも何だかんだで妄想話に入り込んでいるあたり、仲良しです。

 また、2人のゾンビ話に影響され、見ず知らずのはなびさんを襲ってしまうおとぎさん。
 唐突に抱き着かれてビックリするものの、そんな彼女を心配するはなびさん、イイ人です。

 さらに、先生もひよこさんの妄想話に参入してきて、元陸上選手だから逃げ切る・・・
 のかと思いきや、みんな瞬殺とか言ってるあたり物騒です(^^;

 などなど、妄想話の拡大する様子が面白おかしいお話。
 それぞれの少女や先生の個性も楽しかったですし、短期連載とのことで、期待です!

 

 

【連載スタート!】

●また教室で (吉北ぽぷり 先生)

  

 友達いない芸能人少女と、学校で知り合った少女と・・・

 ゲストを経ての連載スタート!
 人気の芸能人・天羽きさらさんは仕事で忙しく、学校に行けていなかったものの、
 初登校で出会ったひなこさんと仲良くなって、友達になってゆくことに。

 そんな所から始まる物語ですが、今回は、きさらさんの撮影を見学に行くひなこさん。
 芸能人に疎く、よくわかっていないひなこさんが、応援グッズを持っていこうと
 しているのは可笑しかった(^^;

 妹・はやてさんとスタジオへ向かうひなこさん、きさらさんの「育ての母」と名乗り、
 スタジオ内に入り込もうとしていたのは笑いましたけど、一方できさらさんも
 本当にひなこさんが来るのかどうか、心配している様子がけなげ可愛かったですね。

 また、きさらさんに対抗意識を持っている(けど実は仲良くしたい?)前園あすかさんも、
 ひなこさんと仲良くするきさらさんを見て、ジェラシー感じていたのが良かったり。
 でも、自分のことをきさらさんが話していることを知って、デレていたのも可愛かった。

 そして、撮影では緊張しつつも、ひなこさんの行動でほぐれるきさらさん。
 2人の様子が微笑ましく、ちょっとした失敗がありつつも、それすら楽しい内容でありました。

 などなど、芸能人の少女とふつうの少女の友情に、なごみを感じる物語。
 友達がいなくて学校へ行くことに引け目を感じていたきさらさんが、ひなこさんと出会い、
 変ってゆくことに希望を抱きつつ・・・連載スタートとのことで、今後も楽しみです!

 

 

●がんくつ荘の不夜城さん (鴻巣覚 先生)

  

 引きこもりの漫画家さんと、お隣さん。

 ゲストを経ての連載スタート!
 がんくつ荘の部屋に引きこもっている4コマ漫画家の不夜城よどみさん。
 人見知りで少し変わった彼女を中心に、周囲の人たちとの交流が愉快な4コマ作品です。

 今回は、お隣に引っ越してきた女子高生・白仙あかりさんが、挨拶へやって来て、
 関係を深めてゆく様子が、面白おかしい内容になっていました。

 初の1人暮らしなので、お隣の不夜城さんと仲良くなりたいあかりさん。
 お菓子を持参しつつ、意外と押しの強い性格でグイグイ入り込んでゆきつつ、
 人見知りの不夜城さんと交流する所に、楽しさがありましたね。

 それにしれも、不夜城さんの部屋にあったマンガを読んで、2巻完結の作品が多いと
 気づいていたのは可笑しかった! 4コマ漫画の宿命、2巻の壁ですね(^^;

 また、やたらと種類のある4コマ誌に戸惑うのも愉快。
 不夜城さんの作品が掲載されている「きらりマジク」、ダーク寄りな「きらりダークネス」、
 ストーリー漫画誌「きらりリンクス」、他に「きらりラズベリー」と無印と、色々です。

 などなど、不夜城さんとあかりさんのやりとりが面白かった今回。
 編集の羊ヶ丘さんもちょこっと出てきて、不夜城さんの交際範囲も気になる所。
 ここからどのような交流を見せてくれるのか、連載スタート、今後も楽しみです!

 

 

●まちとびカルテット (市倉とかげ 先生)

  

 不思議な力をもつ「町火消」な少女たち。

 ゲストを経ての連載スタート!
 上京してきた奏さんが「まちとび」と呼ばれる火消しの人々に助けられつつ、
 「まちとび」になろうと頑張るお話。

 今回は、ゐ組隊長・シュロさんと、副隊長・白妙さんがやって来て、
 なぜか奏さんが勝負することなる流れに!?

