五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムスペシャル 感想①

2014年05月24日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

2014年7月号

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 今月の『恋愛ラボ』感想はこちら

 表紙は、てるてるぼーずをタイトルに引っ掛けるマキ。

 背景が色とりどりのしずくになっていたり、

 傘をさした佐倉&アキさんに、レインコートを着たあややさんと、梅雨のイメージですね。

 

 

 今月の「1階と地下1階のはざまで賞」は、『どろんきゅー』

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 喫茶店でバイトする佐倉さん、配達へ行くことになりましたが、その先は地下1階。

 1階まで降りてきた佐倉さん、「イッカイ」というアナウンスがあったものの、

 次に止まったのは、地下1階ではなく・・・ という4コマネタが面白かった!

 1階と地下1階の間にある「カイ」が言葉遊びになっていて楽しく、

 なおかつホラーチックだったのが、よかったですね~。

 

 

 

【6月7日、コミックス1巻・発売!】

●ピンポン☆ブー (藤島じゅん 先生)

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 クイズにかける男子高校生と仲間たちによる、ギャグ4コマ!

 景二くんは、クイズ大好きな男子高校生。

 クイズ甲子園に出場すべく、メンバー集めを始めることに・・・

 

 と始まった本作も、個性派ぞろいのメンバーが集まりましたが、

 今回は、クイズに必須のアイテム早押し機の修理を賭けて、クイズロボットと勝負!

 ちなみに景二くんたちが負けると、みうさんがスッポンポンにされてサイズを測られるという

 恐るべき賭けになっているのが面白い! がんばれ、クイズロボット「まなぶ君」!(ォィ

 

 「まなぶ君」が、人類に対し危険な思想をもってたのは笑いましたが、クイズの実力は本物。

 景二くんが問い読みに回ってしまったため、あややさんやみうさんでは歯が立たない状態!

 しかも、唯一の戦力である佐原くんが戦意喪失(やる気なし)とあっては、勝ち目なし!?

 という展開に緊張感・・・なんてあるわけもなく、慌てる様子や珍解答が面白かった!

 

 さらに景二くん、そんな状況を打破すべく、

 まさかの“力技”でねじふせるとか、いいのかこれ!!??Σ(^∀^;)

 いやいやいや、強引すぎるでしょ~。 電研部の出盆さんも、押し切られてどうするの!

 と、そんなこんなで、佐原くんの尊い犠牲により決着した勝負でしたが、

 これでまた一歩、クイズ甲子園への道が開けたということで良いのでしょうか。

 ついに、6月7日にコミックス1巻発売ということで、ますます今後も、楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●オフィスの委員長ちゃん (佐野妙 先生)

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 あだ名「いんちょー」なOLさんのお話。

 安在院蝶子さんは、小中高と委員長をやってきたような女性。

 もちろんあだ名は「委員長」ということで、大学時代も真面目キャラ。

 何とかイメージを変えようとするものの、社会人になっても変われない。

 そんなOLさんを描いた4コマ作品になっています。

 

 庶務課の新人OL・蝶子さん。

 仕事の覚えも早く、きっちりしていて、手配万全。

 ゆえにあだ名は「いんちょー」のままですが、本人はあまり呼ばれたくないようで・・・

 そのため、ちょい悪を演じてはみるものの、まるで似合わないから面白い(^^;

 

 また、ペアを組んでいる長見沢先輩は、お色気たっぷりで、マジメな蝶子さんとは好対照。

 そんなコンビの凸凹具合も、見ていて楽しい作品になっています。

 真面目だけど、真面目と言われるのは苦手な蝶子さん。

 そういった気持ちもわからなくはないですが、その真面目さが魅力になっていますよね。

 つづきに期待したいところです!

