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五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のアルペジオ

2016年07月07日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2016年8月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●蒼き鋼のアルペジオ (Ark Performance 先生)

 

 横須賀へ・・・

 車が1台。
 その中には、ハルナ、キリシマ、蒔絵たちの姿が。

 ハルナは景色を眺めていますけど、そこからは灯台と砲台、そして水平線がみえます。
 さびれたような、寂しい風景に、ハルナは何を思ったのでしょうね。

 そして、海には艦体をもつマヤが残り、旧東京湾沖で待機すべく、向かう様子・・・
 なのですが、テルミンを弾いてるんですかね?
 ゆいんゆいん鳴っている音が、妙にコミカルです。

 

 

 

 車の中で。

 ハルナたちの他に、北管区から世話役として同行する婦人が1人。
 彼女との会話から、人と“霧”の関係がうかかがえたのは興味深い所でした。

 灯台のみえるこのあたりには、漁村があったらしいのですが、
 疎開プログラムにより、今では人のいない地になっているのだとか。

 けれど、こっそり戻って来ている人間もいるのかもしれない。
 人間の多くは故郷に対して、特別な想いを抱くものだから・・・

 といった話を聞いて、“霧”である自分たちにとっての故郷など存在するのか、
 なんて述べるハルナに、世話役さんは「地球」が故郷になるのかもと語っています。

 しかし、“霧”のオーバーテクノロジーは、果たして本当に地球産なのかどうなのか。
 今ひとつ不明ですよね。 このあたりは気になるポイントだったりします。

 それはともかく、世話役さんは、ハルナたちの世話を任されたことに、
 はじめ戸惑っていたようで、キリシマなどは、敵だったのだから当然だろうと言うものの、
 そうしたことだけでなく、“霧”の世話なんて、どうやればいいのか困惑していたようで。

 それでも、ハルナたちに接する中で、普通に会話してコミュニケーションをとれているのだから、
 彼女にとっては、不思議かつ貴重な体験になっているのでしょうね。
 このあたり、普通の人からみた“霧”への印象が感じられたり。

 

 

 

 学院へ。

 ハルナの目的は、海洋技術総合学院へ向かい、第4施設焼失事件の謎に迫ること。
 そこで、学院へ入学することになるのですけども、そのことについて中央管区が
 何も言ってこないのは、不可解な所。

 そこから、中央はハルナたちの素性を理解していると察することができるため、
 中央の思惑に注意しつつ、ある種の緊張感を伴って行動することになりそうです。

 まあ、キリシマも言ってましたけど、中央としては入学を拒否でもして、
 ハルナたちが強硬手段に出てきた場合のことを考慮しているのでしょうし、
 このあたりの暗黙の綱引き状態は、なかなか面白いですね。

 そしてハルナが、学院では“霧”だとバレないようにしなくてはと述べると、
 キリシマが、人類にとって自分たちは敵だからと言ってますけど、
 同時に、“霧”は人類を敵だと思ってはいない、なんて話していたのは面白かった。

 これには、世話役さんも驚いていましたけど、キリシマの言葉に何を思ったのでしょうね。
 その後に持ち出した「戦後世代」の話も、なかなか興味深いものでした。
 「戦後世代」の若者が、“霧”をどう認識しているのか・・・

 ハルナもまた、先々を見据えたような発言をしていて、人類と“霧”の未来には、
 この「戦後世代」の存在が大きくかかわってくるのかもしれません。
 大戦と戦後、そして未来、このテーマには注目ですね。

 

 

 

 タカオ・サイド。

 海を眺めるタカオさん。
 そこへやって来る402ですが、ここでタカオさんが語っていた
 「違う世界から自分達の世界を眺めてみる」話も、面白いものでした。

 違う世界=陸から、自分達の世界=海を見ているタカオさん。
 「分からない」のだけど、何かしら感じるものがある・・・なんていうのは、
 理屈ではなく感覚的なものですからね、もはや人と変わらないでしょう。

 そして話は、ついに“来訪者”のことに及びます。
 マヤの到来を察知した400。

 だいぶ巧妙に擬装していて、察知が困難だったのは、
 タカオによれば、マヤが「音に興味を持っていたから」というのは興味深い話。
 メンタルモデルの個性によって、得意分野が発生するということですからね。

 いよいよ、ハルナ組との衝突間近?
 それとも、学院で暗闘とかするのでしょうかね?
 いずれにせよ、横須賀方面でも緊張感が高まってきましたよ。

 

 

 

 そして、白鯨サイド。

 群像が行方不明になったと伝えられた駒城艦長。
 401からは作戦続行の提案がされており、艦長としてはそれに同意する様子。
 すなわち、401が“霧”を引きつける間に、白鯨がアメリカへ・・・

 そこで、その動きを察知したレパルス。
 彼女もまた、どう動くのか気になる所。

 といった風に、各所で新たな動きが見えてきた今回。
 群像がどうなったのか不安もありますが、これからは横須賀方面や、
 白鯨やレパルスの動向にも注目、ということになりそうですね。

 横須賀には、ナガトの命を受けたアタゴも向かっているはず。
 正直、これだけの“霧”が集ってくるとなると、ただじゃすまない気もするのですが、さて?
 などと気にしつつ、今後も楽しみです!

 

 

 

 今月のアド探~!

 いや~、今回のアド探、なかなか興味深い内容でしたね。
 まず、潜水艦の存在意義。

 軽巡以外は、潜れてしまう“霧”の艦。
 となると、潜水艦って意味なくね? なんてことになってしまいかねません。
 が、なるほど、やはり水中での性能差が存在するわけですね。

 潜水艦だって存在意義はあるのだと、力説する402が愉快だったうえに、
 「姉貴は男に騙されて」潜水艦としての装備を変えてしまったと、語っていたのは笑!
 イオナさん、言われてますぜ~。

 また、軽巡が潜れない理由についても語られていて、納得でした。
 これは私もかなり不思議に思っていたので、ここで得心できたのは嬉しい所。
 軽巡は、対人類の前線を支える存在だったわけですね。

 さらには、対人類シフトにも言及されており、どのような場面で海域強襲制圧艦が
 のり出してくるのかわかったのも、面白かったです。 なるほどなるほど~。

 そして、今回明らかになった「最初に撃沈された重巡」。
 史実でいえば、結構な武勲艦だと思うのですけど、すでに撃沈されていたのですか~。
 これには驚き。

 マヤさんが「おねーちゃん」と言ってますが、そうなんですよね。
 実は「摩耶」は高雄型4番艦で、「おねーちゃん」の方が3番艦ということらしく、
 同時に双子のような存在でもあるそうで、面白い関係になっています。
 (某艦ゲームでは、摩耶が3番艦)

 などなど、今回のアド探では、様々なことがわかってホクホクでありましたよ!
 いつか、タカオ型4姉妹が集うこともあるのでしょうかね~、楽しみです。

 

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