2014年7月号
表紙は、『GA 芸術科アートデザインクラス』!
梅雨のイメージなのか、傘や雨がっぱが目立っていますが、
「カラフルあめふる」の言葉通り、あざやかな色彩が広がっていて、
雨のジメジメを感じさせない雰囲気なのは、好感触です。
今月の「心優しい(はずなのに)この目つきで賞」は、『ブレンド・S』より、苺香さん!
今回、店長さんの睡眠時間を削ったことを、気にしてしまう苺香さん。
そこで、ひざまくらをしようと持ちかけますが、この目つきですよ!
どう見ても、ドSですけど、たぶん少し照れてるといったところでしょうね。
なのに、この凍てつく眼光・・・ 4コマ目の笑顔とのギャップがすごすぎ。
インパクト抜群でした!
【コミックス3巻、ほやほや発売中~!】
●ぱわーおぶすまいる。 (ウロ 先生)
2年生になった宗馬くんたち。
登校時、まゆさんも珍しく起きていたり、新生活へ気合が入ってます。
また、宗馬妹・宮乃さんも後輩になったということで、兄と登校すべく、
まゆさんにつっかかってますが、逆に可愛がられていて面白い!
さらに、宗馬くんにも頭なでられて、驚いていたのは可愛かった。
そして、クラス替えでは、いつも通りのメンバーがそろってましたけど、
相変わらず優白さんだけは別で、そこを実里さんに
宗馬くんをダシにからかわれていたのは可笑しかった!
宗馬くん、モテモテだ。
さらに、観久さんの変化。
男子たちから「変わった」と評価される彼女は、メガネをはずし、
積極的に宗馬くんへアプローチを始めていて、まゆさんと競い合っているのが
微笑ましい雰囲気でした。 だいぶ美少女化が進んだというか、可愛くなりましたね~。
けど、そんな2人の競い合いから逃げる宗馬くん。
逃げた先が、虎道さんの所というのも面白かったですが、
宗馬くんはとくに意識してなくとも、虎道さんの方は・・・ な感じが、ちょいと切なげ。
彼女との関係も、また気になるところです。
などなど、新学年が始まりましたが、いつも通りに楽しげで、良い感じ。
しかし、宮乃さんの参加(後輩ですけど)や、観久さんの変化が、
どのような新風を吹き込んでくるのか? はたまた、別方面から何かが起きるのか?
なんて気にしながら、今後も楽しみです!
【ゲスト作品】
●いつか四つ葉のシャムロック (まだら 先生)
不幸体質な少女が下宿するアパートには、不思議が色々・・・?
「住んでいる人間に幸せを呼ぶ」というアパート・よつば荘。
そこへやって来たのは、不幸体質の少女・仲原ゆかさん、もうすぐ女子高生。
彼女が出会う幸運(?)と不思議の物語です。
まず、面接を受けるゆかさん。
面接する赤音さんという女性が大家・・・ と思いきや、彼女の抱える猫が大家さん!?
そんな不思議な状況でしたけど、案内された202号室では、
隣203号室の双子・ユナ&レナさんと出会い、ゆかさん、ほのぼのしてます。
ここで、はじめ1人かと思った少女が、じつは2人だったと判明するシーンは見事でしたね。
他に、御影さんや、漫画家の星見屋莉子さんなどの住人もいて、
何やらにぎやかになりそうですが、大家が猫という以外にも、不思議は存在しているようで、
不幸体質のゆかさんが見舞われる「不幸」の数々が、面白味になりそうです。
そんなワケあり物件での不思議をめぐる物語。
連続ゲストとのことで、次回も楽しみです!
●ウイルス☆バスターズ (ぐみちょこ 先生)
“ウイルス”と戦う少女たち!
人を脅かす存在ウイルスを退治できるのは、ウイルスを見ることができる人間だけ。
星間ミコトさんも、そんな人間の1人で、人工知能プログラムの相棒トキと、
ウイルス退治に挑むお話です。
バスターズ学校の新入生でもあるミコトさん。
ウイルスが見える人間の通う学校ということで、
寮で同室となる双葉アオイさんと、その相棒・モモさんと仲良くなっています。
アオイさんは「影で世界を救うヒロイン」像に憧れていて、そんな様子が面白いですね。
ウイルスを見ることのできる人間が、ウイルスを退治する。
ウイルスと戦う間は、現実世界の時間は進まない。
ウイルスと戦うには、人工知能プログラムのパートナーが必要。
といったSFチックな要素が、興味を引いてくれますし、
ミコトさんとアオイさん、そのパートナーたちとの仲良しっぷりも、楽しませてくれそう。
こちらも連続ゲストとのことで、期待です!
●こころマージナル (ぶんぼん 先生)
少女は、妹がほしいと星に願う。
さゆりさんが、星に願ったのは、「可愛い妹が欲しい」ということ。
その翌朝、目が覚めると、ベッドには見知らぬ少女が・・・?
少女の名前は、こころさん。
さゆりさんには見覚えがないのに、母上は彼女が「妹」だと告げています。
そんなこころさんとの、かみ合わない会話が面白かったりもしますが、
そこへ現れた謎の少女・願星舞さんが言うことには、さゆりさんの願いが叶った
ということらしいのですが、さゆりさんは状況が把握しきれず、戸惑うばかり。
といった感じに、いきなり「妹」が現れても、困惑するさゆりさんでしたが、
こころさんの謙虚で可愛らしい様子が、しだいに彼女の心を溶かしてゆく雰囲気が
よかったですね~。 ここからどのように絆を深めてゆくのか、見てみたいものです!
【最終回!】
●さくらティーブレイク! (都桜和 先生)
コミックス2巻は、6月27日発売! ・・・ですが、最終回!!
最後は、新入生を迎える体験入部の話。
そこで、桜さんがもてなしをすることになりますが、
やって来た新入生・烏間さんは、目つきの鋭い怖い人で・・・
といった感じの最終回で、お話として終わりではあるものの、
いつも通りな感じと、これから続いてゆくのだという雰囲気が感じられる内容でした。
怖い新入生・烏間さんも、じつは桜さんを「かわいい先輩」と思っていて、
じっと見つめるから、目つきが怖くなっていたようで、
なかなか面白いキャラクターになっていましたね。
そして、怖そうな烏間さん相手にも、一生懸命もてなしをしようとする桜さん。
そうした頑張りが微笑ましく感じられて、私も、もてなされた気分になれました。
菊華さんと杏さんが笑い要素になりつつ、桜さんのもてなしが心地よかった最終回。
はじめ、桜さんがまったくの初心者だったことから考えると、
だいぶ茶道になじんでいることが、よくわかります。 まだまだな部分も多いですけどね(^^;
本作は、楽しく「もてなし」の精神を学んでゆくところに、魅力がありました。
堅苦しさがない、わりと自由な空気の中で、まったりと進んでゆく様子が、
ドジっ子だった桜さんにピッタリだったのは、見ていて安心できました。
最後は、彼女のもてなしでシメとなりましたけど、
烏間さんも面白い人ですし、彼女の加わった茶道部も見てみたかったですね~。
コミックス完結2巻では、描き下ろしもあるとのこと。
まったりもてなし、良い心。 楽しませていただきましたー!