 

 

 

【最終回!】

●カブルモン (藤堂あきと 先生)

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 いよいよ、冬フェスの本番へ・・・

 高沢さん、カブリモノをまとって緊張しているかと思いきや、

 先輩に頼っていられないと、ずいぶんと頼もしくなっていますね~。

 

 会場にいる竹内さんと合流しますが、

 人の多さに押しつぶされそうになっている竹内さんを救ったり、

 大勢の前でも堂々と「なりきっている」高沢さんは、

 もはや以前とは比べ物にならないほど、立派になったと感じます。

 そんな彼女の姿に魅せられる、竹内さんの表情がよかった!

 

 そして、冬休みも明け、カブルモン部も新たなステージへ。

 3年生は受験に入るということで、部長(代理)となったのが、古沢さんというのは納得。

 新部員の勧誘について考えたり、先輩方は勉強に関して悩みがあったりと、

 まだまだやることはいっぱいで、カブルモン部がつづいていくのだと

 感じられるシメとなっていました。

 

 はじめ、人とうまく話すこともできなかった高沢さん。

 彼女がカブリモノと出会い、世界を広げることで、多くの人たちと交流し、

 やがて自分も変わってゆく過程が、とても微笑ましく楽しむことのできた作品でした。

 カブリモノは、えてして軽視されがちなものかもしれませんが、 

 そこに関わる人たちの真剣さは本物で、そうしたことをうかがい知れたのも魅力でしたね。

 

 素川先輩に蜂須賀先輩、一二見さんに古沢さん、部外者ですが竹内さんと、

 さまざまな人たちとの交流も、にぎやかでよかったですし、

 もろもろ、楽しませていただきました!

 なお、コミックス2巻は出ないらしく残念ですが、

 何らかの形でまとめることがあるかも? とのことです。

 

 

 

●信長のおよめちゃん (大場玲耶 先生)

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 織田信長のおよめ(になる)濃姫さんを描いた4コマ作品も・・・ 最終回!

 お濃さんの父・斎藤道三によって引き裂かれた2人の仲。

 しかし、信長くんは彼女を取り戻そうと、決死の覚悟で会いに来ますが・・・?

 

 といった感じの最終回。

 お濃さんが抱いていたそれまでの恐れが、信長くんと会うことで解消しているのが良い感じ。

 そしてラスボス・斎藤道三さんとの勝負も、今の信長くんでは勝ち目なし!?

 しかし、そこで見せた彼の決意が、道三さんの心に響いたのか、

 結局ハッピーエンドへ向かっていたのは、面白い所でありました。

 

 などなど、最後は信長&お濃の関係が、回復しての最終回。

 本作の面白かった点は、お濃さんが2重人格といいますか、2つの人格が同居していた点。

 首飾りで抑制されているときは、天然おとなしめなのに、

 首飾りを外すや否や、破天荒で活発すぎる性格になるというギャップ。

 そして、この最終回では、互いに違った人格がいることを知り、

 興味を持っていたのが、楽しかったですね。

 

 いつか、お濃さんの2つの人格が「出会う」ことがあると、いっそう面白くなりそう。

 そうした話も読んでみたかったのですが、今回でおしまい!

 信長ではなく、お濃さんの方のキャラクターが面白味になっていた4コマ作品ということで、

 なかなかに、楽しませていただきましたー!

 

 

 

【月間新人賞@まんがタイムスペシャル】

・犬山さんに異議あり! (プイケル 先生)

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 ちょっと変わった少女・犬山さんのお話。

 登校時、犬山さんに慌てて声をかけるメイコさん。

 それはなぜかというと、スカートがめくれて下着が丸見えになっていたからなのですが、

 犬山さんは動じず、「セーフ」とか言っちゃう変わった少女(^^;

 そんな犬山さんと友人メイコさんのやりとりが、楽しい4コマ作品になっています。

 しかし、パンツ出したまんまで平然と会話しちゃう犬山さん、すごすぎー。

 ようやくしまう理由も愉快でしたし、キャラクターがかなり面白みになっていそうですね。

 つづきに期待です!

 

 

②へつづきます。