2014年7月号
表紙は、てるてるぼーずをタイトルに引っ掛けるマキ。
背景が色とりどりのしずくになっていたり、
傘をさした佐倉&アキさんに、レインコートを着たあややさんと、梅雨のイメージですね。
今月の「1階と地下1階のはざまで賞」は、『どろんきゅー』!
喫茶店でバイトする佐倉さん、配達へ行くことになりましたが、その先は地下1階。
1階まで降りてきた佐倉さん、「イッカイ」というアナウンスがあったものの、
次に止まったのは、地下1階ではなく・・・ という4コマネタが面白かった!
1階と地下1階の間にある「カイ」が言葉遊びになっていて楽しく、
なおかつホラーチックだったのが、よかったですね~。
【6月7日、コミックス1巻・発売!】
●ピンポン☆ブー (藤島じゅん 先生)
クイズにかける男子高校生と仲間たちによる、ギャグ4コマ!
景二くんは、クイズ大好きな男子高校生。
クイズ甲子園に出場すべく、メンバー集めを始めることに・・・
と始まった本作も、個性派ぞろいのメンバーが集まりましたが、
今回は、クイズに必須のアイテム早押し機の修理を賭けて、クイズロボットと勝負!
ちなみに景二くんたちが負けると、みうさんがスッポンポンにされてサイズを測られるという
恐るべき賭けになっているのが面白い! がんばれ、クイズロボット「まなぶ君」!(ォィ
「まなぶ君」が、人類に対し危険な思想をもってたのは笑いましたが、クイズの実力は本物。
景二くんが問い読みに回ってしまったため、あややさんやみうさんでは歯が立たない状態!
しかも、唯一の戦力である佐原くんが戦意喪失(やる気なし)とあっては、勝ち目なし!?
という展開に緊張感・・・なんてあるわけもなく、慌てる様子や珍解答が面白かった!
さらに景二くん、そんな状況を打破すべく、
まさかの“力技”でねじふせるとか、いいのかこれ!!??Σ(^∀^;)
いやいやいや、強引すぎるでしょ~。 電研部の出盆さんも、押し切られてどうするの!
と、そんなこんなで、佐原くんの尊い犠牲により決着した勝負でしたが、
これでまた一歩、クイズ甲子園への道が開けたということで良いのでしょうか。
ついに、6月7日にコミックス1巻発売ということで、ますます今後も、楽しみです!
【ゲスト作品】
●オフィスの委員長ちゃん (佐野妙 先生)
あだ名「いんちょー」なOLさんのお話。
安在院蝶子さんは、小中高と委員長をやってきたような女性。
もちろんあだ名は「委員長」ということで、大学時代も真面目キャラ。
何とかイメージを変えようとするものの、社会人になっても変われない。
そんなOLさんを描いた4コマ作品になっています。
庶務課の新人OL・蝶子さん。
仕事の覚えも早く、きっちりしていて、手配万全。
ゆえにあだ名は「いんちょー」のままですが、本人はあまり呼ばれたくないようで・・・
そのため、ちょい悪を演じてはみるものの、まるで似合わないから面白い(^^;
また、ペアを組んでいる長見沢先輩は、お色気たっぷりで、マジメな蝶子さんとは好対照。
そんなコンビの凸凹具合も、見ていて楽しい作品になっています。
真面目だけど、真面目と言われるのは苦手な蝶子さん。
そういった気持ちもわからなくはないですが、その真面目さが魅力になっていますよね。
つづきに期待したいところです!
【最終回!】
●カブルモン (藤堂あきと 先生)
いよいよ、冬フェスの本番へ・・・
高沢さん、カブリモノをまとって緊張しているかと思いきや、
先輩に頼っていられないと、ずいぶんと頼もしくなっていますね~。
会場にいる竹内さんと合流しますが、
人の多さに押しつぶされそうになっている竹内さんを救ったり、
大勢の前でも堂々と「なりきっている」高沢さんは、
もはや以前とは比べ物にならないほど、立派になったと感じます。
そんな彼女の姿に魅せられる、竹内さんの表情がよかった!
そして、冬休みも明け、カブルモン部も新たなステージへ。
3年生は受験に入るということで、部長(代理)となったのが、古沢さんというのは納得。
新部員の勧誘について考えたり、先輩方は勉強に関して悩みがあったりと、
まだまだやることはいっぱいで、カブルモン部がつづいていくのだと
感じられるシメとなっていました。
はじめ、人とうまく話すこともできなかった高沢さん。
彼女がカブリモノと出会い、世界を広げることで、多くの人たちと交流し、
やがて自分も変わってゆく過程が、とても微笑ましく楽しむことのできた作品でした。
カブリモノは、えてして軽視されがちなものかもしれませんが、
そこに関わる人たちの真剣さは本物で、そうしたことをうかがい知れたのも魅力でしたね。
素川先輩に蜂須賀先輩、一二見さんに古沢さん、部外者ですが竹内さんと、
さまざまな人たちとの交流も、にぎやかでよかったですし、
もろもろ、楽しませていただきました!
なお、コミックス2巻は出ないらしく残念ですが、
何らかの形でまとめることがあるかも? とのことです。
●信長のおよめちゃん (大場玲耶 先生)
織田信長のおよめ(になる)濃姫さんを描いた4コマ作品も・・・ 最終回!
お濃さんの父・斎藤道三によって引き裂かれた2人の仲。
しかし、信長くんは彼女を取り戻そうと、決死の覚悟で会いに来ますが・・・?
といった感じの最終回。
お濃さんが抱いていたそれまでの恐れが、信長くんと会うことで解消しているのが良い感じ。
そしてラスボス・斎藤道三さんとの勝負も、今の信長くんでは勝ち目なし!?
しかし、そこで見せた彼の決意が、道三さんの心に響いたのか、
結局ハッピーエンドへ向かっていたのは、面白い所でありました。
などなど、最後は信長&お濃の関係が、回復しての最終回。
本作の面白かった点は、お濃さんが2重人格といいますか、2つの人格が同居していた点。
首飾りで抑制されているときは、天然おとなしめなのに、
首飾りを外すや否や、破天荒で活発すぎる性格になるというギャップ。
そして、この最終回では、互いに違った人格がいることを知り、
興味を持っていたのが、楽しかったですね。
いつか、お濃さんの2つの人格が「出会う」ことがあると、いっそう面白くなりそう。
そうした話も読んでみたかったのですが、今回でおしまい!
信長ではなく、お濃さんの方のキャラクターが面白味になっていた4コマ作品ということで、
なかなかに、楽しませていただきましたー!
【月間新人賞@まんがタイムスペシャル】
・犬山さんに異議あり! (プイケル 先生)
ちょっと変わった少女・犬山さんのお話。
登校時、犬山さんに慌てて声をかけるメイコさん。
それはなぜかというと、スカートがめくれて下着が丸見えになっていたからなのですが、
犬山さんは動じず、「セーフ」とか言っちゃう変わった少女(^^;
そんな犬山さんと友人メイコさんのやりとりが、楽しい4コマ作品になっています。
しかし、パンツ出したまんまで平然と会話しちゃう犬山さん、すごすぎー。
ようやくしまう理由も愉快でしたし、キャラクターがかなり面白みになっていそうですね。
つづきに期待です!