2017年9月号
表紙は、海水浴なミカちゃん!
可愛らしい水着で、タロー&さくらと戯れる姿が可愛らしい。
他、コミックス発売作品に、最終回を迎える作品なども!
今月の「コミックス1巻・発売中ゲストで賞」は、『きゅーは吸血鬼のきゅー』!
見習い吸血鬼と、不健康な血をもつ少女の同居コメディ!
「まんがライフオリジナル」にも、ゲスト登場してましたね。
今回は、英さんを健康にすべく、運動を勧めるきゅーさんでしたけど、
夏の暑さでまいっている英さんは消極的・・・もともと消極的ですが(^^;
そこで、ハワイちっくに運動しようという話になって、フラダンスすることに!
と思ったら、きゅーさんばかり踊って、英さんは見ているだけなのが可笑しい。
それでも、多少は踊ってくれて、「大きな進歩」を感じられたのはよかった(?)
そんな風に、英さんを健康的にしようとする、きゅーさんの奮闘ぶりが楽しいですね。
コミックス1巻が発売中とのことで、ますます注目です!
【7月27日、コミックス9巻・発売!】
●お姉ちゃんが来た (安西理晃 先生)
2本立てで、プール回!
1本目は、朋也くんサイド。
藤咲さんを誘ってプールへ来た朋也くんですが、なんと2人きり!?
いやはや、なかなかやるじゃないですか、朋也くん勇気ある~。
と思ったら、2人きりのつもりだったのは彼だけで、藤咲さんの方は村瀬さんを
連れてきていて、この噛み合わなさが、まだまだな感じです。
そこは、村瀬さんが気を利かせてましたが、美鶴くんと孝喜くんも偶然来ていて、
村瀬さんが合流を阻止していたのが縁の下の力持ち(^^;
彼女だけが、朋也くん⇒藤咲さん⇒孝喜くんという関係をわかっている点も面白いです。
それにしても、最近の藤咲さんは、朋也くんと一緒にいると楽しそうで、
このあたりの気持ちも気になる所でしたが、そこへ姉襲来!?
2本目は、一香さんたちもやって来て・・・
トビラ絵が1本目=朋也くん、2本目=一香さんの対比になっているの良いですね。
そして本編は、朋也くんたちがプールで遊んでいる所へ、一香さんがやって来た!
というお話でした。
さっそく朋也くんを捜しますが、援軍として呼んだマリナっちさんに、総一郎くんも
付いてきていて、はじめ一香さんは拒絶するも、言いくるめられていて可笑しかった。
さらに、いきなり朋也くんを見つけてしまうマリナっちさんでしたが、
藤咲さんと2人きりだと察したうえで、孝喜くんたちを先に見つければ、
みんな一緒だから一香さんも怒らないだろう、と考える流れが面白い(^^;
そして今回、重要だったのは、総一郎くんの語った「好き」の違い。
マリナさんは妹みたいなものだから、普通の「好き」とは違うと述べていたのは、
マリナさんが聞いたらショックだろうな~と思いつつ、一香さんへの問いかけは気になる所。
一香さんの朋也くんに対する「好き」は、どのような「好き」であるのか。
これには、本作における心臓部ともいえる場所への直撃が、感じられましたよ。
姉としての「好き」か、はたまた・・・
総一郎くんって、とぼけた感じで聡いところありますよねえ。
彼が、最後に言っていたことも納得でしたし、今しばらくはこの平和が続くことを望みつつ、
2月27日発売のコミックス9巻共々、今後も楽しみです!
【最終回!】
●化野さんはすでに死んでる。 (晴瀬ひろき 先生)
コミックス2巻は、8月7日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、いつも通りながらも、未来のことを考える化野さん。
睡眠不足でうつらうつらな化野さんでしたが、将来のことを考えて眠れないことが
原因というから、何とも深刻・・・と思いきや、そうでもない?
資格をとったなんて話は現実的でしたけど、鹿ヶ谷さんの持っている資格は妙なもので、
不死者好きの彼女らしいラインナップになっていたのは、可笑しかった。
一方、一条さんが目指す目標を聞かれて、「およめさん」と答えそうになっていたのは、
むしろ可愛らしくてよかったんじゃないですかね? 隠さなくてもいいのに(ぇ
上終くんは、将来のために貯金して結婚とか言ってますけど、相手は?と聞かれて、
潔い言葉を返していたのが愉快! それでよし!
詩帆さんは、起業できたらと語っていて、キョンシーらしい事業内容に納得。
部長さんは部長さんらしく、「今」を見据えていて笑!
そして、会長さんと堀川くんも、相変わらずいいコンビ(^^;
などなど、それぞれの語る「将来」が楽しかった最終回となりましたけど、
会長の述べていたように、不死者には時間が有り余っているものの、それ以外の人の
時間は短いという点は、多くのしかかって来る内容でありました。
そこで、妹・サヤカさんに電話をかける化野さん。
けれど、今を生きる者の忙しなさが伝わってくるやりとりがなされていて、
そんな所に、ちょっとした安心感があったのは、よかったですね。
ラストは、一条さんとの会話でシメとなっていましたが、この2人で始まった本作品に
ふさわしいものだったと言えるでしょう。
ゾンビにデュラハン、ヴァンパイアにキョンシーなどなど、様々な不死者と普通の人間。
彼らが織りなす日常の物語もこれにて閉幕・・・ 楽しませていただきました!
