五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららミラク 感想①

2013年07月17日 | ◆4コマ誌④ まんがタイムきららミラク

2013年9月号

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 表紙は、アニメ化が決まりました『桜Trick』

 水着姿の優&春香が、涼しげにビューティホーでございますことよ。

 ・・・それにしても春香さん、大きいなあ(ォィ

 

 

 今月の「驚きの展開で賞」は、『夜森の国のソラニ』

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 夜森の住人の「目覚め」が描かれたことにより、今後は主要人物たちのそれが

 視野に入って来るだろうな~とは思っていたのですが、ここにきて急展開となりました。

 いや、赤衣のわだかまりのお話があって、もう彼女は「目覚め」が近いだろう

 とは考えていましたが、物語はひとっ跳びに、急加速し始めているようです。

 今回、まさかの人物の「目覚め」には驚愕でしたし、何より、寂しかったですね・・・

 

 

 

【コミックス1巻、7月27日発売!】

●寄り道ファミリ (タダタグ 先生)

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 「家族」としてすごす女子高生4人組のお話。

 家族が海外へ行ってしまったため、1人暮らしをすることになった梁井史夏さん。

 女子1人ではさすがに心細い・・・ と思っていたところ、

 クラスメイトやその友人2人が、史夏さんの「妹」「父」「母」になってくれることに!?

 そこから始まった疑似家族の日々を描く4コマ作品です。

 

 今回は、夏休み終盤。

 部屋でダラダラすごす史夏さんと、「妹」さな子さん。

 「父」彩音さんがやって来ると、ダラダラ甘えてしまっているのは家族の証ですかね(´▽`;)

 そして旅行から帰って来た「母」夕希さんを含めて、みんなで海へ行くことに・・・

 さな子さんの宿題をかたづけるのが先でしたが(^^;

 

 海では、水着姿の4人が可愛らしかったわけですけども、

 夕希さんへの男の視線を気にしている、彩音さんが面白いですねえ。

 自分だってイイ線いってるのに、夕希さんに上着を羽織らせているのが「夫」っぽい。

 さらに、夕希さんを「お母さん」と呼ぶことで、ナンパ避けになっていたのは笑いましたよ!

 4人の中では、夕希さんが一番、男性の目を引くタイプなのでしょうね。

 

 そんな風に、海で遊ぶ「家族」の姿が楽しかった今回。

 夏の終わりを感じて並ぶ4人の姿が、なんとなく雰囲気あって好きでした。

 学校が始まっても、同じように4人ですごす史夏さんたち。

 まだまだ「家族」の日々は続くわけで、ついにコミックス1巻が7月27日発売。

 今後も楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●ブラックスターガールズ (オガデンモン 先生)

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 気は優しくてケンカも強い、そんな少女の、正義のヒーロー(?)物語。

 柚月ユミさん、高校1年生。

 「困ってるひとは助けよう!」をモットーに日々をすごしていましたが、

 そこへ突然、「正義のヒーローになって戦ってほしい」なんて話を持ちかけられることに!

 

 子供の風船をとってあげたり、ナンパ男にからまれている女子高生を救ったり、

 迷子にパンツを見られたり(?)、幅広く「よいこと」をしているユミさんでしたが、

 同級生・岸梨星さんから、「正義のヒーロー」に勧誘されて・・・ といった内容。

 はじめは市井のちょっとしたトラブルを解決するのかな~

 なんて考えていたら、本当に「正義のヒーロー」として活動していたのは面白かったですね。

 

 並外れた運動能力をもち、正義感にあふれるユミさん。

 ミニスカでハイキックしたりと、まさに「ヒーロー」としてふさわしいわけですが、

 残念なのはドジッ娘であるという点。

 このあたりが面白味になりつつ、緊張感を与える要素となっていましたけど、

 ここでさらに、もう1人の人物が現れることで、爽快な活劇になっていたのが楽しかった!

 これは珍しいタイプの4コマ作品になるかも? なんて思いながら、つづきに期待です!

 

 

 

●流星ガールフレンド (ミヤコヒト 先生)

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 流れ星にお願いしたら、女の子が降って来た!?

 佐藤先輩を想う少女・小野瀬美帆さん。

 彼女が流れ星に、「佐藤先輩と付き合いあい」とお願いしたところ、

 いきなり降ってきたのが、流れ星の叶さんだった!?

