五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月のドリフ

2013年05月02日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

ヤングキングアワーズ 2013年6月号より

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 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

 

 

 

●ドリフターズ (平野耕太 先生)

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 「売国奴」サンジェルミ伯と、豊久たちとの邂逅。

 サンジェルミは豊久らに、オルテを“滅ぼす”ための申し出をしに来たと述べていますが、

 その真意は、余力のあるうちに滅ぼすことで、国土の分裂を避けることにあるようです。

 なるほど、四方を敵に回しつつ、敗勢が色濃くなってきた状況で、

 この提案は理にかなっていますね。

 

 

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 オルテ帝都・ヴェルリナ。

 その景色に思わず、「どこの第3帝国だよ!」と声に出してしまったのはアレとしても、

 ヴェルリナという名前がもう、東西分裂しちゃいそうで不吉(ォィ

 

 そこへさっそく乗り込む豊久たち・・・ って、行動が迅速すぎるな!

 サンジェルミ伯の馬車の中に、ギュウギュウに詰め込まれた一同が面白かった。

 この一団だけで帝都に乗り込み、クーデターを決行するというのが、伯のプラン。

 豊久軍団の首脳陣ほぼ全員が乗り込んでいるのは、もろ刃の剣のような気もしますが、

 まあ、それでこそトヨさんらしいとも言えるか・・・な? おじいちゃんまでいるし(´▽`;)

 

 

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 帝都の風景を眺めながら、オルテの実情を知る豊久たち。

 火の消えたような都、止まった物流、少ない若者、物乞いをする負傷した元兵士。

 それらを見て、一気にトドメを刺すべきと考えたのが、戦国武将2人というのは面白い。

 豊久に至っては「介錯」という表現を使っているところに、凄味を感じてしまいましたね。

 さて、彼らは帝国にトドメを刺すことができるのか? その後の経緯は順調に進むのか?

 

 

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 ところで、サンジェルミ伯による、ドリフ知識の披露には笑った笑った゜(*゜´∀`゜)゜

 豊久は関ヶ原の戦いと関連付けていたようですけど、

 与一は有名人、信長は超有名人として、知っていた様子。

 

 ここで豊久に、関ヶ原後の島津家について教えてあげようかと、

 からかい気味に申し出る伯でしたが、彼の断固たる信念にひるんでいたのは

 ちょいとばかし小気味よかったですね。

 しかも、豊久の言っていたことは間違っていないし(^∇^;

 あそこで、「関ヶ原の後は徳川家の天下でしょ~」とか言っちゃうのは短絡的で、

 それから300年後、幕末にて島津は徳川を討っているわけですからね~。

 

 そして、未来の信長像に大笑い!

 ありとあらゆるサブカル系のイメージが飛び出していて、

 サンジェルミ伯の博識ぶりに驚いたわ! ・・・なんでそこまで知ってるの、この人(;´∀`)

 

 それはともかく、信長さんのサンジェルミ伯への評価は、

 まさに松永弾正を想起させるものでしたね。

 簡単に裏切るからこそ信用できる。 矛盾しているようで、的確な評価だと思います。

 そのサンジェルミ伯の手引きにて、ついに国獲りがなされるのかどうか?

 ますます目が離せない展開で、今後も楽しみです!

 

 

◆ ヤングキングアワーズ 感想

 


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