五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららミラク 感想①

2014年05月16日 | ◆4コマ誌④ まんがタイムきららミラク

2014年7月号

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 表紙は、『桜Trick』より、草花に埋もれて手つなぎの優&春香!

 緑の多いカラーが、初夏の訪れを感じさせますね~。 2人とも涼しげです。

 

 

 今月の「ちょっと怖かったで賞」は、『城下町のダンデライオン』より、葵さま!

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 葵さまの能力について、過去に起きた出来事が描かれていた今回。

 ふとしたことから自分の能力に違和感を覚えた葵さまが、人に試してみるシーンで、

 普通ならギャグになりそうなことなのに、命令に従ってしまう人のうつろな目と

 突拍子もない行動が、滑稽ながらも恐ろしさを感じさせていたのは、強烈でした。

 それが、この能力の怖さを印象付けてくれましたけど、

 それでも使用者が葵さまという点で、安心感があるのは幸いですね。 人徳ですわ。

 

 

 

【5月27日、コミックス1巻・発売!】

●シロクマと不明局 (あfろ 先生)

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 死んだ少女が煉獄で、配達やってます。

 唐突に死んでしまった女子高生・熊本チエコさん。

 ひょんなことから、天国と地獄の間にある煉獄へと迷い込み、

 そこで樋口一葉やマリー・アントワネットと出会って、集配局で働くことに・・・

 

 今回は、マリーさんが一目ぼれ!?

 といっても、対象はバイク! 限定モデルで高価なようで、入手が困難。

 こんな時のために「ちょちく」しておいた貯金箱を、頼りにするマリーさん可愛かったけど、

 さすがアントワネット様、浪費家らしい性格のようで、残金わずか(^^;

 

 そこで、スイカ売りをがんばることにするマリーさん。

 お客様のアイデアや、みんなの協力を得ながら、目標額へ近づいてゆきます。

 バイク屋店長の好意に微笑ましさを感じつつ、シャルロッテ起死回生の策には大笑い!

 煉獄という舞台で、手紙の集配人をしているチエコさんのお話ではありますが、

 今回は、マリーさんのバイク購入のため、様々な人が力を合わせる様子が面白かった。

 ついにコミックス1巻が、5月27日に発売! もちろん今後も、楽しみです!

 

 

 

【ゲスト作品】

●魔法鉄道のヨル (小守ゆきち 先生)

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 本好き少女が見た夢で、出会った少女は?

 熊野さんは、図書室を「どこでも行ける魔法の駅」と言うほどの本好き。

 そんな彼女が先生に勧められた本には、何やら不思議な秘密があって・・・

 

 中身が白紙の本。

 そこには「願いを書けば叶う」と書いてあり、さっそく試してみる熊野さん。

 しかし夢というには、妙に現実感のある無人駅で、ルトという少女と出会い、

 「この世界から出してくれる人間を待っていた」なんて言われて、何が何やら。

 そうした不可思議な展開が楽しませてくれますが、

 目をさました熊野さんが、現実世界で夢の中にいたルトと再会したことで、話は妙な方向へ。

 

 夢を叶えるためには、ルトに協力して、あることを行わなければならない。

 その際、ルトに体を貸すことになる熊野さん。

 といった風に、熊野&ルトの2人が願いを叶えるべく、戦うお話になりそうです。

 戦うといっても、ファンシーにコミカルなので、そのあたりは安心できそう。

 連続ゲストとのことで、次回も楽しみです!

 

 

 

●隣人リンク (原作:石見夕 先生/作画:よしだひでゆき 先生)

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 問題児たちを集めた部活の話。

 山田さんは、ボランティア部の部長になるよう(半強制的に)先生から頼まれ、

 さっそく部室へ向かいますが、そこにいたのは、問題児である3人の少女だった!

 

 と始まる4コマ作品。

 姫河雛璃さんは、高圧的なお嬢様。

 狒里灯さんは、授業中に居眠りばかりの脳筋ジャージ。

 犬山黒ヱさんは、魔女と呼ばれるサボタージュの常習者。

 そんな三者三様の問題児を相手に、気弱で泣き虫な山田さんが太刀打ちできるのか?

 

 なんて思っていたら、問題児とはいえ根はイイ人ばかりのようで、

 なんだかんだとボランティア部として活動しようとするのが面白い!

 ただ、バラバラな3人なので、山田さんが緩衝材のような存在になっていることや、

 財力・体力・知力といった三者三様の長所(?)も、バランスが良くて魅力になっていますね。

 そうしたキャラクターがくっきり分かれた少女たちが、わかりやすく面白味になっていますし、

 ぜひとも、つづきに期待です!

 

 

 

●メタコン! (40原 先生)

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 ロボと少女。

 すみれさんの母上がつくったロボット=メタルフレーム「かれん式2足歩行機Mark.1」。

 自分では操縦できないからと、娘のすみれさんを乗せることになりますが・・・

 

 といった感じのお話。

 ロボと少女というコンセプトが、まず目を引きますね、ロボがカッコイイですし。

 そして、まるで幼女のような外見の母上・かれんさんや、

 メカマニアの友人・サキさんにはさまれて、ロボに興味ないのに操縦させられるすみれさん。

 けれど自分で乗せておいて、操縦できることに嫉妬するかれんさんなど、色々楽しかった!

 

 ちなみに、ロボットはMF(メタルフレーム)と呼称されるようで、

 2足歩行は世界初というから、かれんさんの製造技術は、かなりのもの。

 まだロボットに乗った段階なので、とくに何をするというわけでもないようですが、

 連続ゲストの第1話とのことで、どのようなロボット話が繰り広げられるのか、楽しみです!

 

 

 

●竜の森の午後 (滝島朝香 先生)

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 森にすむ少女とケットシー、そして迷い込んだ少女のお話。

 川で釣りをしている少女ジルと、ケットシーのニケ。

 そんな中、森で倒れている少女を見つけ・・・・・・

 

 と始まるお話。

 はじめジルたちを警戒していた少女も、食事を提供され、

 やがて打ち解けたことで、ソフィーと名乗ります。

 森の守り人の代理人であるジル、ケットシー(妖精猫)のニケ、

 そしてワケありお嬢様っぽいソフィー、という妙な組み合わせの3者。

 そのやりとりが面白味になっていますね。 

 

 また、「竜の森」というのが特別な場所っぽいことや、

 ジルがなぜ「代理」なのか、ソフィーが森に来た理由など、気になる要素もありますし、

 ワイルドなジルと、お嬢様っぽいソフィーの関係、そして何よりファンタジー風の舞台と、

 興味を惹かれるポイントも色々。 3回連続ゲストとのことで、次回も楽しみです!

 

 

②へつづきます。