五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイム 感想①

2010年09月09日 | ◆4コマ誌② まんがタイム

2010年10月号

 『けいおん!』終わりましたね。 『PONG PONG PONG!』も終わりましたね。

 でも『チェルシー』も終わったし、『ねこみみぴんぐす』も終わるんですよ・・・寂しいな(;ー;)

 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 

 

●みそララ (宮原るり 先生)

 コミックス4巻、10月7日発売!

 前回、何やら不穏な気配がありましたが、

 今回、ウキウキ麦みそさんをテンションの底へ突き落とす、“クレーム”入りましたー!

 順調に終わったはずのお仕事に、苦情が入るイメージ=「落とし穴」の表現はウマいな~。

 

 問題点は、情報の伝達・確認、意思疎通。

 そして、その伝達・疎通を「妨害」していたのは、あの代理店営業さん。

 

 八方美人的というか、その場かぎりのお調子者、いわゆる「コウモリ野郎」なのもだけど、

 何よりも「最終確認を怠る」というのが、ちょっと考えられない問題点。

 あと、前回はマナーの酷さもあったし・・・いい加減すぎる印象です。

 

 ただ、八方美人的というのは仕方ないことでもありますし、こーゆーイエスマン的な人は

 自分に自信を持っているタイプの経営者・上役とは、相性いいのかもしれませんけどね。

 一番の問題は、情報の伝達・確認を怠ってしまったことでしょう。 麦みそさんは悪くない!

 

 

 けれど落ち込む麦みそさん。

 自分の文章が求められていなかったというか、「たかが文」としか見られていないこと、

 いい仕事したにも関わらず認められていない点に、大きく落ち込んでいた感じでしたね。

 

 でも大島さんのおっしゃる通り、「普通なら喜ばれる」レベルのお仕事してます麦みそさん。

 さらに、「麦田はクリエーターだった」という言葉には得心。

 いわば“マシーン”を求めた先方と、“クリエーター”だった当方との食い違いだったと・・・

 

 しかし、ここで落ち込む麦みそさんをねぎらうマース企画の面々。

 これが何とも温かい。 決して「ぬるく」はない、本当の温かさにあふれています。

 

 

 このあいだのエピソードでは「仕事仲間との不和・和解」が描かれていましたが、

 今回は「仕事先との齟齬」、そして「仕事仲間の信頼による救済・安心」が描かれています。

 

 いい仕事したからといって、必ずしも報われるわけではない。

 そんな中、それでも理解してくれる人たちがいる。 これがどれだけ心強いことか・・・

 しかもそれが、自分に向けられる信頼から発せられるものであるならば、

 それは何よりも大きな救いとなり、安心感をもたらしてくれるのだと思えます。

 

 チーフが語る「経験・評価・信頼」の話・・・「積まれる」という表現がいいなあ。

 大島さんをはじめ、あわわ、カジさん、そして梨絵さん、みんなに「積まれている」。

 もちろん、棚橋さんや社長にも・・・でしょうね。

 

 ラスト、梨絵さんのクールなフォローが、これまた粋でいいですね~。

 さらに枠外、「こんな日もある。でも仲間がいる。」の言葉が絶妙すぎます!

 

 今回、不穏な気配もありましたが、終わってみれば素晴らしいエピソードでした。

 そんな余韻を感じつつ・・・今後も楽しみです!

 

 

 

●PEACH!! (川島よしお 先生)

 広能と武田さんが、東京に来たー!

 東京ステーションホテルは、現在工事中で残念でしたね。

 たしかに、一度は泊まってみたいかも。

 

 今回、もてなす側になった岩井さん&相原さん。

 彼女たちの「桃の湯」での姿と、東京での身なりのギャップはやはりデカい!

 まあ、「桃の湯」での2人はそれだけ、くつろいでいるということなんでしょうね。

 

 しかし、もてなす側の岩井さん。 広能のご機嫌とるのがお上手で(^^;

 神田須田町の老舗の鍋料理屋って、どこなんでしょうかね? 行ったことある店かなあ??

 

 

 また【東京巡り】にて、相原さんの出身大学を見たがる武田さん。

 ここって・・・私が“通っていた”あそこかなあ?

 

 あ、通っていたというのは、「遊び」に通っていたということです。

 そこの近辺にあった大学に似ている気が・・・

 たまに、知人たちとキャンパスにまぎれこんだりしていました(ぉぃ

 たぶん同じところだと思うけど、似たような場所が他にもあるかもしれないし・・・

 

 それはともかく、あいかわらず山守先生が不遇だったのが悲しかったけど、

 なにより今回、「食」の描写が少なかったのが気になりましたね。

 

 

 本作品の魅力の1つは、美味しそうな「食」が美麗に、かつ豪快に描かれていること。

 ところが今回、鍋は出てきても、その中身が描かれない。

 いつもなら、食欲をそそる描写があってもおかしくないのですが・・・

 

 これはやはり、料理をつくったのが広能ではないこと、

 そして食べるのが岩井さんではないことが大きいのかなと感じます。

 この2人だからこそ「画になる」みたいなことなんでしょうかね。

 

 ただ、「食」の描写がなくとも、今回の東京話は楽しかった!

 いつもと違った岩井さん&相原さんもだけど、広能と武田さんもおもろかった。

 また東京に来てほしいな~。 そんな感じで、今後も楽しみです!

 

 

②へつづきます。