 新しいポンプ車を見せに来たのに、水使いの奏さんが入ったのでポンプ車不要
 なんて言われてしまい、危機意識を持ったシュロさんが勝負を挑むという展開。

 水使いがどのようなものかを中心に、「まちとび」それぞれの役割が描かれていて、
 とても興味深く、かつ本作の概要をつかむのに最適な内容となっていました。

 まちとび石を用いて、それぞれに合った能力を使う「まちとび」。
 結界を張って火を閉じ込める「封印」も、桐さんは一区画、まつりさんは家全体で、
 各人分担が異なっている点は面白いですね。

 また、セトさんの「破壊」は燃えている家も燃えてない家も破壊する力で、
 燃え広がりを防ぎつつ、師匠・椿さんは火消し後の穢れを清める役目があって、
 隊長だけ謎ではありましたが、チームとしての力が重要だとわかります。

 そして、奏さんとシュロさんの水使い対決は、真剣かつ楽しいもので、
 奏さんも得るものがあったようで爽やかに決着していたのが、よかったですね。

 などなど、「まちとび」という火消しが活躍するお話。
 次号はお休みとのことですが、個性的で魅力的な面々が、どう火消しに勤しむのか。
 いよいよ連載スタートとのことで、今後も楽しみです!

 

 

●となり暮らしのねこめがね (まえじま 先生)

  

 となりの仲良し。

 ゲストを経ての連載スタート!
 テイさんとレンさんは隣同士に住んでいるものの、まるで一緒に住んでいるかのように
 仲良しで、そんな様子が穏やかに描かれる4コマ作品になっています。

 今回は、レンさんの部屋に泊まるテイさん。
 というか、もはや同棲状態になっていて、一緒にゲームして寝て・・・なんて生活が
 まったりな雰囲気と共に、ゆる~く楽しかったですね。

 そして、母上から受験勉強するように言われているテイさんでしたが、
 レンさんも現役時代、母上とケンカしたなんて話をしていて、勉強と遊びのせめぎ合い
 みたいな状態になっていたのは、何となく共感できるかも(^^;

 また、コーヒーの新しいものをあけるときは、一緒にあけるという2人。
 テイさんが、そこにこだわっているのが、何だか面白かったりも。

 それから2人で遊んで、ゆったりムード。
 何でもない日常の風景が、2人のやりとりを通すことで、なごやかに感じられる所に
 不思議な魅力がありますね・・・

 などなど、そんな2人の仲良しっぷりが、ゆるい雰囲気に包まれている本作品。
 連載スタートとのことで、どのような日々が待っているのか気にしつつ、今後も楽しみです!

 

 

【最終回!】

●小学生もゆるくない。 (村上メイシ 先生)

  

 北海道ですごす小学生たちと、自称・悪魔の物語も・・・ 最終回!

 最後は、北海道の未来がかかった話になっていましたが、その顛末や如何に!?
 といった感じに、前回までに明らかになった事実から、大きな話になってました。

 くま子さん(悪魔フルーレティ)と天使ローリエが、北海道を破壊し尽くす未来。
 それを回避すべく、薬売りさんが奮闘したというから驚きでしたけど、
 彼女の正体にも驚かざるを得ませんでしたね。

 前回の彼女の姿から、正体を察することもできたかもしれませんが・・・
 性格が違いすぎて、わかりませんよ(^^;

 それはともかく前回、悪魔と天使の対決を回避すべく、あこさんが何か提案してましたが、
 今回、その結果が出ていて、なるほど納得といった感じでありました。

 何だかんだで、丸く収まった感がありつつ、日常へと戻ってゆくあこさんたち。
 元の姿に戻ったローリエさんが、るいさんに会って嬉しそうにしているのに、
 るいさんの方は「げっ」とか言ってるの、ヒドくないですかね(´▽`;)

 でも、やよいさんが親し気に接してくると、ローリエさんも感激していてよかった。
 さらに、るいさんが2人の手を取って走り出し、あこさん以外にも友達がいてもよい
 なんて考えていたのが、何だか素敵でした。

 そして、大団円。
 あこさんも、くま子さんも加え、あと大事な役目を果たしたメラさんもいて、
 一件落着なムードと、新しい未来へ駆け出す様子が、心地よい最終回。

 本作は、タイトル通り「ゆるくない」小学生たちの日常が面白おかしく描かれつつ、
 謎めいた悪魔や薬売りに絡んだお話が、終盤を盛り上げてくれましたね。

 どこか突き放し気味というか、無邪気にドライな小学生の可笑しさに魅力があり、
 そのあたりを堪能していましたけど、これにて完結・・・楽しませていただきました!