 

 と始まるお話は、願いを叶えるためにやって来た叶さんと、

 そんな彼女に振り回される美帆さんを中心に展開。

 佐藤先輩と美帆さんが付き合えるようにするのがお願いなのに、

 洗脳しちゃおうだとか、お金貸してもらおうだとか、

 とにかくハチャメチャに行動する叶さんと、美帆さんとのかけあいが笑いを誘います。

 

 佐藤先輩が女性であったり、その後、叶さんが美帆さんにお付き合いを申し込んだり、

 女性同士の関係=百合を匂わせる雰囲気がありながらも、笑いの成分が多めで楽しい。

 ふざけているように見えて、わりと美帆さんのことを考えている叶さんも好印象です。

 つづきに期待ですね。

 

 

 

【最終回!】

●ラブリストリズナー (ぼるぴっか 先生)

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 いきなり最終回!?

 最後は、水着回にてシメ。

 ビーチバレー大会で、優勝すればポイントを得られるということで、はりきるマリナさん。

 目的は外出許可、そして桜花さんとのチューでしたが・・・

 

 マリナさんが組むのは蘭さん。

 そして、桜花さんは雅さんとペアに!

 双方とも面白おかしく勝ち進み(その表現はおかしい)、ついに決勝でぶつかります。

 ここでの迷勝負が楽しかったわけですが、マリナvs雅のせめぎあいは

 思わぬ方向へ突っ走っていましたねえ(^◇^;) なんだこの異空間バレー。

 

 そんなこんなで、いつも通りのハチャメチャがくりひろげられつつ、完結となりました本作品。

 私は、淑女ポイントというシステムを取り入れている学園の設定がお気に入りでして、

 ここで終了というのも残念、というか、もったいない気がしてしまいます。

 ぼるぴっか先生は早くも新作登場らしいのですが、

 急に終わらせなければいけない理由でもあったのですかね?

 なんとなくモヤッとしますけども、楽しませていただきました!

 

 

 

●飛ぶことを許された迷路 (阿部かなり 先生)

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 滅びた世界で生き残ったわずかな人々、その生活を描いた物語も、最終回!

 最後は、夜の謎に挑むシロ&アイ。

 夜が来ないはずの世界に、夜が来た!

 暗闇に包まれる世界に、いったい何が起きたのか?

 

 と、緊張が高まるラストとなりましたが・・・

 突如現れた夜の正体は、なんとも拍子抜けと言いますか、

 平和だな~といった印象を受けるものでした(^^;

 ただ、暗闇さんは謎すぎましたけどね・・・ なんでしゃべれるの?

 

 シロ&アイと暗闇さんとの会話が、どこか滑稽で可笑しいながらも、

 世界の輪郭を見せてくれるようで、興味深いというか面白かったですね。

 そんな風に、ちょっと不思議な出来事がありましたが、

 それでも変わらず世界は続いてゆくし、ゆったりと時間は経過してゆきます。

 滅亡の理由がわからなかったのは残念だったかもですけど、

 知らなくたって楽しく過ごすことはできるわけですからね・・・

 

 ゆったり感ただようラストに、そうした滅亡後の世界の余裕のようなものを見た気がします。

 本作品は、ミステリアスな世界設定に引き込まれながらも、

 初めの頃は、さほど面白味を感じてはいなかったんですよね。

 けれど、リースが登場したあたりで、登場人物たちのやりとりが楽しさを増した印象で、

 物語はこれからだと考えていたのですが・・・

 

 世界自体は寂しげなのだけど、そこに生きる人々に悲壮感はなく、

 むしろ自由をゆっくりとじっくりと満喫している様子で、そうした雰囲気が魅力的でしたね。

 シロ&アイの日々がこれからも続いてゆくでしょうが、お話としてはこれにて完結。

 楽しませていただきました!

 

 

②へつづきます。

 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
寄りファミ、結構話題になっている模様で嬉しい限... (紅玉国光(富山市))
2013-09-01 14:25:08
寄りファミ、結構話題になっている模様で嬉しい限りです。(紅玉もあちこちで火を付けて煽って回っているのだが)

百合姉妹+百合夫婦=百合家族

この公式は最強!!

紅玉的には、南条さんが再登場してくれると、それはとっても嬉しいなって(笑)。
(あのヒト、外見とか制服とか、何だか「GA芸術科アートデザインクラス」っぽい雰囲気があって好きなんですよ。……「南条」というのも、福井県ネームだし)
返信する
紅玉国光(富山市)さん、コメントありがとうござ... (67)
2013-09-01 20:09:14
紅玉国光(富山市)さん、コメントありがとうございます!

『寄り道ファミリ』はコミックス1巻も発売して、これから盛り上がりそうな作品。
百合家族という視点は面白い所で、やはり「お父さん」も女子である点が大きいのでしょうね。

そいえば南条さん、出てきませんね。
おそらく今後のお楽しみかな~とも思いますが、さて?
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