2014年6月号
らいかさんが、花の冠をかぶっている表紙!
白いワンピースが爽やかに、花冠があでやかに、和ませてくれますね~。
キネ子さんも可愛く花冠かぶってますし、新連載の登場人物・月穂さんもいたりと、楽しげ。
今月の「終わっちゃったで賞」は、『おはなしあやちゃん』!
長らく目次4コマをつとめてきた本作品も、今回でおしまい!
もともと、宮原るり先生の『恋愛ラボ』が連載されていた本誌でしたが、
タイムスペシャルへ移ってからは、この4コマが名残のように感じられていたものです。
あやさんも、お年頃になってきたので、ネタ的にも色々と難しい面が出てきそうですし・・・
というか、小学校も卒業とは大きくなりましたよね~。 何だか、感慨深いものがあります。
【新連載!】
●敗者復活戦! (辻灯子 先生)
古本屋さんと、女子高生。
古本屋で働いている月穂さん、おじい様と共に本の査定の帰り。
女子高生が本を読んでいるのを見て、月穂さんは「本の値段」を、
おじい様は「文学少女」と述べているのが、2人の性格の違いを表現しています(^^;
そんな2人のいる古本屋に、新名一水さんがやって来て・・・ というお話。
新名(ニーナ)さんは、バイトをクビになった女子高生。
備品を壊したのが原因らしいのですが、どうも極度の静電気体質ということで、
精密機械などはNGらしく、機械を扱わないバイトを探している様子。
そこで、べつにバイトを求めているわけでもない月穂さんたちの古本屋で、働く気満々。
そのあたりで、月穂さんとのかみ合わないやりとりが面白かった(;´∀`)
などなど、古本屋で働く女性と、極度の静電気体質な女子高生のお話・・・になるのかな?
辻先生作品らしい、飾らない自然体な女性キャラクターが出てきて、
古本屋を舞台に、どのような物語をつむいでゆくことになるのか、
新連載スタートということで、期待です!
【コミックス3巻、ほやほや発売中~!】
●天国のススメ! (宮成樂 先生)
今回は、悪い夢を食べるバクさんのお話。
太一くんのクラスメイト橘くんが、悪夢にうなされているとのことで、
バクさんを呼んで、悪夢を食べてもらおうという話に・・・
ということで、橘くんの家へ行く太一くん。
寝ている橘くんが、妙なうなされ方をしていたのは笑いましたが、
さっそくバクさんを呼びだしたところ、なぜか仏壇から現れて、さすがの太一くんも驚愕!
霊を見慣れているとはいえ、この登場シーンはホラーでしたからね(´▽`;)
しかし、バクさんが仏壇から出てきたのには理由があって、
その理由のせいで橘くんが悪夢を“見せられていた”というのだから、何ともお気の毒!
バクさんにとっては必要なことで、笑顔で説明していたのは可笑しかったけど、
橘くんにしてみれば、とんでもないことなわけで、太一くんの気苦労が察せられるというもの。
けれど、お詫びということで見せてくれた夢の美しさは、心に沁みる良さがありましたね・・・
などなど、悪夢を食べるバクさんをめぐって、ひと騒動。
橘くんは災難でしたが、最後に素敵な夢を見ることができたのは、幸運なのかも?
なんて感じつつ、今後も楽しみです!
【コミックス1巻、ほやほや発売中~!】
●黒い大家さん (こいずみまり 先生)
不気味なアパートの大家は、魔女・・・!?
女子高生の白丸千花さんは、おばさんの経営するアパートに下宿してますが、
そのおば・黒井華織さんは、いつも全身黒ずくめの服をまとい、何やら不思議な雰囲気。
そんな大家さんや、アパートの住人、そして友人たちとの日々が描かれる4コマ作品です。
今回は、華織さんの手が冷たいことに気付く千花さん。
ただの冷え性だと本人はおっしゃってますが、やたらと冷たいため、話題になっています。
住人の河辺さんといっしょに、華織さんの手を握る千花さんでしたけど、
温められると本人は暑くなってしまうようで、まるで雪女みたいな感じなのが面白い(^^;
そんな風に、河辺さんを含めた3人のティータイムが、なごやかでありました。
そして学校では、千花さんと友人の桃子さん&菊美さんとの会話。
将来の夢で、「野戦病院の炊きだしに向いてる」とか言っちゃう、千花さんのセンスには笑!
桃子さんは、マッドサイエンティストも良いと述べる時点で、相当の変わり者とわかりますね。
さらに菊美さんはといえば、「河辺さんのお嫁さん」と本気で言っているのが、何とも(^∀^;)
河辺さんは一応女性のはずですが、カッコよくて天然ジゴロっぽいですからね~。
などなど、アパートと学校での千花さんの生活風景が描かれた今回。
大家さんの謎っぷりも、住人や友人たちの個性も、そろって面白味になっている作品。
コミックス1巻が発売中ということで、もちろん今後も、楽しみです!
【コミックス1巻、ほやほや発売中~!】
●シネマちっくキネ子さん (ÖYSTER 先生)
自称映画監督な少女と、その助手になった青年による、シネマな日々。
自らを「映画カントク」と名乗る川島キネ子さん。
宮川大八くんを助手にして、映画を撮影しようと奮闘する姿が、
面白おかしく描かれるコメディ4コマ作品です。
今回は、朝起きるとゾンビがいた!? ・・・の巻。
はじめ映画撮影かと思ったキネ子さんでしたが、何やら様子がおかしい。
どうも本物らしい? と思ったとたんに泣き崩れるキネ子さん、可愛かった(^^;
そこへ慌ただしくやって来た大八くん、そして越前ハリウッ太くん。
3人で脱出のための策を練りますが、男性2名が、こういう時のために
ゾンビが町にあふれた妄想をしてきたとか言っていたのには、笑ってしまった(*゜´∀`゜)
「ゾンビ映画」をたくさん観てきたのが強みとか豪語してますけど、
そこから映画談議に入っちゃうあたり、マニアですよねえ。
着ぐるみ役者のくるみさんも加わって、本格ゾンビ対策の始まり始まり~!
というか、くるみさんが通るときの反応を見ていると、本物じゃない気がしますけどね(´▽`;)
などなど、ゾンビ映画さながらのホラー展開。
まあ、コミカルに描かれているので怖くはないのですが、
ホラーとコメディって、紙一重なところもありますからね。
そして、まさかの「つづく」ということで、このピンチをどう切り抜けてゆくのか・・・
コミックス1巻も発売中! ということで、今後も楽しみです!