 

 

【その他】

●うらら迷路帖 (はりかも 先生)

 八番占試験、近づく!

 学園祭である九占祭にて、占いの店を出し、その“売り上げ”によって試験結果を決める
 なんて話らしく、純粋な個人戦になっていて、千矢さんたちも互いに競い合うことに。
 臣さんはお金がらみということもあって燃えてます(^^;

 ライバルとしての戦いっぽい雰囲気で、「妖怪えぐみ」の望むドロドロはない様子。
 そんなわけで準備にいそしみつつも、和気あいあいとした雰囲気なのはよかったですね。
 椿先生も師匠っぽいこと言って、背中を押してくれてますし、八番占試験、楽しみです!

 

●桜Trick (タチ 先生) 

 春香さんと優さん、2人の関係は・・・

 ギクシャクしてしまった2人でしたが、春香さんが自分の気持ちと向き合い、
 それをしっかりと告げたことで、以前よりも強い絆で結ばれていたのが、まぶしい。
 互いに涙を流しながらのキスは、尊いものでしたね。

 そして、皆それぞれの進路も決まり、いよいよ門出の日・・・
 あの楓さんが一番大泣きしていたのは、意外でしたけど印象的でありました。
 さらに、卒業式の後に始まるもう1つの式。 そういえば、そんな設定でしたねと
 思い出しつつ、次号で最終回とのこと! ついに来てしまいましたか。

 

●ビビッド・モンスターズ・クロニクル (キキ 先生)

 コミックス4巻は、9月発売! そんな今回、あずきさん家で風呂入る夢子さん。

 リアルでの交流も、一緒にお風呂入るまでになったとは、何だか感慨深いですね(ぇ
 というか、リアルでも「ボンちゃん」「あんこ」と呼び合っているのが面白かったり。
 また、夢子さんが姉を見つけた時のことを考えてましたが、これは今後の課題ですかね。

 そして、キャロライン親衛隊に召集がかかり、イベント参加することに。
 そこで、じょそ天さんに遭遇したボンさんが、親衛隊への永久就職を勧めていたのは笑!
 さらに、スイーパー☆ノヴァの面々もいて、わこさんがボンさんにネカマ疑惑をかけて、
 おっさんだと思っていたのは大笑いでしたし、もう1人見知った人もいて、盛り上がります。

 

●ななつ神オンリー! (うちのまいこ 先生) 

 色気が足りない七つ神!?

 アメノウズメ先生から、色気が足りないと指摘された一同。
 しかし、色気といえば弁天さんだと、毘沙門さんが言い出していますが、
 本人はアマテラス様に言われて露出していたらしく、かわいそ可愛かった(^^;

 色気といっても、感情から醸し出されるものということで、ギャルゲから感情を学ぼうと
 皆でヒロインを攻略する様子が、面白おかしいお話になっていました。
 恵比寿さんが爆弾処理班になっていたのは大笑いでしたけど、弁財天さんと毘沙門天さんの
 関係が気になる内容で、ツンデレが走りまくる弁天さん、面白かったです。

 

●ラストピア (そと 先生)

 コミックス2巻、9月発売! そんな今回、ついに明らかになる記憶喪失の秘密・・・

 何か思い悩んでいるマノさんを心配する一同でしたが、「家族」というものが
 どのようなものかで悩んでいたようで、そこには物語の核心へ迫る秘密がありました。
 「家族」のせいで悲しむ人たちを救いたい、まさかその気持ちが、この事態の真相だとは。

 そして、元に戻るリッタさんの記憶。
 ライアさんと本当の意味での再会を喜びつつも、エミさんの記憶のことを気にかけていて、
 そんな様子が微笑ましかったり・・・ はたしてエミさんは記憶を取り戻して平気なのか?
 気になりつつ、なんと次回で最終回とのことで、寂しいながらも楽しみです!

 


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