五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがホーム 感想①

2014年05月08日 | ◆4コマ誌① まんがホーム

2014年6月号

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 らいかさんが、花の冠をかぶっている表紙!

 白いワンピースが爽やかに、花冠があでやかに、和ませてくれますね~。

 キネ子さんも可愛く花冠かぶってますし、新連載の登場人物・月穂さんもいたりと、楽しげ。

 

 

 今月の「終わっちゃったで賞」は、『おはなしあやちゃん』

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 長らく目次4コマをつとめてきた本作品も、今回でおしまい!

 もともと、宮原るり先生の『恋愛ラボ』が連載されていた本誌でしたが、

 タイムスペシャルへ移ってからは、この4コマが名残のように感じられていたものです。

 あやさんも、お年頃になってきたので、ネタ的にも色々と難しい面が出てきそうですし・・・

 というか、小学校も卒業とは大きくなりましたよね~。 何だか、感慨深いものがあります。

 

 

 

【新連載!】

●敗者復活戦! (辻灯子 先生)

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 古本屋さんと、女子高生。

 古本屋で働いている月穂さん、おじい様と共に本の査定の帰り。

 女子高生が本を読んでいるのを見て、月穂さんは「本の値段」を、

 おじい様は「文学少女」と述べているのが、2人の性格の違いを表現しています(^^;

 そんな2人のいる古本屋に、新名一水さんがやって来て・・・ というお話。

 

 新名(ニーナ)さんは、バイトをクビになった女子高生。

 備品を壊したのが原因らしいのですが、どうも極度の静電気体質ということで、

 精密機械などはNGらしく、機械を扱わないバイトを探している様子。

 そこで、べつにバイトを求めているわけでもない月穂さんたちの古本屋で、働く気満々。

 そのあたりで、月穂さんとのかみ合わないやりとりが面白かった(;´∀`)

 

 などなど、古本屋で働く女性と、極度の静電気体質な女子高生のお話・・・になるのかな?

 辻先生作品らしい、飾らない自然体な女性キャラクターが出てきて、

 古本屋を舞台に、どのような物語をつむいでゆくことになるのか、

 新連載スタートということで、期待です!

 

 

 

【コミックス3巻、ほやほや発売中~!】

●天国のススメ! (宮成樂 先生)

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 今回は、悪い夢を食べるバクさんのお話。

 太一くんのクラスメイト橘くんが、悪夢にうなされているとのことで、

 バクさんを呼んで、悪夢を食べてもらおうという話に・・・

 

 ということで、橘くんの家へ行く太一くん。

 寝ている橘くんが、妙なうなされ方をしていたのは笑いましたが、

 さっそくバクさんを呼びだしたところ、なぜか仏壇から現れて、さすがの太一くんも驚愕!

 霊を見慣れているとはいえ、この登場シーンはホラーでしたからね(´▽`;)

 

 しかし、バクさんが仏壇から出てきたのには理由があって、

 その理由のせいで橘くんが悪夢を“見せられていた”というのだから、何ともお気の毒!

 バクさんにとっては必要なことで、笑顔で説明していたのは可笑しかったけど、

 橘くんにしてみれば、とんでもないことなわけで、太一くんの気苦労が察せられるというもの。

 けれど、お詫びということで見せてくれた夢の美しさは、心に沁みる良さがありましたね・・・

 

 などなど、悪夢を食べるバクさんをめぐって、ひと騒動。

 橘くんは災難でしたが、最後に素敵な夢を見ることができたのは、幸運なのかも?

 なんて感じつつ、今後も楽しみです!

 

 

 

【コミックス1巻、ほやほや発売中~!】

●黒い大家さん (こいずみまり 先生)

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 不気味なアパートの大家は、魔女・・・!?

 女子高生の白丸千花さんは、おばさんの経営するアパートに下宿してますが、

 そのおば・黒井華織さんは、いつも全身黒ずくめの服をまとい、何やら不思議な雰囲気。

 そんな大家さんや、アパートの住人、そして友人たちとの日々が描かれる4コマ作品です。

 

 今回は、華織さんの手が冷たいことに気付く千花さん。

 ただの冷え性だと本人はおっしゃってますが、やたらと冷たいため、話題になっています。

 住人の河辺さんといっしょに、華織さんの手を握る千花さんでしたけど、

 温められると本人は暑くなってしまうようで、まるで雪女みたいな感じなのが面白い(^^;

 そんな風に、河辺さんを含めた3人のティータイムが、なごやかでありました。

 

 そして学校では、千花さんと友人の桃子さん&菊美さんとの会話。

 将来の夢で、「野戦病院の炊きだしに向いてる」とか言っちゃう、千花さんのセンスには笑!

 桃子さんは、マッドサイエンティストも良いと述べる時点で、相当の変わり者とわかりますね。

 さらに菊美さんはといえば、「河辺さんのお嫁さん」と本気で言っているのが、何とも(^∀^;)

 河辺さんは一応女性のはずですが、カッコよくて天然ジゴロっぽいですからね~。

 

 などなど、アパートと学校での千花さんの生活風景が描かれた今回。

 大家さんの謎っぷりも、住人や友人たちの個性も、そろって面白味になっている作品。

 コミックス1巻が発売中ということで、もちろん今後も、楽しみです!

 

 

 

【コミックス1巻、ほやほや発売中~!】

●シネマちっくキネ子さん (ÖYSTER 先生)

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 自称映画監督な少女と、その助手になった青年による、シネマな日々。

 自らを「映画カントク」と名乗る川島キネ子さん。

 宮川大八くんを助手にして、映画を撮影しようと奮闘する姿が、

 面白おかしく描かれるコメディ4コマ作品です。

 

 今回は、朝起きるとゾンビがいた!? ・・・の巻。

 はじめ映画撮影かと思ったキネ子さんでしたが、何やら様子がおかしい。

 どうも本物らしい? と思ったとたんに泣き崩れるキネ子さん、可愛かった(^^;

 そこへ慌ただしくやって来た大八くん、そして越前ハリウッ太くん。

 3人で脱出のための策を練りますが、男性2名が、こういう時のために

 ゾンビが町にあふれた妄想をしてきたとか言っていたのには、笑ってしまった(*゜´∀`゜)

 

 「ゾンビ映画」をたくさん観てきたのが強みとか豪語してますけど、

 そこから映画談議に入っちゃうあたり、マニアですよねえ。

 着ぐるみ役者のくるみさんも加わって、本格ゾンビ対策の始まり始まり~!

 というか、くるみさんが通るときの反応を見ていると、本物じゃない気がしますけどね(´▽`;)

 

 などなど、ゾンビ映画さながらのホラー展開。

 まあ、コミカルに描かれているので怖くはないのですが、

 ホラーとコメディって、紙一重なところもありますからね。

 そして、まさかの「つづく」ということで、このピンチをどう切り抜けてゆくのか・・・

 コミックス1巻も発売中! ということで、今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。