【その他】
まんがライフWIN 『姫のためなら死ねる』は、最近キレがない清少納言。
そのことを紫式部に相談したものだから、愉快なことになってましたね(^^;
まあ、とはいえ、紫式部が清少納言の理解者であることは、面白い所です。
●アスクミ先生に聞いてみた (後藤羽矢子 先生)
今回の相談者、1-cの祖師谷元くんで、内容はレアリティ問題!?
自分は「☆3のレアリティ」だと気づいてしまった祖師谷くん。
ソシャゲにおける希少度を☆で表すわけでが、クラスの丸岡くんを「☆6」として、
自分はかなわないなんて考えてしまうのは、わからなくもない心理ですね。
アスクミ先生はソシャゲやっているので、例を上げて励ますも、うまくいかない。
といった感じでしたが、アスクミ先生がレアリティはキミが決めるものじゃないと
指摘していたのは、さすがでしたね。 自身のレアリティは、これから築かれる・・・
若いっていいですね(ォィ
●すずなの恋 (あづま笙子 先生)
今回、花火大会!
ということで、浴衣でおめかしする女子陣が、可愛らしくてグッドグッド。
男子陣、とくに涼城くんは、その可愛らしさが直撃したようで、ぽ~っとなってます。
そんな彼の反応に、これまたドキドキするすずなさんも、よろしかった。
そして、吉野くんたちをはぐれる涼城くんとすずなさんでしたが、当然、その逆に
吉野くんとかりんさんも2人きりというあたり、心躍る花火大会となりましたね。
結果、互いに急接近といった雰囲気になっていて、それがとても素敵でありました。
●めんつゆひとり飯 (瀬戸口みづき 先生)
保ヶ辺さんに片想い中の白田舞さん・・・
ヘルシー党なため、こってり党の保ヶ辺さんとは食生活が合わないという困難が!
そうめんに肉でも焼いて乗せるとか言ってる彼に対して、舞さんはサッパリ系。
そんな対比が面白かったですね(^^;
そこで、舞さんは面堂さんに、どんなアレンジするか聞いてますが、
「適当になんか入れる」と言っている割には、意外と細かく調理する所は彼女らしい。
舞さんの方がお手軽でしたものね。 そして、保ヶ辺さんの器の大きさ・懐のヒロさに
感じ入る舞さん、愉快でした!
●わくわくワーキング (おーはしるい 先生)
前回、中野くんの疲ている原因を問いただしたみおさんは・・・
実は彼の実家が人手不足で大変ということを聞き、日曜日にお手伝いをすることに。
中野家では、中野くんの彼女と思われているみおさんですが、中野母は懐疑的。
というのも、もう1人中野くんがいるみたいだから、なんて理由が愉快でした。
真面目で気が利いて優秀、でも息子そっくり・・・と思っていた母上でしたが、
1つだけ違った点があって、それが可愛かったことで、好印象になっていたのが楽しい。
さらに、中野くんがみおさんに向ける表情に、尋常ならざるものを見て、胸キュン!
そうした様子はもちろん、さらなる誤解が深まっていたのが、面白かったですね。
●がーでん姉妹 (竹本泉 先生)
カナリさん、漫画家への道・・・?
雑誌にマンガが掲載されたカナリさんでしたが、代理原稿だったため、連載ではなし。
池子さんたちはよくわかっていないようですけど、そんな簡単に漫画家にはなれない
と述べるカナリさん、謙虚でよいですね~。
「将来まんが家になれるなんてことがありえるのか」と、あまりピンと来てない所も(^^;
しかし、編集さんから連絡が来て、次のネーム、原稿料、他の編集者の話を聞かされて、
何やら話がとんとん拍子に進んでいたのは面白かった! さて、どうなりますか?
【新人4コマ杯 6月期月間賞】
・恥ずかしがりの紫さん (財政ろろ 先生)
タイトル通りな少女のお話。
【主な登場人物】
・紫ゆきみ : 恥ずかしがりな女子高生。 赤ら顔が天使のような少女。
・野島はな : 紫さんに魅了された同級生。 お友達になりたがる。
・財川けい太 : コワモテ男子。 紫さんに魅了される。
・美甘京介 : 財川くんの友人。 温和だけど物おじしない。
恥ずかしがりの紫さんは、顔を赤らめてばかりですが、そうした様子が可愛らしく、
かつ周囲の人たちを魅了してしまうから、面白い。
そんな様子が描かれる4コマ作品になっていて、女子の野島さんはじめ、
ちょっと怖そうな財川くんまでが、紫さんの虜になってしまう所が面白味。
紫さん本人は、内気で頑張り屋な所が魅力になっていて良いキャラクター。
彼女に惹かれる周囲の人たちとのやり取りも楽しかったので、つづき期待です!