きちんとした感想書く時間がなさそうなので、思いつき記事でも・・・
と言っても、基本私は『ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ(ワンピース)』コミックス派なもので、
連載時すでに同じようなことが論じられていたりしているかも。
あまりよそ様の感想を読んだりしない（ネタばれ回避のため）もので、
その辺かぶったりしているやもしれませんが、ご容赦のほどを・・・
今までストーリー進行上では「死」が描かれなかった本作品で、「死」が描かれたことについて
・・・のようなことを書いています。 あんまり大したこと書けませんでしたが(-_-;)
以下、５９巻までのネタばれ含みます。
●現在進行のストーリーで「人の死」が描かれる
今まで本作品における主要な「人の死」は、回想でのみ描かれていました。
が、コミックス５９巻においては、主要人物２人もの「死」が描かれたのです。
雑誌インタビューにて作者の尾田先生が、
『ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ(ワンピース)』は少年のものであるべきと語り、
恋愛は描かず人の死はなるべく描かない、とおっしゃっていたらしいのですが、
そのなるべく描かないはずの「人の死」が現在進行ストーリーで２人も描かれたことは、
非常に大きな意味を持っているのではないか？と感じます。
・緊張感
単刀直入に言うと、それは今後の物語に緊張感を与える要素になりうるということです。
回想でない限り主要な登場人物には、戦闘はもちろん戦争の渦中にいてさえも、
「どうせ死なない」という一種の安心感がありました。（チョイ役やその他大勢はのぞく）
この安心感は余計なストレスを軽減してくれる反面、読者から「死」を予感させる緊張感
まで取り除いてしまい、物足りなさや“ゆるさ”を感じさせていたはずです。
このこと自体は賛否両論でしょうし、それが良いかどうかは好みの問題なのでしょうけども、
尾田先生の「少年向け」のスタンスはそうしたものであったのだということです。
しかし、５９巻にて「死」は描かれました。
尾田先生は「なるべく描かない」とおっしゃられたらしいので、絶対描かないということでも
なかったのだろうと思うのですが、現在進行ストーリーの上でそれが描かれたことは、
まちがいなく今後、「死」の予感を作品に付与することになるのです。
いつか、誰かが、どこかで、「死」ぬかもしれない・・・?!
これからの戦闘では、ゾロが死ぬかも？サンジが死ぬかも？ウソップが死ぬかも？
・・・という不安感がわきおこることとなり、そこに「戦い」への緊張感が生じてくる。
今後の強敵との戦いは、今までのそれとは一味違った感覚を味わえるようになるのかも
しれません。
といっても“麦わらの一味”であれば、そうやすやすと「死」んだりしないでしょうから、
そこは５９巻で落命した“白ひげ”やエースのような存在・・・たとえばシャンクスであったり、
ガープじいさんであったりする可能性もあるわけですね。
そうでなくとも、たとえばビビであったり盆暮れさんであったり、“麦わらの一味”と関わりが
深い人物も、今後は「死」の予感がつきまとうのかもしれないということなのでしょう。
ただ、「死」を「なるべく描かない」という尾田先生のスタンスは守られるでしょうから、
今後も安心感は健在であると考えます。
・読者のターゲット年齢を上げてきた・・・？
では、どうしてこのような「緊張感」を読者に感じさせるような展開にしてきたのか？
私は「読者のターゲット年齢を上げてきたのかも」と考えましたが、
たしか尾田先生は「読者が数年ごとに入れ替わる」ことを想定していて、
読者の年齢が上がってゆくことに合わせることはなく、ターゲットは常に「少年」である
と語っていたはずです。 なので、この思いつきは否定されますね。
となると、“偉大なる航路（グランドライン）”を半周し、“赤い土の大陸（レッドライン）”を越え、
“新世界”へ乗り込むであろう今後の展開を、「今までと違う」「甘くない」ものにするため・・・
と考えるのが自然でしょう。
つまり、「突っ走りますよ」という意志表明が含まれているのかな～、という気がします。
思いつきでテキトーなこと語りましたけど、
そんなこんなでパワーアップ間違いなしの『ＯＮＥ ＰＩＥＣＥ(ワンピース)』今後の展開、
楽しみで仕方ありません！
感想なども書きたいんですけどね。
余裕があれば色々書きたいです。