五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のドリフ

2014年11月03日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2014年12月号より

 今月の『蒼き鋼のアルペジオ』感想はこちら

 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

 

●ドリフターズ (平野耕太 先生)

 Young_king_ours_2014_12_p483_2

 コミックス5巻、発売中~!

 ちょうどコミックスのつづきとなる今回、黒王軍をさぐる2人がメインです。

 「北壁」を見張る十月機関の導士と、雇われ獣人のドグさん。

 2人は、壁の中を直接調べるべく、潜入調査へ赴くことになりますが・・・?

 

 

 

Young_king_ours_2014_12_p485

 壁の向こうは、魔物たちの街!

 人間にとっては驚くべき光景のようで、魔物がこれほどの規模で

 集団生活をおこなっていることが、信じられないといった様子の導士さん。

 しかも、魔物たちは活気づいており、まるで人間社会のようなふるまいが目立ちます。

 

 魔物たちの商売。

 つまり、経済の概念が生まれつつあるということで、

 そのために貨幣を使用していることが、意外というより異常といった趣。

 しかし、貨幣の鋳造方法は、あまりにあまりな所業で、少し可哀想になっちゃいましたね。

 「生きた銅鉱山」とか、ヒドイ(^^; 

 

 

 Young_king_ours_2014_12_p488

 「これほどにぎやかな市は見たことがない」

 とまで、導士さんが評するほどの繁栄を築きつつある魔物たち。

 グ=ビンネンを除けば大陸で最も盛況な「都」という評価が、

 黒王と〈廃棄物〉の指導力を、存分に感じさせます。

 

 ドリフ〈漂流者〉が、この世界に新たな技術や思想を持ち込み、

 変化をもたらす存在として期待されていることは、以前描かれていましたけど、

 エンズ〈廃棄物〉も、魔物の世界に大きな変化をもたらしていることが、よくわかりますね。

 

 そして、元々いたカルネアデスの人間たちの行方。

 殺されつくしたか、と考えるのは妥当なところですが、魔物たちが奴隷制まで

 しいているとは重ねて驚き・・・ と思いきや、そこにはさらに過酷な現実が!

 嗚呼、わかってはいたことですけど、魔物と人は相いれない存在なのだと、

 しっかりと突きつけられますねえ・・・ 魔物に穏健派など生まれようもないか。

 

 

 Young_king_ours_2014_12_p497

 「全て見たぞ」

 現れた人物にそう告げる導士さん・・・ ですけど、彼って〈廃棄物〉でしたっけ?

 確か、どちらかわからなかったはずだったと思いますが、

 導士さんは北壁の中にいるということから、彼を〈廃棄物〉とみなしているのですね。

 

 しかし、〈廃棄物〉と呼ばれた人物は、本当に見るべきは別の所だと告げています。

 魔物の街ではなく、その外にこそ、見るべきものがあるとは!?

 圧倒的な威容を誇る黒王軍。

 おそらく軍制までも整えられた魔物による“正規軍”は、

 人間側の軍団よりも強力なのでは? と思わせるほど、圧倒的な存在感でありました!

 

 正直、人間側はまだ、オルテ帝国すら分裂状態で、

 一致団結して黒王軍にあたるといった雰囲気ではないですよね。

 これでは、各国が各個撃破され、あっという間に蹂躙されてしまいそうですが、さて?

 豊久陣営によるオルテ統一戦争の行方はもちろん、人間側の国々を糾合し、

 諸国連合としてまとめるまで、どれだけかかってしまうのか・・・

 また、ドグさんの安否も気になりつつ、今後も楽しみです!

 

 

◆ ヤングキングアワーズ 感想

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。